で、たまたまこないだpapini嬢のトコで紹介されていた「Rodrigo y Gabriela」っつうのがあって、ちょろっと見たときからジャケットが気になってはいたんだけど、紹介文読んでてえらく面白そうじゃないか?って思って早速試聴…、うん、暑い時にこういうラテンなスパニッシュなのって滅茶苦茶心地良いじゃないか、ってことに気付いた(笑)。音がナチュラルなスパニッシュギターだから激しく弾いていてもやっぱり優しい音してるしね。それとパーカッショナブルなリズムギターのお姉ちゃん、これ、凄いよ。いやリードの方も凄いのはもちろんなんだけどさ。スパニッシュ聴く度にこういうのって凄い、って思うんだけど、どういう感性なんだろ?って思う。練習量もハンパじゃないと思うけど、とにかく日本人的にはない感性だと思うからさ。
そのCD「Rodrigo y Gabriela」なんだけど、まずはジャケット。は虫類。瞳の両側にうっすらと人影が…。いいね。それで中身はやっぱりスパニッシュなフレージングが鳴りまくっている曲が多くて最初から凄く良いなぁ〜と。途中以降にZepの「天国への階段」とかメタリカの「Orion」とかやってるんだけど、まぁ、ロックファン的には取っ付きやすいのはあるが、ちょっとなぁ、と。「天国への階段」はかなりイケてるけど「Orion」はこれでやらんでも…って感じがするな。それでもやっぱオリジナル曲の方が断然良い。そういうもんだ。
…と、まぁ、最初期はそうやって出てきたんだけど、どういうわけかこのバンド、二作目のアルバムから完全にプログレッシヴロックの叙情的な世界に入ってしまうので、今ではプログレ系としての方が有名。そのセカンドアルバム「アムステルダムの少年兵」っつうのがこれまた実によろしい出来映えで、もちろんジャーネイ・カーグマンの声量のある歌声が人気の秘訣でもあるんだが、楽曲がヨーロッパ的な大げさな盛り上がりを聴かせてくれるものなので心地良い。叙情的でメロトロンとギターでゆったりしたリズムの中から繰り返されるサビのフレーズによって高揚させていくという手法は英国のバークレイ・ジェームス・ハーベストの稀代の作品群と同様の匂いを感じさせるもので、これまた好みなんだよね。間に挟み込まれている小曲は初期のポップス時代に培ったセンスが出ているためこれだけの大作にありながらも非常にレベルの高い作品に仕上がっているし、なんと言ってもタイトル曲の16分にも及ぶメロトロンをクローズアップした作品が圧巻。個人的には「Storm & Thunder」から「In The Mountain」っつう流れも好きだが…、ああ、どっちにしてもこのアルバムは全部好きなので一緒か(笑)。
で、今回はそのアルバムでもなくって、ニコという変わったアーティストを書いてみたい。シド・バレットから始まりケヴィン・エアーズ、ロバート・ワイアットという英国カンタベリー路線の流れからすると少々異質であり、最も知られているのはもちろんヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファーストアルバムだろう。この人、実はドイツ人で女優だったんですよね。だからそこかしこで見られる写真には滅茶苦茶キレイなのとすごくアンダーグラウンドな感じのと両方あるワケ。女優時代にはあのアラン・ドロンの子供を産んでいたり、ドアーズのジム・モリソンとも恋人だったり、まあ多様な遍歴を重ねて生きていった人です。音楽的には俗称「地下の水道管」と呼ばれる歌声で、ヴェルヴェッツ以外のソロ作品を聴くと納得すると思うけど、凄い存在感なんだよな。一般的にロックファンが入りやすいのは邪道ではあるけど「(Live) Heroes」というアルバム。何でって、王道カバー曲がたくさん入ってるので聴きやすいし、それでいて全く別のニコの世界をしっかりと出しているのでとっつきやすいかな、って。自分もそういう理由から入ったしね。ドーンとした雰囲気のまま進められるボウイの「Heroes」、正に地下の水道管としか呼べない雰囲気で歌われるジャズスタンダードの名曲「My Funny Valentine」、本家よりも圧倒的な存在感で自分のものにしてしまったとも云える滅茶苦茶雰囲気のあるヴェルヴェッツの「All Tomorrow's Party」、同じくヴェルヴェッツの作品ながら最早誰も超えられない世界に入っている「Femme Fatale」、最後にはこれ以上はないくらいに盛り下がる、徹底的に暗くなる云わずと知れたドアーズの「The End」…。しかしどれもこれもが完全にニコの世界で歌われているので、間違っても明るいアメリカンロックが好きな人は聴けないのだが(笑)、やっぱりこの人はヨーロッパの民族なのだなぁと思うアレンジ。シンセサイザーなんかもあるんだけどそれが全然時代の進歩を感じさせない効果音にしか聞こえてこないから凄いんだよ。ちょっと前のライブアルバムだと「Do or Die」ってのもあって、こっちは「Waiting For The Man」も入ってる。
もともとはアモン・デュールというコミューンが構成されていて、その中からバンドが出来上がっていったみたいなんだけど、脱退した連中が同じように「2」を付けてバンド活動を開始したためにこういうバンド名になったらしい。さすが偏屈なドイツ人(笑)。んなことで1969年に「Phallus Dei」でデビューしているがこれももちろん独特の音世界なのでオススメではあるが、今回の「Made In Germany」♪ 1975年作品で、大作は一曲くらいで全然大作なし。驚くばかりのカラフルでポップ感覚に溢れた軽快な曲が羅列されていて、もの凄く良いのだ。この作品で聴ける音はストリングスを始めとする多数の楽器を用いて多彩な音世界を出している。もちろん歌下手だし、演奏もそんなに大したもんではないけど、このキャッチーさは英国サイケデリックポップの世界に通じるね。まさかドイツのバンドがこんなサウンドできるとは思わなかったって云えるくらい意外な衝撃を受けた記憶があるなぁ。常に大作志向のプログレバンド、みたいな印象だったんだけど全然勘違いする作品で、これは英国ロック好きには気に入られる作品なんじゃないかな。オープニングから綺麗なストリングスが奏でられて「ん?」って感じで曲がスタート。いいね、これ!コーラスの響きもたまらんし、メロディーも良いよ、ほんと。どっちかっつうとベルベット・アンダーグラウンドがもうちょっとメジャーになった感じもあるかな。もちろんそれでもやっぱりヘンなアングラ系サウンドもしっかりあるのでバンドの魅力が深まるね。
毎度、不思議な音盤ばかり出しているブログの持ち主です。
これね、ゴシックメタルが流行り初めてた時に
ゴシックメタルが飽きて、走り始めた方向がこっち方面だった
ってだけなのよね(笑
ここから、ダークアンビエント系に入ったんだけど
わりと面白かったりする。
まあ、フレさんの言うとおり共有して楽しむ音楽、って
言うワケじゃないけどさ(笑
まあ、気に入っていただけて嬉しゅうございますわ♪
うん、ダークアンビエントっつうんだ、こういうの…。艶めかしい音だなぁとアルバム何枚か聴きまくってるトコ。まぁ、聴いているとだんだん激しいロックが聴きたくなってくるから面白いんだけど(笑)。
ダークアンビエント、またはゴシックアンビエントではダーガードが好きなんですが、これもチェックしてみますね( ^ー`)b
>かおもじさん
あまり詳しくないのですがなかなかゴシックな雰囲気でよろしいです♪