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フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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Draconian - Turning Season Within 

 タワレココーナー展開にあれこれと一緒に置いてあったのでついでにと思って聴いてみたのが、スウェーデンのドゥーム系男女ボーカルメタルゴシックバンド、とかいう触れ込みのドラコニアンっつうバンド。う〜ん、名前だけはゴシックにハマっていた時に見たことあるけどオトコのデス声なんていらん、と思って全然手を出していなかったバンドだったので、これを機にちょろっと手を出してみるかと挑戦。

Turning Season Within The Burning Halo

 こないだリリースされた新作「Turning Season Within」が4枚目?なのかな。これくらいってのはバンドにとっても成熟してくる頃なので大体3枚目とか4枚目ってのは名作になることが多いんだけど、このバンドもこの例に漏れずかなり出来映えは良いとの評が多い。とすると、これで自分に合わなきゃやっぱダメってことだよなぁと考えながら聴いてみると…、おぉぉ〜、初っ端から美しいお姉ちゃんの歌声で、しかも正にエンジェルボイスに相応しい透明感ではないか。しかも曲調は正しくヨーロッパの香りがプンプン漂ってきて、やはりこういうのがこの手の音楽の醍醐味だねぇ〜なんて舞い上がっていたらいきなりデス声が(笑)。まぁ、随分とこういう声にも慣れてきたんだけど人様にオススメするようなものではないのは確かだ。…とは云え、作品的に聴くとこの男女の対比っつうのはその世界を紡ぎ出すには良い手法なんだろうな。世界観はよく表れているし、その世界に入ってしまえば見事にその美しさに惹かれてしまう、そんなサウンドの完成度の高さは圧倒的かもしれない。

 ヨーロッパ的荘厳さと様式美、そして決して勢いやパワーだけではない芸術性が底辺に走っているので、優雅にアルバムが聴けるのが好きだね。例えそれがこういうドゥーム系バンドだとしてもその世界観は変わらない、正に大陸的なゆとりがないと出てこない音。そしてこのドラコニアンというバンドもスウェーデンでの位置付けはどんなものなのか知らないけど、レベルはかなり高いでしょう。テクニック面ではなくって音の作りがね。

 …とは言ってもやっぱりあのデス声は好きじゃないなぁ…。世界観は良いんだけどねぇ…、とちょっと残念な気持ちもあってまた違う世界に飛び込むのだろう、きっと(笑)。

Eyes Set To Kill - Reach 

 CD時代になってもアルバムジャケットのインパクトはあるものはある…、まぁ、やはりアメリカのバンドのジャケットというのはそれほどアート的な要素が強いのは多くないんだけど、それでも目を引くものはあってさ、先日のタワレコでコーナー展開されていた中に目立ったのがこれ。

Reach

 Eyes Set To Killっつうバンドで、男女混合編成のアリゾナ州のバンドらしくって、この「Reach」が二枚目だとか。ファーストからは女性ボーカルが脱退してしまったらしく、今回はギタリストのお姉ちゃんが歌っていて、なかなかキュートでよろしい。

 しかし、面白い試みがいっぱいあるんだなぁ。ゴシックメタルの世界ではデス声と呼ばれていたものがアメリカに渡ると何故かスクリーモ(咆哮)と呼ばれていて、まぁ、同じくデス声なんだけど、キュートで可愛い歌声とその咆哮声が入り混じってトーンを作ると言う感じか。ヨーロッパではそれが美しさと野獣という対比を醸し出すんだけど、そういうのではなくって単に入り混じっている感じ。まぁ、邪魔っちゃぁ邪魔なんだけど、もっと明るい感じで叫んでいるのでいいか、って(笑)。

 それでいてこのバンド、どんなんかと言うとだ、やっぱりエラクハードでヘヴィな音の上に可愛く歌声が乗っかり、先ほどのスクリーモ声も思い切り全面に出ているのでツインボーカルに等しい。ただ、女の子の声が可愛らしいので曲のヘヴィさとは裏腹にかなり聴きやすいし、洗練されているのはアメリカならではのセンス。もちろん何回か聴いて飽きてしまう部分はあるけど、悪くないアルバムで、ヨーロッパの一連のゴシックメタル系とはかなり異なっていてアメリカのラウドロックに女性が進出してきたと言うような感じが強い音作りかね。

Fireflight - Unbreakable 

 久々にタワレコに顔を出してみると相変わらずプッシュプッシュのバンドコーナーが展開されていて、情報満載♪ その一角を見ると何やらアメリカ出身のゴシックメタル風バンドがいくつか展示されていて、なんのことはないヨーロッパでは標準化?されたゴシックメタルというジャンルをエヴァネッセンスがアメリカに持ち込み、ラウド&女性歌モノってとこでヨーロッパのそれとは大きく異なる独特のジャンルを形成していったのだが、それに釣られていくつかのバンドが発掘されていて、その延長上で展開されていったバンドが新作をリリースしていったことでコーナー展開していたらしい。まぁ、中にはフィンランドのHIMとかもあったので一慨にゴシックとも言い切れないんだけどね。

Unbreakable The Healing of Harms

 んで試聴してみるとなるほど、こういう風に進化したのか…とそれなりに感心して、更にその独自性には驚きすら覚えたが、ファイアーフライトというバンドのセカンドアルバム「Unbreakable」。ジャケットからしてどこか陰鬱…でもないけど、ちょっと気になる印象で、女性歌ものってことなので余計にね、気になって聴いてみるんだけど、いや、これがまたヨーロッパで聴かれるゴシックメタルの陰鬱で荘厳な、という世界とはかけ離れていて、そこがアメリカ、しかもこの人達フロリダ出身っていうから驚く。あの脳天気なフロリダからどうしてこんなのが出てくる?みたいな(笑)。

 そうだね、音的にはヘヴィーなギターをバックに可愛いお姉ちゃんが歌っているってことでエヴァネッセンス的ではあるけど、歌メロは完全にポップスだから非常に聴きやすい。ついでにファーストアルバム「The Healing of Harms」も聴いたんだけど、どちらも結構なクオリティを保っていて、聴かないと損、とは思わないけど聴いてみても面白いかな、というくらいの出来映えじゃないかな。突出してヒットに繋がるような曲がないから何とも云えないけど、まぁ、悪くない。伸び伸びと歌う歌声が心地良いし、ギターのヘヴィネスさも個人的には結構よろしいと思うし、曲自体もよく練られているし。それでもどこか不満が残るのは多分荘厳さが足りなくてどうしても大衆向けのサウンドになってるからかな。とは云え、今のジャンル分けには割と属しにくい音かもしれない。


Stream of Passion - Embrace the Storm  

 一連のフィメールボーカルゴシックメタル系バンドは漁ったかなぁと思っていたんだけどやっぱりツウな道に入っていくと色々と出てくるもんだねぇ。その中でも別にツウでなくてもぶち当たるハズでもあったバンドに当たったのでとりあえず聴いてみることに。

Embrace the Storm Live in the Real World

 ストリーム・オブ・パッション=通称SoPですか。オランダ人がリーダーでメキシコやらアメリカやらの人間を集めて女性の歌い手二人とギターも女性という配置で行っている再度プロジェクトっつうかセッションバンドっつうか、実態はよくわかんないけどとにかくCDとDVDが出ているのだ。まだDVD全部見ていないので思い切り書けないけど、YouTubeで見る限りはもの凄く絵的にも良いし音的にも好みだなぁと。簡単に言うならばメロウキャンドルの二人の歌い手が今の時代でゴシックメタルをバックに歌ったらこうなるんじゃないか、っつう感じの浮游感というか天使感があって、そういう意味ではプログレ好きにも受け入れられやすいバンドだと思う。もちろん様式美とシンフォニックも持ち合わせているし、ギターもかなり綺麗に鳴っている。更に曲構成もしっかりと練られているので、普通にパーマネントでバンドやってアルバム出している連中よりもよっぽど素晴らしい作品を出しているってのが凄い。

 CDでは「Embrace the Storm」が2005年にリリースされていて、ジャケットも結構そそられる写真でよろしい。そして2006年にはDVD「Live in the Real World」がリリースされているワケだな。ここで演奏されているのはこのファーストアルバムからの曲とメンバーそれぞれが属しているバンドの曲を持ち込んでいるらしい。そこまでまだ手が回っていないのでこれからそれらの元曲探しに行かないといけないんだろうなぁ。

 しかしこの歌声、結構ハマるなぁ。音的にもアレンジ的にも結構ツボにハマる作品で、ポップな歌メロとかはなくってひたすらゴシックメタルに天使の歌声的なメロディが乗っかるんだけど、う〜ん、まだまだ楽しめそうなバンド♪しかも綺麗所が揃っているのでDVD「Live in the Real World」もしっかりと入手しないといかんね。

Lacuna Coil - Loud Park 07 Live 

 最近興味を持ったばかりなので今までもちろんライブなんて見ることもなかったゴシックメタル系のバンド。ついこないだの7月にはWithin Temptationが来ていたので、凄く見逃した気分なんだけどねぇ…。まぁ、しょうがない。ターヤ姫の在籍していたNightwishも見たかったなぁ…。などと色々と思いはよぎるものの、とりあえず、今回はラウドパーク参戦で、他のバンドと合わせて見れることでラッキーって思ったのがLacuna Coil。単独では多分見に行かないだろうけど、こういうので見れるのなら見るね、っていう微妙な位置付けなのだ。

Comalies Karmacode
Lacuna Coil - Karmacode Karmacode
Lacuna Coil - Comalies Comalies

 いやぁ、驚いた。CDで聴いている分には結構軽めでメロディアスっていう印象なんだけど、ライブになるとこんなに重い音になるのか?ってくらい重い音だった。そして全員がやはりメタル好きなんだろうなぁ、曲が始まるとメンバー全員がヘッドバンキングしているから面白くて…もちろんボーカルのクリスティーナ嬢も小さなカラダで思い切りヘヴィメタラーしていてさ、しかもキュートな格好でそれしてるもんだからなかなか可愛らしい。が、顔を見るとやっぱりイタリア人のパーツがデカイ顔しているので日本で言うところの可愛いというのとは違うな(笑)。いや、それはまぁ良いのだが…、プレイされたのはもう「Comalies」「Karmacode」の二枚のアルバムからの曲ばかりでこれもまた一時間弱くらいの出演だったので思い切りノリの良いナンバーばかり演奏していたってトコかな。

 うん、なんでこんなにCDと印象が違うのかと思ってよく見てたらギタリストは二人とも7弦ギターだし、ベースは5弦ベースだったので、確かに普通に弾いたら重くなるわな、と思った。でも圧倒的に迫力があったし、さすがにアメリカ進出で実績を上げただけはあるバンドっていう感じだったな。かっこよかった。

Nightwish - Dark Passion Play 

 インターネットによるニューアルバムの先行流出っつうのはどうしようもないものなのかなと思うくらいにアーティストの新作音源がCDリリース前にネット上で転がっているっていう状況。ミュージシャン側からしたらとんでもないこと、なのか早めのプロモーションとして捉えるのか…、とは云え、どう考えても関係者周辺の人間じゃなきゃアップできないものだろうし、そういう管理体制の問題っていうことなのかな。狙ってるっつうのもあるんだろうけど…例えばプロモ用に宣伝を入れてネットに流せばとにかく広がる速度は速いので瞬時にして宣伝ができると言うものではあるが。

Dark Passion Play Amaranth

 ターヤ嬢が脱退した後にシングル「Amaranth」をリリースしてアネット姫の歌声を世間に知らせたナイトウィッシュだが、9月末にリリースされるフルアルバムの中身をたまたまネットで拾ってきて聴けたのでさっさとレビューしちゃおう〜ってことだが、簡単に手に入らない状況じゃしょうがないよな…。まぁ、いいか。

 「ダーク・パッション・プレイ

 最初から14分にも渡る大曲で、これがまたキャッチーなメロディも押さえているので全然聴きにくいとかはなくって音が出てくると、それだけでナイトウィッシュの音、ってのが明確にわかる。こんなにバンドの音がわかるっつうのもなかなかないので、その新鮮さに驚いた。そして、そしてアネット姫の歌声…。うん…、やっぱターヤ嬢はとんでもなく凄かったんだ、と実感。アネット姫の歌声はあまりにも普通過ぎてナイトウィッシュの強烈なオーケストレーションと様式美を打ち出したサウンドの洪水に完全に食われている…。ターヤ嬢だったらこれも凄くかっこよいアルバムに仕上がってただろうなぁと思うくらい楽曲のレベルと音楽は素晴らしいもので、75分フルにその音世界を創り上げてくれてるもん。それだけに歌の弱さが露呈してしまって、なかなかこれでファンを納得させるのは難しいんじゃない?ま、認めるしかないんだろうけど。

 またCDがきちんとリリースされた時にちゃんと書くかもしれないけど…、アルバムとしては悪くないのだけは云える。相変わらず激しくて美しい世界だしね、好みは好み♪

Female Gothic Metal 

 う〜ん、ここのトコロ二週間以上に渡って女性ボーカルもののゴシックメタルバンド系を取り上げてきたんだけど、70年代英国ロックが基本だった自分的には実に新たなる世界とジャンルで、ロックはまだまだ進化しているんだなぁと驚きと感動を隠せないものでしたね。まぁ、中には普通にハードロックバンドだよってのもあって自分の認識違いってのもあったんだけどそれでも流暢なスピードを持ったハードロックバンドのフロントが綺麗なお姉ちゃんってのもなかなかなかったのでそれはそれでよろしい、ってのもあったが。

 さすがにこれだけ聴いていると色々と知識もついてくるし歴史的背景や音楽的な特徴なんかも見えてくるのでちょこっと総集編♪ 来歴はやっぱりクラシックとメタルの融合の中で、女性と男性の美女と野獣論を被せていったもので、個人的な好みではあるけれど、やっぱり壮大なストリングスや荘厳なアレンジが施されたものが様式美、というか本来のヨーロッパが持つ音楽感というかセンスなのかな、と。そして美しいメロディや旋律というのも実に貴重な資産で、この辺は歴史の背景が大きいのかな、と思うね。そんな大陸ヨーロッパを見事に具現化していたのがNightwishなんだろうな、と。色々聴いてきたけど、最終的にはNightwishの音楽に戻ることで全てを集約しているとも思う。ただ、ここも個人的な好みで、音楽的な様式美ではNightwishが体現している姿がベストに近いけど、どこか堅苦しい印象があるのも事実で、それは多分バンドの演奏や歌も含めて上手すぎる、っていうところだろうなぁ。完璧なんだよね、Nightwishって。ライブDVD見ててもホント凄いくらいに完璧で、ターヤの歌ももちろん凄いんだけどバンドの演奏力がもの凄くてどこか人間味に欠けてしまっているってのがちとキズ。

エンド・オブ・アン・エラ ザ・サイレント・フォースDVD We Will Take You With Us

 んで、やっぱりWithin Temptationに走るワケだ(笑)。シャロンの表情なんだろうけど、もの凄く取っ付きやすいイメージがWithin Temptationにはあってさ。あと歌メロにしても完全にメロディが出来上がっている、ともすればポップスの領域とも言えるくらいキャッチーな旋律が聴きやすさを手伝っているしね。バンドの上手さってのはNightwishと同じくらい強烈な技術力なんだけど、どこかまだあそこまでの冷たさはない。それと英語で歌われているんだけど、英語の使い方が普通の英語の歌とは相当異なっていて、コレは多分英語を母国語としない人達共通の発想なのかもしれないが、単語を詰め込まないでメロディに合わせて英語を当てていってるのでのびのびと大らかに歌い上げるようにきこえて良いんだよね。そういう自由さと大海を駆け巡るイメージがWithin Temptationの親しまれるところ、かな。この二つのバンドであらかたカタがつく、ってのがわかった。papini嬢もそんな印象らしくて、あぁ、やっぱそうなんだ、と思ったけどね。

 まぁ、あとは個人的好みではAfter ForeverEpica、そしてリヒテンシュタインつう国の印象と作品の良さでElis、あたりはレギュラーで聴いていくかもなぁ。しかしほんと、今になってこんなにハマれる新たなるジャンルがあるってのには驚いた。プログレの流れとメタルの流れが融合してきたDream Theaterあたりから更にこんなに発展してきているとは知らなかった。うん、なかなか面白い世界だねぇ。70年代クラシカルプログレと女性ボーカル系が好きでハードロック好きならイケるんじゃない?

Moonlight - Floe 

 ユーロ圏と言うのは実に多国籍なバンドがひしめいていて、当然ながら民族的な個性をロックのサウンドに採り入れながら独自の解釈を見せることで幅を広げる、または独自色を打ち出すというのは常套手段ではあるんだけど、ゴシックメタルの中でもそういった独自性を打ち出すことに成功している例がある。多くのバンドはどちらかと言うとゴシック様式という音楽性を出すことが独自色だと思われている節があるんだけど、その中で更に独自の民族性を入れていくというのはなかなか至難の業でもあるし、危険でもあるワケだ。ま、一般的に、ね。で、それがまたツボにハマるバンドを発見してしまってねぇ(笑)。

Floe

 Moonlight「Floe

 ポーランドのバンドでポーランド語で歌ってるのでちと英語サウンドとは違う印象を持つことは当然独自性なんだけど、まぁ、それで世界に出てこれるっつうことはやっぱ凄い実力だったんだろうし、その個性こそが世界制覇に繋がるんだろうなぁ。そんな邪心なしに聴いてみるとだな、これが驚き。ゴシック様式のメタルサウンドに女性ボーカルという今までの図式に囚われることなく伝統色をしっかりと打ち出していて、それは冒頭のアカペラからして印象的で、トラッドソング聴いてるんだっけ?と錯覚してしまうくらいに民族サウンドになっててさ、あぁ、こういうのってやっぱしっかり出来てて、だからこそ最初に持ってきて国民性だしてるのかなぁ、とか…。うん、それが素朴で良くてさ。途中からいつものゴシック的メタルサウンドになるんだけど、でもそれ一辺倒ではなくってかなり幅広いサウンドのセンスを持ったバンドかな。ジャケットのセンスがイマイチなのでメジャーになり切れないみたいなんだけど、音はこれ、凄い聴きやすいし綿密に作られているし、美しいし民族性も聴けてかなりよろしい作品です。彼等の三作目で最高傑作らしい。確かに新境地を開いていると聞こえるからなぁ。

 全然ジャンルが違うんだけど、メロディセンスのどこかがクランベリーズに近い雰囲気あってさ、多分それは民族性を打ち出すという部分での近似だろうね。ポーランドとアイルランドだから全然違うんだけど、なんか声質とか似てるんだよ。バックの音はもう全然違うんだけど、うん、そんな感じ。下のYouTubeで見れる映像の曲はこの世界ではかなりの名曲として知れ渡っているみたいなので聴いてみるのをオススメ。うん、日本人、こういうの好きだよ、多分(笑)。

Tristania - World of Glass 

 やはり寒い国の音楽は構築美に溢れているのか、ひたすらシンフォニックなサウンドを綺麗に奏でるバンドが目立つ。もちろんそういうのばっかりを漁っているからってのはあるが、それでも国を選んでアルバムを選んでいるワケではなく、それ系のバンドを探して漁っていたら北欧系が多かった、というだけなのだ。なんつうか、新たなるジャンルだったのでどうやって探してよいのかさっぱりわからなかったので、ネットであれこれと調べまくり、女性の歌声ばかりでデス声がほとんどなくて、シンフォニックで、なんて探していたんだけどそれだけでもこの二週間分のアルバムが発見されて、そのバンドのアルバム全てとか言ってたら実にとんでもないことになってしまうもんね。まぁ、大体入手して聴いてるんだけどさ。それにしても上手いバンドが多いねぇ。

World of Glass Beyond the Veil

 Tristania 「World of Glass

 ノルウェーのバンドで1998年デビュー、かな。今でももちろん活動していてこないだも「Illumination」という新作をリリースしたばかりらしいが、メンバーは結構入れ替わっているようだ。ただ、お目当ての歌姫は変わらず、かなり綺麗なお姉さんの部類に入るね。名前読めないんだよなぁ…Vibeke Steneっつうらしい。色々なアルバムあったんだけどやっぱ印象だけで「World of Glass」のアルバムに決定(笑)。いや、ジャケットだけじゃなくて歌声もかなり透き通った声で結構艶めかしいのでよろしい。音的には初期は結構ゴシックメタルそのものでオトコ声が多かったらしいけど作品毎に女性歌モンが増えてきてこの作品は結構顕著に女性歌モンが聴けるもの。音そのものは当然ゴシックメタルなんだけど、結構ゆったりとした大らかな作風が多くてシンフォニックなのはもちろん、意外とバイオリンが入ったりしてて綺麗な音してる。そしてもちろん上手いんだよな、これがまた。アレンジもしっかりと凝ってて展開していくので、結構好み。ちょっとオトコ声多すぎるけどさ。まぁ、どこか聖歌っぽい合唱が入ってきたりコーラスワークもあるので美味しいところはきちんと持ってる。ざっと聴いて調べてみると二枚目の「Beyond the Veil」あたりの評判も高くて、三枚目の「World of Glass」とはほとんど同じような路線の音だね。新作はさすがに聴いてないけど、まぁ、似たようなもんだろうな。ヨーロッパ的な様式美で、綺麗な展開なので何回か聴く予感。

 最近ず〜っとこんなの聴いてるからそろそろ古き良き音楽に戻ろうかな、と(笑)。ちょっと人間クサイのが聴きたくなってきたんだもん。とは言えまだまだDVDとか幾つか見たいのあるんだよなぁ…。うん、まぁ、適当に書きましょう(笑)。

Epica - Consign To Oblivion 

 オランダのゴシックメタルバンドの系譜図ってのが結構色々と広がっているみたいで、他国だとそこまでメジャーシーンに出ているバンドが多くないためか、系譜図に至る前にバンド名知らないっていう状態なんだけど、オランダは何故かその辺割とメジャーだったりする。まぁ、そういうのを細かく追って行くと現地国でのバンド状況に詳しくなったりするし、今のインターネット時代ならそれも簡単に出来るんだろうけど、なかなかねぇ、やっぱそこまでは行かない、だろうと思う。普通は。いや、ハマるとそこまで行くけど、今のところこのジャンルでそこまではないなぁ。

コンサイン・トゥ・オブリヴィオン ザ・ファントム・アゴニー

 Epica 「コンサイン・トゥ・オブリヴィオン

 そんなワケで、Epicaっつうバンド。オランダのバンドなんだけど、そもそもは前に紹介したAfter Foreverのメンバーが離脱して組んだバンドって事で、After Foreverのシンフォニックさが割と好みだった自分的にはこのバンドもいかがなものかと。うん、After Foreverよりも良い、な。シンフォニックさはともかく更にクラシック…っつうかミュージカルっつか要するに音楽的にはかなり古典的な作風にアレンジが加えられていて、オペラティックな展開や弦楽器やホーンなどを導入して素晴らしい音世界を築き上げている。もうねぇ、見事の一言に尽きるよな、ここまでやられると。バラードなんかも完全にオペラの歌声だし、それでいて曲調はしっかりと様式美をを継承していて、コード進行も微妙に心を揺さぶる進行を使っていてはっきり言って非の打ち所がない。バンドの演奏も巧いし、歌ももちろん素晴らしく巧いし、曲のアレンジも見事なもので、音楽的に総合点としては相当高いレベルに位置するバンド。これほどの作品が作れるってのは世界中探してもなかなかいないだろ、ホント。ただまぁ、ロックという視点から見るとロック度は少ないけど、それはゴシックメタル全般的な話だからなぁ。いや、しっかり歪んだギターにヘヴィメタリックな音やキメもしっかりあるので心配無用。

 オランダって面白い国だね。一度行ったことあるけど、ヘンな街だった記憶が強くて…、まぁ、アムステルダムだったからだけど、ちょこっと店に入ると店員はハッパでトリップしてるし、売ってるものはアダルトグッズとかハッパ系とか…ゲイ系とかさ、フラリと観光者が入るようなところにそういうのがいっぱい売ってて驚いた。まぁ、おみやげなんかでそういうのはありがちなんだけど店員に驚いた。それとホントにゲイが多いし、とにかくでかい。ガタイがでかいんだよ、ホントに。みんな190cm以上じゃないか、つうくらいでかい。それと季節的にも白夜の頃だったから夜中の11時に明るいってのも新鮮だったな。まぁ、そんな中から出てくるバンドなんだろ?って感じだな。それ言ったら日本も似たようなもんだけどさ(笑)。

 Epicaは凄い。聴いていて飽きないし、70年代プログレ好きには受けるんじゃないかな、これは。クイーン好きな人もイケるかもしれん。あれが可愛く聞こえるもん(笑)。

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