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Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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Oasis - Dig Out Your Soul 

 秋の快晴な天気でささやかな休日を満喫し、もちろんロック、と言うか音楽は身近にあるものなんだけど、さて何を…、と。ここの所懐かしいハードなサウンドを好んで聴いていたけど、さすがに三連休の三日目ともなるとようやくゆとりが出来てきてくつろいだ音楽に目を向けることになる。もちろん相変わらず多種多様の好みを縦横無尽に楽しむんだけど、そういえばオアシスの新作が出てたな、と。オアシスってやっぱ秋とか冬向けでしょ(笑)。いや、何となくね。

ディグ・アウト・ユア・ソウル(初回生産限定盤)(DVD付) ファミリアー・トゥ・ミリオンズ

 ついこないだリリースされた新作「ディグ・アウト・ユア・ソウル」だけど、15年選手にしてまだ7枚目くらいなんじゃない?これくらいのペースで丁度良いんだよね。聴く側からすると。最初は年一枚ってのがいいけどだんだん数年に一枚って感じで、途中ライブアルバムとかで間をつないでっていうのが一番聴きやすい。昨今の様々なバンドのリリース状況ではDVDも普通にリリースしてくるからもう追い付かないもんね。うん、だから、これくらい待ち望みましたってのが良いんじゃないかな。…とは云え、自分的にはそんなに滅茶苦茶ファンなワケじゃないから別に良いんだけどさ。

 一言で言うならば、力抜いてるな、ってトコか。これくらいの楽曲なら彼等の才能を持ってすれば瞬間的に作れるだろうから大して力入れて作ってないのがバレバレ。これで真剣に作りましたって言ったらこのバンド終わってる。いつも通りの予想できるメロディ展開と大して凝ってもいないアレンジと曲展開、言い換えるとデビュー時代に戻ったかのような楽曲でもあると云えるけど、そもそも音楽性は全く変わらないバンドなんだからどれだけ良いメロディとかを聴かせるかが肝なんだよな。

 とは云え、さすがにオアシス節は健在で、過去の多様なバンドの曲からパクリまくりながら自分達なりのグルーブで表現しているところは相変わらず。残念なのはドラムにはザック・スターキーが座っていないってことか。どうやらザ・フーの活動に専念するってことで脱退したらしいが、オアシス的にも残念だろう。CDの序盤から半ばくらいにかけては割と楽しめて聴けるんだけど、だんだんかったるくなってくる。なんか、どっかで聴いた曲ばかりが並ぶのは自分がオールドロックファンだからか。

 まぁ、秋の空に聴いている分には結構心地良かったりして悪くないんだけど、ちゃんと菊と不満いっぱい(笑)。ま、かなりのレベルでほざいているので一般論からしたら上出来、ってことにはなるんだろうね。

Cheap Trick - Heaven Tonight 

 ハードロックの形態にも色々あるよなぁと思わせるバンドはもちろんいくつもあったりして、昔はやっぱり滅茶苦茶男臭くてかっこよくないとダメってのがあったけど、だんだんとコダワリがなくなってきて(笑)、何でもいいのかな、というかそういうロックの表現方法もあるんだな、という感じに聴けるようになってきたのはある。ま、歳のせいかもしれないが、いつまでもこだわってるとチャンスを無くしてしまうのでそういうのも良いかと。だからと言うワケじゃないが、チープ・トリック。メンバー4人のウチ、二人はルックスも良く、女の子の人気もバッチリの美少年。残りの二人は体型もルックスもどうしてもコメディにしか見えないワケで、それに徹しているというバンド。

Heaven Tonight At Budokan

 1978年リリースの「Heaven Tonight」。チープ・トリック三枚目の作品でこの後に来日公演を行って名盤「At Budokan」をリリースして世界的なバンドになるワケだ。しかし、この「Heaven Tonight」っつうアルバムは正に脂の乗りまくった時期の作品で、最初の曲「Surrender」からして超ポップなハードロック。聴いたことある人はわかるようにいつの間にか口ずさんでいる、というような曲だもん。やっぱ好きだよね、こういうの。このアルバムのツアーで日本に来ているし、「At Budokan」もあるから馴染み深い曲が多く入っているのも「Heaven Tonight」を聴きやすいアルバムにしているところ。

 話逸れるけど、このバンドの音ってどこかT-Rexのマーク・ボラン的な雰囲気するのが多くない?いつも聴く度にそう思うんだけどさ、なんつうのか、軽いリズムっつうかメロディもだけど、マーク・ボランなんだよね。影響されてるとは到底思えないので偶然同じセンスなんだろうけど。

 そういえば今年の4月24日に一日だけの来日公演をやったんだよな。キャッチフレーズは「At Budokan Again!」って。「At Budokan」と同じ曲目で武道館でライブやりますっていう過剰告知でさ、いや、実はそのライブ行ったんだよね。期待して。そしたら案の定、そのままの曲をやるってことはなかった。だって「Flame」とかやってるんだからさ(笑)。ただ、ステージ冒頭とか最後とかはあのままだったので雰囲気的には正に30年後に甦った「At Budokan」ではあったね。客層ももちろんそれなりの年代でして、いや、楽しかったな。忘れてた(笑)。



Thin Lizzy - Live And Dangerous 

 ロックのライブ名盤を挙げる時に必ず入ってくるアルバムというのはあって、そのアルバムはもうほぼ固定されているんじゃないだろうか?多分誰でもが思い付くものが名盤として君臨しているのだ。ザ・フーの「Live at Leeds」やキッスの「Alive!」、UFOの「Strangers in the Night」やチープ・トリックの「At Budokan」など皆が皆なるほど、と思うものが多いハズ。ただ最近では発掘モノなども多くリリースされているのでそういったものまで含めるとかなりバラけてくるしマニアックになってくると思うので、あくまでも当時リリースされたものという前提だが。

Live and Dangerous ライヴ・アンド・デンジャラス

 シン・リジィのライブ名盤「Live and Dangerous」は1978年リリースの傑作。それこそライブ名盤には必ず入ってくるアルバムで、正に飛ぶ取り落とす勢いのシン・リジィを丸ごと収録したもので今聴いてももの凄い迫力とロックなライブ感が素晴らしいんだよね、これ。あまりにも熱くてグルーブ感があるので普通のスタジオ盤がつまらなくなってしまうくらい突出したライブアルバム。曲の構成も見事で、最初は飛ばしながらもペースダウンしたり泣かせてくれたり、そしてまた皆で楽しんだりとライブの醍醐味を見事に伝えてくれるアルバム。

 最初っから「Jailbreak」だからねぇ。燃えるよ、これは。ツインギター云々の語りはもう当たり前だけど、やっぱり最強と言わざるを得ないくらいのプレイでぶっとぶ。そのままの勢いで早速「Emerald」と来たらこれまた美しい旋律を奏でるツインギターのハードロック作品で燃えまくる(笑)。フィルのベースだって冴え渡っているし、圧巻というしかないもん。そんなハードなのが続いたと思ったら徐々にソフトなサウンドで会場を押さえていく曲順。「Rosalie」も割としっとりめだしね。そしてサックスが綺麗に響き渡る正にアイルランド風な曲「Dancing In the Moonlight」もシン・リジィらしい作品で、会場を和ませてくれている。ん〜、やっぱ余裕があるバンドは違う。キりがないな(笑)。次の「Massacre」はもうノリまくってしまうくらいのアレンジで堪らん。美しいハードロックってのはこういうのを言うんだよな、と。その美しさを違う形で表しているのが「Still In Love With You」という名バラード。

 ここから一気に終盤に向けてテンションを上げていく…「The Cowboy Song」でこれもまたアイルランド風に盛り上げていきながら「The Boys Are Back In Town」でしょ。もうねぇ、凄い展開で攻めてくる。このアルバム聴いてて飽きるとかつまらないとか言うのって多分ないんじゃないかな。今時のハードロック好きでも多分このライブ盤は楽しめるハズ。いや、これわからなかったらロック聴かない方が良いよ(笑)。ま、それくらいよくできてるライブアルバムでさ。まだ途中なんだけどそう思う。そしてこの後もまだまだ立て続けにハードでメロディアスなナンバーが来ますな。「Warrior」の期待させるイントロからツボにハマる引っ掛かるようなリフがこれもまた堪らん。ほぼ全編に渡ってツインギターの醍醐味をたっぷりと楽しませてもらえるね。サウンド的にもフィルがベースと歌でど真ん中にどっしりと構えていてサイドを二人が彩るというアンサンブルでさ。かっちょよいんだよもう。最後はお決まりの「Baby Drives Me Crazy」と「The Rocker」で大円団…。

 DVDでも「ライヴ・アンド・デンジャラス」っつうのが出ているんだけどこれはまた別のライブを収録しているのでアルバムと共に二度美味しい。発掘音源なんかも入れれば割と色々なライブが聴けるシン・リジィだけど、やっぱりフィル存命中に快心のリリースを果たした「Live and Dangerous」はそれらとは一線を画す出来映え。映像でも楽しみたいが、やっぱ音でライブを想像して楽しむのが良いね。正に傑作ライブ!



Rainbow - Long Live Rock'n Roll 

 70年代後期には80年代に繋がっていくバンドがいくつか出てきていたし、英国ではレインボウが圧倒的に評判となっていたワケで、この風潮は日本にも影響を及ぼしていたこともまた有名。その影響下からジャパメタブームが発足したと言っても過言ではない。もっともNWOBHMブームの走りも見えていたという時代ではあったので世界的にハードでシャープなロックが注目されたというところか。

バビロンの城門(アーチ)(紙ジャケット仕様) レインボー・オン・ステージ(紙ジャケット仕様)

 リッチー、ディオ、コージーの三人によるレインボウのアルバム「バビロンの城門」。1978年リリースだから既に30年前の作品。多分思い入れの強い人が多いだろうし、擦り切れるほど聴いていた人も多いアルバムだと思う。自分的にはそうでもないけど、やっぱレインボウだからなぁ。

 最近の作品を聴いている人からしたらエラク音の悪いアルバムって聞こえるんじゃないかな。もう少しレコーディングに気を遣ってもらいたいものだが…。しかし音の中味的にはさすがに70年代の音という感じで、重い。コージーのドラムがシンプルで重くなっていて、あぁコージーファンってこういうの好きだろうなぁ〜と思うくらいにかっこよい。ドラムがここまで主張するのも珍しいよね。そこにディオの絞り上げるようなボーカルが乗っかるので正にHR/HMの元祖的な要素が詰まっているのだ。もちろんリッチーのプレイもあるが、基本ストラトなの粒の粗い歪んだギターってことでちと軽めに聞こえるのはレスポール系のギタリストばかりを聴いていたせいかもしれない。

 曲的にはねぇ…、どうなんだろ?圧倒的に「Gates of Babylon」「Kill the King」の人気が高くてそりゃそうなんだろうと思うが、もちろん「Long Live R&R」なんてのも人気ある。その合間合間に入れられた曲は割とポップ的な志向があって後にアメリカナイズされる兆候かもしれない。このアルバムにはヨーロッパ的に長い楽曲ってほとんどないしね。「Gates of Babylon」くらいかな、ヨーロッパな雰囲気出してるのは。ギターソロとかもそういう雰囲気しっかり出てるし、オーケストレーションも雰囲気あるから、やっぱり人気が高い曲なのは理解するでしょ。後は割と軽快…。しかしこのノリは凄いな。リッチーのリフは単純なものなんだけどグルーブがもの凄くて、多分それはコージーの力も大きいんだが、聴いてすぐにかっこいい〜って思えるグルーブだから皆飛びつくのだ。あと、結構トリッキーなフレージングを編み出して弾いているのも面白い。ついでにベースもリッチーが弾いているのでバンドのグルーブ感が一体となっているのは当たり前なのかもしれない。「The Shed」ではここぞとばかりにリッチーのギターソロプレイから始められる曲で、ギターキッズのハートを擽るところだ。

 このアルバムでロニー・ジェイムズ・ディオは脱退して次の「ダウン・トゥ・アース」ではグラハム・ボネットが参加するということとなるが、レベル感としてはこのアルバムまでが凄く英国的HRバンドとして面白い頃。以降はちょっと方向が変わっていったのでファンも割と離れていったしさ。



Van Halen - Van Halen II 

 1970年代末、新世代のギターヒーローが彗星の如く現れることで直後のLAメタルブームやHR/HMブームによる高速ギタリストを量産することになったエディ・ヴァン・ヘイレン率いるヴァン・ヘイレン。今聴いてもちっとも古く感じさせない楽曲センスとギタープレイは時代を先取っていた証拠でもあるか。…などと宣ってみたが、何とはなしにヘヴィなモノを聴きたいという欲から、すっかりコイツを忘れていたとばかりに取り出して聴く。

伝説の爆撃機(紙ジャケ) Van Halen

 1979年リリースのセカンドアルバム「伝説の爆撃機」。ファーストアルバム「Van Halen」で衝撃的なインパクトを市場に与えて一躍ヒーローの座に躍り出たエディのギターだが、そのまんまのアルバム構成と楽曲の雰囲気で創り上げられたセカンドアルバム。ジャケットもシンプルに仕立てたもので、もちろん四人での制作によるもの。なんつうか、アメリカンな空気は彼等の特徴でもあるくせにどこか暗い雰囲気を持っているのはジャケットによるところが大きいんじゃないかと。ま、それはともかくアルバム的な印象ではかなりコーラスワークが増えていて、その分パワーが前に出てくる。それもいやらしくない程度に迫ってくるのでクイーンなどとはちと違う。音はもちろんエディのマーシャル直結に近い音で複雑なワザは特になく、シンプルなギターリフが多いからストレートにかっこよさが伝わってくるね。ただギターソロはやっぱりとんでもない(笑)。

 意外と捨て曲もなくって、レベルが高い作品。の割にあまり人気がないってのも不思議だけど、カラッと騒いでいて楽しいよ、これ。ノリも良いしップだし。「Somebody Get Me A Doctor」とか面白い。しかしギタリスト諸氏にとってみると「Spanish Fly」の驚愕さはやはり異常。楽曲の複雑さはないからマニアックに楽しむことはないけど、ギターキッズは虜になるバンドだな。やっぱデイヴの歌がこのバンドには似合う。オーバーダビングもほとんどなくって生々しいバンドのサウンドで迫ってくるこのアルバム、割と名盤の雰囲気。

 紙ジャケでリマスター盤で出てるみたいでリマスター盤を聴いたんだけどかなり音がくっきりしていてなかなかよろしい。このまま「1984」までは揃えて聴きたいところだね。

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