そんなことで聴いてみたのが「ベスト・コレクション」という最近リリースされた二枚組ベスト盤。正直言って、この人ってこんなにどれもこれもポップで綺麗なメロディを作る人なんだね。さすがに70年代のグラミー賞を総なめしたアーティストだよな…。音楽的見地で書けば最高のソングライティングができる数少ない人の一人であることは間違いないよね。いやぁ、驚くばかりに素晴らしい。BGM的に流れていたら結構心地良いだろうな。そう思える凄い人でしたということに初めて気付きました(笑)。70年代のアルバムもどこか軽く見ていたキライがあって聴いてなかったしね。どうやら「Songs in the Key of Life」を中心としてこの時期のアルバムはどれもこれも傑作らしいし、「Songs in the Key of Life」に至っては世紀の傑作と呼ばれているみたいで…、まだまだ深く突っ込まなきゃいけないジャンルもあるなぁ〜と。いや、多分進まないけど、この辺当たりは聴いておこうかな、と。
Lady Soul Live At Filmore West The Very Best of Aretha Franklin
そんなアレサ・フランクリンにも最初期というものはあって、中でも1968年に三枚目のリリースとなった「Lady Soul」というアルバムはアレサ・フランクリンを最初に決定づけた作品なんじゃないかな。名曲のオンパレードとも言うべき素晴らしい作品が詰め込まれていて、冒頭の「 Chain Of Fools」から心地良く聴けるし、3曲目の「 People Get Ready」なんてのはロックファンなら有名なジェフ・ベックとロッド・スチュワートが80年代に再度組んだ時のシングル曲として売れたアレね。ロッドの歌もモノ哀しくてさすがなんだけどアレサ・フランクリンの場合はもっと歌い上げたソウルフルな歌が最高。凄いんだなこれがまた。それと5曲目の「 You Make Me Feel Like A Natural Woman」…、これは名曲ですよ、ホントに。しかもこの声量で歌われた日には涙なくして聴けないでしょ、それくらいに素晴らしい作品。
自分的には往年のソウルって何となく50年代から60年代初頭というイメージ、多分モータウンの全盛期をイメージつけているからだと思うんだけど、アレサ・フランクリンの「Lady Soul」は1968年リリースなのでほぼロックの世代と被っているんだよね。だから不思議はないんだけど…、あぁ、そういう意味ではオーティス・レディングなんかも同じなんだが、彼の場合は早くに伝説になってしまっているからな。それと栄光のアトランティックレコードという印象もあるからソウルってのはロックよりもちょっと古め、っていう印象なんだよね。アレサ・フランクリンもアトランティック所属だったかな、多分。あとはライブ盤「Aretha Live at Fillmore West」っつうのもオススメしたいねぇ。「 Respect」とか激しいヤツね。これも熱いよっ!
MTV=Music Video Televisionの台頭のおかげでそれぞれのアーティストが音楽以外でも表現力を有することが必要になり、またその表現方法を使って音と映像のシンクロという新たな武器を手に入れることにもなった。この恩恵を被ったアーティストは実に多く、代表的な人にはダイアー・ストレイツだったりマドンナだったりするのだが、中でもマイケル・ジャクソンは圧倒的な表現力とパフォーマンスで一線を画していた。
まぁ、大体が一曲ごとに何か書いたってしょうがないとも思うので適当に(笑)。…とは云え、初っ端から軽快なコーラスワークっつうのが心地良いな。やっぱり元がジャクソン5というコーラスグループなワケで、しかもブラコンなんだからこういうのは当たり前っちゃ当たり前だよなぁ。冷静に音的に分析なんてしたことないしこれからもそういう聴き方できないだろうしねぇ。そうそう「Girl Is Mine」ってポール・マッカートニーを交えた三角関係の歌なんだよね?で、昔々の彼女…になる前の子には自分ともう一人好きかな、ってヤツがいてそれぞれ仲良かったからまだ完全ではないが微妙な三角関係っぽくなったことがあって、その時にその女の子がこの曲の歌詞を書いてくれたんだよな。当時意味がよくわからなかったので三角関係の歌つうよりも「Girl Is Mine」=「その子は俺のモノ」みたいな意味で解釈して、歌詞は無視してたから、お〜、俺の彼女になってくれるんだ〜、って喜んでた記憶がある(笑)。今考えるとそういう意味ではなかったのかもしれんなぁ…、単に三角関係みたいなのを歌ってるんだよってことでくれたのかもしれん。今となっては知る由もないが、懐かしい淡い思い出だ…。あ、結論は自分の彼女になってくれて幸せな時間をいっぱい過ごしたけどね♪
JB、スライ、Pファンクの全てを吸収し、自身の才能と諸先輩を支えたメンバーをも自分の手元に呼び寄せて相変わらず孤高の道を歩む人間嫌いのプリンス=現代に於ける唯一のブラックミュージック継承者。ウソか真か、年間に数枚以上のアルバムが簡単に制作できるくらいの曲を書きまくってしまうそうで、そこからどんどんとそぎ落としていきアルバムという形に絞り込んでいくのが彼のやり方らしく、ボツになってしまう曲の中にはそれこそかなりの秀作もあると伝え聞くが、やはり作品というものへのこだわりがあるため、そういったものはあまり巷には流れ出てこない。ま、いくつかそういう寄せ集め的なアルバムも出ているんだけどね。「The Vault」や「The Hits / The B Sides」なんてのはその辺からのものらしい。
で、ここでプリンスを取り上げたのは彼の才能の中にはもちろんファンクという指針もしっかりと存在しているのだが、あまりそれを前面に出しながらというものは多くなく、どれもがミクスチャーサウンドとして表現されているのだ。しかし、1987年名作と呼ばれる「Sign 'O' The Times」の後、「Lovesexy」の前にリリースされると発表されていた幻の「Black Album」というものがあり、当時リリース一週間前になってプリンス本人が発売中止の以降を伝えて一般市場には流通しなかったというアルバムが存在した。もちろんその後にはきちんと「Lovesexy」という作品がリリースされたのでファンはそういうもんだと思っていたんだろうが…。実際にお蔵入りとなったこの「Black Album」はもちろん関係者筋からの流出によりブートレッグ市場の格好のターゲットとなり、何度となくリリースされていたので自分もそこで手に入れたことがある。しかし1994年には遂にオフィシャルでリリースされたことによりこの市場からは姿を消したのだが、問題はその中味だ。
「Lovesexy」で見せた明るい未来とは裏腹に「Black Album」ではややダークな世界を繰り広げていて、そしてここで登場する理由もここにあるのだが、滅茶苦茶ファンクなのだ。そう、プリンスにしては珍しくグリグリしたサウンドがいくつか収録されていて、これこそプリンスに求めていたサウンドっていう感じで、ロックアルバムとなった「Purple Rain」の次に多分好きなのが「Black Album」かな。まぁ、「1999」も良いんだけどさ。しかしそれでもプリンス流の音になっていて70年代ファンクのああいう気怠さってのはなくって、ドラムマシーン?に合わせたサウンドなのでグルーヴというかはミネアポリスサウンド中心だけどベースグルーヴが結構効いているって感じ。それからセリフみたいなのでひたすら攻めてくるってのはモロにPファンクがモチーフだよな。そういう面白さがたっぷりあるアルバムなので取っ付きにくいプリンスのアルバムの中でもこの「Black Album」は割と普通に聴ける作品で良い。しつこくないんだよね(笑)。中でも「2 Nigs United 4 West Compton」が一番かっちょいいお薦め曲♪
[] by リュウ
プリンス流、Funkミュージックの解釈盤という感じがして、お気に入りです、自分も♪ プリンスはやっている事は至極エグいのにPopにまとめてしまうところに天才を感じます。 途中の名前が記号になっていた頃は空白ですが、なんだかんだと追っかけてしまっています。(笑) 最新作も購入してしまいました。 爆音で聴きながら腹筋しています♪ このまま突っ走って欲しい1人です。
[>リュウさん] by フレ
お?よかった、同類がいた(笑)。確かにねぇ、ポップにまとめようとしてしまう才能は凄いです。その分純然たるカバーみたいなのはなくってやっぱりオリジナルな人なんでしょうね。最近のって発売日のヤツね(笑)。今は追っかけてないのですが、多分またどこかでまとめて聴くような気がします(笑)。
さて、スライの名盤は数あるモノの今回はやっぱりファンクグルーヴ&ポップ性が同居した、そして最高傑作と呼ばれる「暴動」ほどの暗さと重さを持ち合わせていない、明るく楽しめる作品の代表格として「Stand!」が良いかな。初っ端のタイトル曲からえらくポップだなぁと感じる反面グイグイとベースのグルーヴに引っ張られていく進行がやはりスライだなぁと思わせるね。「Don't Call Me Nigger, Whitey」ではそのグルーヴの上に結構エグイギターが始終鳴っていて、もちろんこの辺のワウペダルによる混沌とした効果も絶妙。んでもって次はこれまたスライらしいというか、単純に楽しめる「I Want To Take You Higher」で、こういうのファンクっつうのかな、ブラスセクションの使い方とかもゴージャスで良いしハープなんてのもしっかり入ってて何でもあり♪ それからメロウな歌をしっとりと聴かせる「Somebody's Watching You」へ。ソフトなサウンドでウケるだろうなぁってのよくわかるもん。ダメな人はダメなサウンドってのもわかるが(笑)。しっかりとしたメロディと技術的にしっかりとした演奏が心地良く広がってくる名曲。続く「Sing A Simple Song」は一変して見事に求めているファンクソング。やっぱりひと味違うスライのサウンドはこういう曲でもしっかりとアピールされてくるし、コーラスとギターの使い方が良いんだよね。でもってまた軽めのサウンドの「Everyday People」へと続くが、こういう曲の並べ方ってのもやっぱ考えてるんだろうな。そして、これまでの名曲群も何のその、やっぱりJBのカバーともなる「Sex Machine」のスライ的解釈=14分もの対極へと仕上げ直してしまう技量が素晴らしい。もちろんぱっと聴いたら何の曲かわからないアレンジになっているんだけど、JBとは全く異なる気怠いグルーヴ感を打ち出したどっからどう切ってもスライ流。JBが歌で持っていくとしたらこっちはグルーヴで攻めてくるみたいな感じだね。ちなみに歌はないのでカバーっつうかモチーフにしてるみたいなモンだけどね。このアルバムにコレ入れるか?みたいな実験的サウンドで、時代の成せる業かもしれん。
この時期のJB'sはバンドメンバー総入れ替え事件の時の勢いそのままを維持しており、中には若干20歳前のブーツィー・コリンズがいたワケだ。兄貴のキャットフィッシュ・コリンズもギターで参加しているのだが、やっぱりブーツィーのリズム感とグルーヴは唯一無二のものを持っていて、JBの歴史の中でも最もメジャーとなる「Sex Machine」が書かれた時期もこの頃だ。そして「Super Bad」という傑作を世に放ったのもこのメンバーでの頃で、やっぱり勢いに乗っていると違うモノだ。ブーツィーが在籍した期間は大して長くないが、JBは大層可愛がったと云われているし、ブーツィー側もできることは全部やってしまって、窮屈になってきたとのことで離脱しているので、ブーツィーには少々狭い世界だったようだ。そんな奇跡のような瞬間を記録しているのが先のアルバム「Super Bad」でもあるが、やっぱり「Love Power Peace : Live At The Olympia 1971」というライブ盤が個人的にはナンバーワンだなぁ。これ前も書いてるんだけど、改めて聴くとブーツィーのグルーヴもJBのノリも全てが最高で素晴らしい。通常のスタジオ録音じゃ絶対に再現できないライブ感が収められていて、なんでこれが長い間未発表だったのかねぇ。
こんにちは。黒人音楽が余り得意ではない私ですが、「キー・オブ・・」くらいまでのスティーヴィーの音楽はパーフェクトで大好きです。
その後の楽器の恐ろしい進歩に盲目というのは余りにもハンディ・キャップになってしまったようで、今一つパッとしませんが、70年代の彼は素晴らしいです。
以前トラックバック頂いた者です。ロベンフォードネタの時に。
僕は今のR&Bを聞いていても、スティービー・ワンダーの影響を受けていないソウルシンガーはいない!といつも思います。そういう意味でジャイアントだと思います。
ジャズの世界ではマイルスに影響を受けていないミュージシャンが一人もいないっていうのと同じかな?なんて。
私はキーオブライフだとサマーソフトが好きです。
複雑極まりないというか、一流のミュージシャンが集まって作ったんだなぁ〜と関心しちゃうので。
おはようございます(^^)。
スティーヴィー・ワンダーは少年時代がすごくすきです。
まさに天才少年(^^;)!
ソウルフルで迫力があります。
大人になってからは、お洒落すぎて、じつはちょっと苦手だったりします(^^;)。
>ぷくちゃん
やっぱり黒人音楽マニアでなくてもこの人のは皆聴くんですねぇ。パーフェクトっていうのは確かによくわかりますなぁ…、不思議なことに何回も聴かないってのが問題なのですが(笑)。
>酒井さん
どもども♪ そうか、そうですよね、影響多大な人ですもんね。この人の位置付けってのは結構不思議でして、大御所ではあるんだろうけど、プリンスなんかとは全然違うしね。ただ、やはり尊敬されてるなぁってのは何見ても聴いててもわかるんだから不思議なんです。
>波野井露楠 さん
大人時代は苦手っすか…、少年時代はまぁわかりやすいっちゃわかりやすいですもんね。オシャレってのもまぁ、なかなか苦手になる理由としてはよくわかりますが(笑)。