Foghatと言うバンドはどちらかというと活動の場を完全にアメリカに置いていたため、アメリカンバンドとして聞かれることが多いし、実際バンドのサウンドはかなりアメリカナイズされた音で、アメリカ人が好みそうなロックをやっていたのも事実。それは彼等の代表作ともなっている「Foghat Live」を聴けば一発でわかるし、このブギー感はもしかしたら史上最強かもしれない。T-Rexのブギあたりとは雲泥の差があるグルーブ感を持っているね。で、このライブアルバム、曲数が少なくてCDデジタルリマスター盤あたりで70分くらいに拡張したバージョンがリリースされても良いと思うんだけどね、出てないのかな、と思ったらあった(笑)。コレね。ブギの最高峰とも言える「Fool For The City」で幕を開けて、初期の彼等の得意技でもあった古いブルースナンバーのハードブギバージョンの筆頭とも言える「I Just Want To Make Love To You」…そうストーンズなんかもやってるアレなんだけどさ、凄い解釈で面白いんだよな。この辺はベスト盤あたりでも聴けるんだけどチャック・ベリーの「Maybelline」とかもえらくかっちょいい解釈でやっててさ、その辺で驚くのはこのライブ盤でも入ってるんだけど「Honey Hush」だね。Savoy Brownでもやってる曲なので同じかなと思ったら大間違い。なんと、日本のサンハウスばりにパクりの上手いトコロで、「Train Kept A Rollin'」のバッキングに独自解釈の歌詞を被せたもので、面白い。途中の展開なんかは独自なんだけど、こういうアイディアが良いなぁと。実はもっともっとメジャーになっていくべきバンドだったし、サウンドもやっぱりオリジナリティのあるものなので割とオススメ感あるなぁ。ブギってどんなん?ってのをきちんと実現しているし、わかりやすいし、キャッチーな部分もあってハマれると思うよね。
デビューアルバムから二作目あたりまではどちらかというとヘヴィーなロックをひたすら演奏するバンドで英国的ではあるものの、まだまだパッとした華やかさはないものだったが前作「Look At Yourself」で新たな方向性を確立しで、更に「Demons & Wizards」ではもうちょっとポップさを兼ね添えて、且つ英国的旋律の美しさが際立ってきた洗練されつつある過度期の様相が聴いて取れる。オープニングを飾る「Wizard」は正にブリティッシュと云う感じの音色がするアコースティックギターの美しきサウンドから始まり、センスの磨かれ方を感じるね。で、打って変わって2曲目「Traveller In Time」では冒頭のイントロからハードロック全快!と思いきや楽曲そのものは実に英国的な展開をいくつも持ったナイスな曲で、このリフ良いね。そしたらいきなりハードなリフの「Easy Livin'」が始まってさ、コレ、ものすごくヒープ的な曲で、いわゆるブギ調なんだけど全くハネない(笑)。正にヒープの特徴だよね。ケン・ヘンズレーの鍵盤がそうさせているのか単にハネるリズムをジャストに押さえているのかわかんないんだけど、とにかくどのヒープのアルバム聴いてもこういう曲調が必ず幾つか入っていて、ヒープらしさを出してる。んな曲調の中でもこの曲は特に好きだなぁ。なんつうか・・・ただひたすらクビを前に振るだけ、みたいな(笑)。そういうとこ、ヒープって男臭いバンドのひとつだと思う。
4曲目「Poet's Justice」ではもうクィーンばりのコーラスワークから始まってさ、結構このバンドもウィッシュボーン・アッシュにしてもバークレイ・ジェイムス・ハーベストにしてもコーラスワークが美しいんだよな。これも英国ならではのセンスで良い。「Circle of Hands」はヒープのもう一つの側面を映し出したオルガンロックの代表的なサウンドで叙情性を持った作品。ベースもギターも鍵盤も歌も全てが調和したバランスの良い曲なので聴いていて感動を味わえるね。本作のレコード時代のB面に収録された曲はホント素晴らしい曲ばっかりでさ、でもB面だけ聴くと物足りないから結局A面から一気に聴くんだけど、よく出来てるよ、ホント。・・・とまあアレコレ書いているんだけど、やっぱりこのアルバムの良さを象徴しているのはラスト二曲「Paradise」「The Spell」でしょっ!バンド単位だけで演奏しているので荘厳さはないのが残念だけど、それでもしっかりと叙情性とスケールの大きさ、懐の広さをしっかりと提示しているし、もちろん英国的美しさも自然に表現されている素晴らしい出来映え。この二曲でヒープにハマったんだよな・・・。アルバム「Look At Yourself」に収録されている「July Morning」と共に惚れ惚れする楽曲郡。オーケストレーションとか入っていればもっと壮大なものになったんだろうけど、そうじゃないところがヒープ的でいいんだろうな。
[このアルバム大好き!] by papini
このアルバム、ジャケも好き。 おまけにケン・ヘンズレーも好き(笑 「The wizard」もいいんだけど、アタシはやっぱり「Easy livin'」。
>ブギ調なのに全くハネない >ただクビを前に振るだけ
ヒープはまさに、それでしょ?(笑
[またまた懐かしいですね〜] by giantmacs
「対自核」と「悪魔と魔法使い」の2枚は結構聞きました。勿論リアルタイムではなく、77年くらいだったかな。A3の「安息の日々」が好きでコピーしたりもしました。当時レコード会社はPurpleみたいに売り出したかったんだけど、大化けする事はなかったんですよね;結構気合いの入ったコピーをつけてたりしてた記憶はあるんだけど...。 私もあんまり追っかけなかったバンドだけど、このアルバムは名盤ですよね。
[例によって] by maeashi恵
ほとんど知らないのですが、ロック・ザ・ルーツでちらっと見た時 「どこを見て歌ってるんだろう?」と思わせてくれる妙な雰囲気がありました。 (^。^)
[コメント感謝です] by フレ
>papiniさん やっぱり食いついた(笑)。嬉しいな。「Easy Livin'」ってアタマから離れないリフなんで、昔はヒープのあれ、こんなリフのヤツってなんだっけ?とか言って訊いてた(笑)。なんでだろうね、あの心地良さは。やっぱ正にソレ、だから!?
ま、それよりもB面のオープニングを飾る「The King Will Come」でしょう。ツインギターとは何ぞや、解:この曲を聴け、だな。何も言うことのない名曲中の名曲、美しさや完成度、音色、アレンジ、どれを取っても最高に作られた楽曲の一つですが、やっぱりギターによる曲の隙間に入ってくるメロディープレイが素晴らしくって、曲の一部になっている。そのままソロに入るのでやっぱり曲の一部として完璧に出来上がったものしか聴けないでしょう。ギタリスト諸氏、コピーすべし。うむ。次の「Leaf And Stream」は息抜きの作品になってしまいがちなんですが、もちろん自分もそうです(笑)。だってさ、その次が「Warrior」なんだもん。先の「The King Will Come」にも匹敵する完璧な楽曲で、これも最高の一曲なワケだ。ツインギターってのも含めて、美しさと壮大さ、アルバムジャケットに象徴されるスケールの大きなイメージはこの曲で完成を見るっていう感じですね。聖歌にも聞こえるコーラスの荘厳さとエモーショナルなギター…、あかん、いくら書いても書ききれない素晴らしさが有りすぎる(笑)。聴いたことない人いたら、絶対損してるだろうなって思う。あ、最後の「Throw Down The Sword」も言うことないです。もう完璧…、これが全てっていうくらいに凝縮された作品。
[] by SAMARQAND
Wishbone Ashのアルバムの中ではこれが一番好きです。このアルバムを初めて聴いた時は、既にプログレやフュージョンもかじっていたので、衝撃でした。軟弱になったWishbone Ashしか知らなかったので、昔はこんな良いアルバムを創っていたのかと感心したものです。
[うーん] by giantmacs
それにしても、フレさんて渋いところを突いてきますね〜何者ですか?(笑) 昔、渋谷陽一がヤングジョッキーという番組でロック講座というものをやったんだけど、僕はその番組で初めてウィッシュボーンを知ったんだけど、聞いたのがWarrior。だから、この曲が忘れられないですね。勿論、The King Will Comeも大好きです。 ですが、僕はちょっと変わっていてメンバーチェンジ後のNew Englandというアルバムが好きです。Lorelei/Outward Boundのシングル版も買ってよく聞いてましたー。
[Argus大好き!] by 千里
フレさん、相変わらず素晴らしいレビューですね。読んでいるとそれぞれの曲がリアルに耳に響いてくるようです。
[これは名盤中の名盤] by papini
こんにちは、フレさん♪ こいつは文句付けようがない名盤。 珍しいなぁ、フレさんがど真ん中の名盤って(笑 でもアタシは、ウィッシュボーンこれしか持ってない(汗 特にこのアルバムの「The King Will Come」が一番好き♪ めっちゃくちゃ聴いてたなぁ。
[リーフ・アンド・ストリーム(続き)] by 吉岡登美雄
あっ、大事な事をわすれてました。「アーガス」のハイライトは、「リーフ・アンド・ストリーム」です。「キング・ ウイル・カム」と「ウォーリア−」との間の曲。ライブでは、すっとばされてますが、「この曲」がLPでのB面 を引き立たせているのだ。(うん、声だかに言おうでは ないか)アンディ・パウエル氏の「ソロ」が何とも言えず 「綺麗な」「素敵な」フレーズです。(案外、こういうプレーンなサウンドを出すのが、難しいんだな)他の曲を 引き立たせる「静かな」曲こそ、評価するに値すると 思う。
[TBありがとうございました!] by ocean
僕も初めて聞いたときは、ん?って感じでしたが、2nd,1stと遡りこのアルバムを聴き直したときに嵌りました♪
[アッシュ大好き] by くに
永遠の不安、ニューイングランド、ジャストテスティング等、後期の作品もいいですよ。どんな作品にもなぜかどこかに英国の香りが漂ってますよね。惚れまくってます。いまだに。
[>くにさん] by フレ
大英帝国の誇りとはよく云ったもんです。後期もしっかり英国なんですけど、途中からなぁ…、今はまた英国に戻ってるみたいでよかよか♪
[消えたUFOの謎] by hermit
2002年リリースのUS盤からUFOが消えてるんですよ! でも日本盤にはUFOがちゃんと描かれているんですよ!
何故に???
[1972年] by zagan
なんだか大変な年だったんだ。。。 名盤、目白押し。
[どもども♪] by フレ
>hermitさん そうなんですよ。US盤のCDではUFO消えてしまったので笑ったんですが、やっぱりアメリカ人の大雑把な性格がアートディレクションを全く無視してしまうと言うことでしょうねぇ。日本人はマメなのでしっかりとオリジナルに忠実に再現したってトコでしょうか。
>Zaganさん 名盤、目白押し、です。このあたりは。よかったなぁ〜。
[ウレシイ] by Yuta
ハジメマシテ。私は50間際のおっさんですが、こんなにウィッシュボーンアッシュを知っている人がいるというのを知ってとても嬉しいです。 私はテッド・ターナーのいる初期も好きですがローリー・ワイズフィールドのソロも大好きです。 でもバンドがJustTestingのあとにマーチンを首にしたというのを知って驚きました。 ちなみにLIVE DATE IIもお薦めです。 それじゃ。
[>Yutaさん] by フレ
ども♪これくらいのバンドになるとやっぱり今でもファンはできてきますし、それだけの名盤ですからねぇ。そして何よりもリアルタイム世代の人には圧倒的に尊敬の念を抱くのみで…、これからもがしがしリアルなお話お聞かせ下さい。
誰が参加してる、とか全然分からないんだけど(笑
単純にこのライブ盤は大好き。
誰かに教えてもらったんだよね、最初。
「踊れるロックだぞ」って教えてもらった(笑
このリズム感ってすごいよなぁ・・・って思ったけど
そんなこと考えるより、楽しんだ方がいいじゃん(笑
だから単純に楽しみたいときってこれかけることすごく多いなぁ。
何だかよくわかんないけど、すごく元気になれる(笑
聴いてるとギターが弾きたくなります。(弾けませんが)
もう一方のブギーの雄、Q様もよろしくお願いします。
フォガット!
音楽を知れば知るほど、ブギーって深いと思います。
今考えると、ステイタス・クォーなども王道かしら。。?
ありがとう!フォガットやっと出たあ(笑)フォガットは陽だけど、ステイタス・クォーはどう見ても陰のブギーと思いません?・・・と皆さんと同じく次にふっておこう!S.Tは、今回入れると浮くよね。
>papiniさん
そういうロックの聴き方って良いね。ロックは楽しむモノっていうのは重要だもん。確かにさ、腰が動くリズムで元気になれる(笑)。
>R&R Fableさん
そうですねぇ。意外とシンプルに弾けてしまうものが多そうです…。Qですか、がんばります(笑)。
>ママロックさん
ブギーってひとつの特技ですよね。なかなかきちんとそれを打ち出せるバンドってないし、深いのかもしれません。うん。
>evergreenさん
Fってコレでよかった?S,TもQも検討しま〜す♪
P.S.
リクエストでレビュー書くっていうのも良いかもしれんな…。