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フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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Andre Matos - Loud Park 07 Live 

 ラウドパーク参戦は丁度このバンドの演奏中だったんだけど、久々に轟音の中に放り込まれた感じでゾクゾクしちゃって。そしてなんとも懐かしい、というか耳慣れたと言うか、ヘヴィメタの、正にヘヴィメタらしいギターサウンドが聞こえてきて全く予備知識もないけれどギター小僧的にしっかりと見てしまった(笑)。

タイム・トゥ・ビー・フリー エンジェルズ・クライ+1

 アンドレ・マトス。ブラジル出身のバンドらしい。そして後であれこれ調べてみると元アングラ、ってことで何となく聞き覚えのある名前のバンドだなぁと。ブラジルのメタルってどんなんか知らないけど、結構日本人好みな感じで悪くない音だった。ああいうギターを聴かせるのって今時あんまりないので嬉しくなってきたね。

 バンドの音自体は一般的なヘヴィメタらしいサウンドで特別ヘンなもんじゃない。多分普通にヘヴィメタなんだと思う。まぁ、かなりシンフォニックな面はあると言われているけどメタルっていう世界そのものがクラシックに影響されたシンフォニックなものなのであんまり強くは感じなかったなぁ。それよりも突如としてギターで弾かれたジャーニーの「Separate Ways」に驚いた。ファンサービスかと思ったらそうでもなくて自分たちのアルバムのボーナストラックに入っているってんだから好きなんだろうね。ボーカルのアンドレ君はなんとなくスティーヴ・ペリー風の歌の雰囲気も持っているから結構似合ってた。声出てるしね。

 そんなので知らなかったバンドでもすんなり入れてしまえたこういうフェスティバルってのは結構面白いのかもしれんな、とちょっとフェスに期待した最初の一幕でした。

Arch Enemy - Loud Park 07 Live 

ライヴ・アポカリプス BURNING BRIDGES WAGE OF SIN
Arch Enemy - Black Earth Black Earth

 いやぁ、ホントにお姉ちゃんがデス声で歌ってるわ…。MCになると凄くお姉ちゃんの可愛い声なのに、突如「グワァ〜」みたいな声で叫び始めるもんだから面白くて面白くて(笑)。ホントかよ〜ってな感じでさ。そして案の定歌っている時の顔が恐くてねぇ…。格好はホットパンツに網タイツっつう悩殺な衣装なんだけどさ、とにかくギャップが凄くて驚き。ただ、CDで聴いている時ほどライブは辛くなかったかな。

 途中抜け出て場内散策したらサクソンのサイン会に遭遇して、これがまたさすがに年配のファンが多くてバンドのキャリアを感じたね。もうNWOBHMから30年近く経つワケでその最初のバンドだもんな、なんて呟きながらまた会場に戻ると、あの声だ(笑)。

 とまぁ驚きはあったものの、ギター小僧的にはやっぱりこのバンドのギターフレーズってのは結構気になっていて、見事に兄弟二人で奏でるメロディアスなギタープレイはじっくりと研究するには良い機会だったね。特別に難しいフレーズとかではないけどメロディ作りのセンスが凄くて、久々に美しいギターでの音色ってのを聴けた。ただなぁ、CD聴く気にはならんから困ったもんだ。

Wig Wam - Loud Park 07 Live 

 ラウドパークに参戦したおかげで改めていくつかのバンドの面白さに気付かされた次第。なので早速その影響化からまたいくつか取り上げてみようかな、と。

ロックン・ロール・レヴォリューション2005 メイド・イン・ジャパン ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー
Wig Wam - Hard to Be a Rock'n Roller... In Kiev Hard to Be a Rock'N Roller
Wig Wam - Wig Wam - Live In Tokyo Live In Tokyo

 うん、Wig Wam。彼等のライブパフォーマンスと楽曲のレベルの高さは以前にも書いたことあるんだけど、生で見るといやぁ、これがまたホントに面白いわ。ステージに出てくる姿が既に常人ではない。酋長のかぶるインディアンのあの羽根をかぶって登場、もちろん真っ赤のタイツと共に、なのでフレディ・マキュリーみたいなもんだな。日本に来るのは多分今回で二回目くらいだと思うけど、ヨーロッパのバンドって日本に合うんだよね。だからリラックスした感じだったんじゃない?ンで、ライブはまぁ一時間なかったくらいだろうけど、しっかりとコミカル且つテクニカル、且つアーティストとしてのパフォーマンスをふんだんに、そして古くからのハードロックファンのツボを押さえた楽曲が多くのリスナーを捉えたことは間違いない。いいのかよ、それ?って思うくらいに本家本元と似たフレーズや歌メロが出てくるので、ライブ中、思い切り笑っていたのだが(笑)。

 日本ではかなりプッシュしているようでDVDも二枚リリースされているし、CDも日本のライブとか出ていて売り出そうとしている姿勢がよくわかるね。そうそう、たまたま会場をふらついている時にWig Wamのサイン会が行われていて、丁度目の前を通っていったのだがデカかった。やっぱ北欧の人達はデカいんだなぁ、と思ったね。だから4人で歩いているとかなり目立つな、あれは。で、やっぱりすごくおじさんな人達でした(笑)。

 そんなことでラウドパークというイベントの趣旨からはかなりズレていた参戦だと思うけど、結果よかったと思えるバンドで、こちらも見れて良かったなぁ。うん、まだまだ面白いロックバンドはある♪



Emigrate - Emigrate 

 ラムシュタインというバンドはご存じのように6人組のバンドでどっからどう見ても音楽的センスのある人物が在籍しているようには見えないのだが(笑)、それでもあれだけのサウンドが進化して出てくるのだから不思議なモンだと思っていたが、ここに来てリードギタリストのリヒャルト(ドイツ語読みだからこうなる。表記名はRichard、英語だとリチャードですな)が自身のサイドプロジェクトバンド「Emigrate」を組み、ソロアルバム「Emigrate」をリリースしたのだ。

Emigrate

 おぉ〜、ジャケットからしてラムシュタイン的要素が強いじゃないか…とちと感激しながら聴いてみると、何とまぁ、これが見事にラムシュタインサウンド…、やっぱりヘヴィギターサウンドを中心とするラムシュタインの真核の音はギタリストのリヒャルト君の功績が大きかったのか…。あのままのサウンドメイキング、少なくともギターで構築されるサウンドやリフ、重さなどについては紛れもなくラムシュタインで聴けるサウンドそのままで、少々感動♪ もちろんボーカルは本人が取っているのでラムシュタインのティルほどの低音ボイスではなく、どっちかっつうと普通に歌っているけど別にヘタじゃないし、結構良い歌だと思う。ただ、まぁ、軽い感じがしてしまうのでちょっとメインには無理かねぇ…という感じ。自身のソロ作だから良いけどね。

 うん、バックの面子はあちこちのバンドから集めたみたいで基本4ピースバンドってことらしい。しっかりしているのは映画「バイオハザード」関連のタイトル曲として「My World」っつう曲が使われているとか…、しっかりマネジメントしているよね(笑)。単体で出てきても結構しっかりしたバンドとして認められるんじゃないかっつうくらいにクオリティは高い。全編英語で歌われているのもそういう野心があるからなのかもしれないね。

 ラムシュタイン本家との違いは、もちろんメンバーが異なるからだけど、歌はともかく、やっぱり鍵盤のアレンジ力だったりもう一本のギターとの絡みだったりドラムのタイト感だったりあるかなぁ。何よりも楽曲アレンジが圧倒的に異なる。まぁ、同じアレンジを施さないことで自身のソロ作の意義があるのだろうけど、ラムシュタインの面々によるアレンジ力って偉大だなと思うわ。久々にこういうバンドのギタリストのソロプロジェクトっつうのをマジメに聴いてみたけど、面白いな。

 もちろん日本盤なんて出るワケないだろうからアマゾン使って買うくらいしかないけどさ。あ、DL音源で手に入れるのが一番ラクっす♪しっかりとPVもあるのでYouTubeどうぞっ!

Rammstein - Mutter 

 衝撃的なバンド登場、というキャッチコピーを付けられたバンドはいくつもあるけど、結局大したことなかったり単なるイロモノだったりしてなかなか定着しないんだけど、ラムシュタインはマジに衝撃的で、今でも見るたびに凄いと思う。しかもしっかりとその見せ方が進化しているところがプロフェッショナル。そしてサウンドの方もどんどんとヨーロッパ大陸的なサウンドに変化していて、最初期のヘヴィメタル、インダストリアルメタルっつう枠からは大きく逸脱してきていて最近ではもうヨーロッパ的サウンドを代表するバンドみたいなトコロもあるよな。

ムター Volkerball (3pc) (W/CD) (Dig)
Rammstein - Mutter Mutter

 さてさてそんなラムシュタインだけど、今回は彼等の三枚目となった「ムター」を挙げてみよう。まずジャケットからしてドイツ本国では物議を醸し出したらしい…。赤ん坊の死体がホルマリンに漬けられたものがジャケットなワケで、そりゃまぁ文句も来るだろうけどね。とは言えども別にジャケット変更になったワケでもなく今でもそのまま発売しているから話題だけだったのかもしれないな。しかし不気味っつうことに変わりはない。そんでもってアルバムなんだけどね、セカンドまでの攻撃的なだけのメタリックサウンドからちょこっと変わってきたのがこのアルバムからで、もうちょっと重みが備わってきた。もちろんそれなりにコンセプトもあったみたいなので一辺倒な曲だけではなくって多様性を持ったサウンドに幅が広がっていったのもあるかな。キラーチューンとしてはねぇ、最初の「Mein Herz Brennt」。こいつがまた見事に様式美というか重さも兼ね添えていて思い切りアタマ振りたくなるくらいの丁度良いノリのリズムでねぇ。その後にこれまた「Links 234」なんて言う行進曲に相応しいリズムで、ノリノリ♪ 今度はヨーロッパ的な雰囲気になった「Sonnne」…、こういうのが出てくるところがバンドが変化してってるトコだね。なかなかよろしい。で、初めてラムシュタインを聴いた時に衝撃を受けた曲「Ich Will」。ヘヴィメタリックサウンドにデジタル鍵盤が鳴っていて見事な融合だと思ったもんなぁ。冷酷だけどず〜っとノッていける曲でPVも面白いけど楽曲が素晴らしい。更に続いて「Feuer Frei!」。もう激しくアタマ振るしかないっつうくらい燃えるベストチューンだね。気合い入れる時は今でもよくコイツを流してから出掛けるもんな(笑)。正に炎にくるまれる〜って感じの曲で最高にかっちょよい♪

 「Mutter」は「母さ〜ん!」と叫ぶ曲でそう思うと笑えるけど、実際の歌詞はそうではなくって我が母なる地球に、みたいな意味合いだね。曲もそういう感じで珍しくも哀愁ある感じ。「Spieluhr」は正にドイツ語の発音による堅苦しそうなMCから始まるモロメタルな曲でこれも激しく良い。「Zwitter」にしてもそれはあるけど、こっちはデジタルとの融合が上手くできたさすがだなぁ〜と唸るねぇ。メタルの重さに変わりはない。「Rein Raus」はもうモロにインダストリアルっつう感じの思い音だな。「Adios」はタイトル通りにしばらく会えないのかと思うようなべースのイントロから一気に激しいメタルサウンドで展開される曲でう〜ん、相当面白い曲だよな。「Nebel」はオマケ的要素が強く出何故かこの人達が好きなジョイ・ディヴィジョンの要素たっぷりの音。

 う〜ん、やっぱり重いし上手いし個性豊かな集団でしかもコンセプトサウンドでのアルバム展開…、面白いなぁ。聴いていて心地良いっつうのは凄く重要だね。

Arch Enemy - Rise of the Tyrant 

Rise of the Tyrant ライヴ・アポカリプス

 …とある時にふとCD屋を散策していて、普段は大して気にもしないメタルのコーナーでそういえばナイトウィッシュの新作…とか思い付いて眺めているとえらく綺麗なお姉ちゃんが真っ黒な衣装に包まれてバックにはこれまた屈強そうなオトコが立ち並んでいるというバンドフォトに巡り会い、これはもしかしてまたフィメールゴシックメタルバンドかね?と思って見てみると「Arch Enemy」と書かれている。そういえばラウドパークにも来るし、確かトリのマリマンの前だったような…、それなりに売れてるんだろうなぁ、なんて思ってたら試聴機が…。聴いてみた。どこが女ボーカルなんだ?いないじゃないか。数曲聴いてみるけど全然女の子らしい声は聞かれないので、きっとCDが間違って入っているのだろう、とか思っていたが…、どうもおかしい。

 同じく置いてあった雑誌Burrnを見ると表紙にはプリティなお姉ちゃんが写っていてしかもインタビューも受けているじゃないか。やっぱりちゃんとバンドにいるよなぁ…と不思議に思っていたのだが。もしかして、このオンナ、デス声で歌ってるのか?なんていう考えられない事が頭をよぎった…、果たして再度試聴機で聴いてみると、おぉ…確かにオンナかもしれん…とどこか納得できないところで納得できたような…。気になってしょうがないから入手して聴いてみる。う〜ん、そうか、そうだよなぁ…そしてネット出れコレ見るとやっぱりそういうことか。オンナがこんなデス声してスラッシュメタルみたいなスピードメタルを歌っているのか…、何てこった、世の中狂ってるぜ〜ってのが最初の印象。だが、やはりオンナボーカル好きには聴いてみないといけないハードルだと思いしっかり何回か聴くのだ。

 う〜む…、バックの音の構築美は実に素晴らしくテクニックもとんでもなく流暢なもので、さすがにヨーロッパのバンド、どうやらスウェーデン出身のバンドらしいのでどうしても頭にイングヴェイがよぎるのだが、それに匹敵するくらいのギターテクニックと楽曲の美しさ。そこにオンナボーカルならさぞや綺麗だったことだろうが、そこはデス声をがなり立てるアンジェラ嬢の歌、っつうか叫び声で、なかなか不思議。さすがに不慣れなので何曲か聴いていると疲れてくるんだけど、まぁ、音だけ聴いている分には結構イケるなぁと。それが良い悪いっつう判断にまでは進めないんだけど、かなりレベル高いんだろうな、きっと。しかし常識を覆されたバンドだ…。こんなに綺麗なお姉ちゃんがデス声でがなり立ててるって…ライブ見たら結構ショックだろうなぁ。YouTubeで見ただけでもショックだったもん。

Scorpions - Humanity Hour, Vol. 1 

 やっぱり80年代ハードロック(当時の言葉ではヘヴィメタルだが…)を散々聴いて育った世代からするとこの辺の音ってのは染みついているモンなんだろうなぁ。先日オジー・オズボーンの新作を聴いた時にも思ったけどすんなりとカラダに入ってくる音でさ、一般的には結構ハードだったりすると思うんだけど、かなりすんなりと入ってくるんだよね。それまでブルースとか色々な音楽に親しんできたからあんまりハードなの聴かなかった時代もあったんだけど…。

Humanity Hour, Vol. 1

 そんな思いをまたしても抱いてしまったのがスコーピオンズの復帰作「Humanity Hour, Vol. 1」。特別に思い入れのある程のバンドじゃなかったけど、そりゃもちろん聴いていたワケで本ブログにも何回か登場してるけど、日本盤が6月20日にリリースらしいので先に入手して聴いてみました。

うわっ!スコピ節バリバリ!!

 という感想だね。滅茶苦茶ハードというのではなくってやっぱりメロディアスで叙情的な曲が割と多くて、もちろん楽曲はハードなんだけど綺麗。そこがスコーピオンズのスコーピオンズらしいトコロでさ、やっぱりドイツの、ヨーロッパのバンドなんだよねぇ。相変わらずのクラウス・マイネの歌声が少々衰えた気もするけど文句なし。気持ち良い声なんだな、この人ってさ。で、もちろんルドルフ・シェンカーとマティアス・ヤプスのハードなツインギターはがっちりと決まっていて、多分ギターとかあんまり変わってないんじゃないかなぁ。器材も含めてそんなに最新の音ってワケじゃないように聞こえるしさ。マティアス・ヤプスは多分器材変えてるかなぁ…。ルドルフ・シェンカーは昔よりも粒が細かくなった感じかねぇ。しかし相変わらずドライブした曲がいいな。メロディーを中心としたハードロックバンドって今あんまりない、でしょ?知らないけど(笑)。いや、ポップじゃなくってね、まぁ、ヨーロッパのバンドならそうかもしれないけど、スコーピオンズの場合はそれでいてアメリカ市場にアピールする洗練されたセンスがあったりするから面白いよ。そして相変わらずの名作バラード炸裂、ってのもスコーピオンズらしい。いいなぁ、久々にぶちかまして欲しいね。

 往年のバンドがこうして20年も経ってからシーンに再度咲き誇るってのは時代の流れかね。それなりに活動していたんだろうけどやっぱりメジャーシーンに来てくれないとわかんないし…、そういう時とタイミングってのは面白いもんだね。スコーピオンズなんて全然気にしなかったのに情報が入ってくるワケだし。そしてそれがまたかっちょいいときたもんだ。老人バンドの新作と侮るなかれ、凄くハードにドライブした美しいロックが聴けまっせ〜。

Scorpions - Blackout 

 西ドイツ出身のバンドで多分一番成功したヘヴィメタルバンドではスコーピオンズなんじゃないかな。ラムシュタインはアメリカじゃ売れてないし、ネーナやクラフトワークじゃちょっと違うだろうし(笑)。そのスコーピオンズもNWOBHMの波を受けて便乗した感があるし、またアメリカでブレイクしたのはLAメタルブームの影響も大きいだろうしね。別に体系化する必要もなくって当時はシーンに横並びだったヘビメタ(的)バンドというだけだったので、後になって整理されてきたワケだが、西ドイツ出身のバンドとは知ってはいたけどそれが何か違うのかというのはあまり感じなかったもんなぁ。多分それだけアメリカナイズされた音作りをさせられていたんだろうね。普通にレコード屋にも置いてあったしさ、まぁ、文化ってのは凄いってコトか。

Blackout 禁断の刺青 Animal Magnetism

 そんなスコーピオンズって初期、中期、後期ってはっきりと音が分かれているので、結構足取り掴むのも手間掛かったりするバンドのひとつなんだな。今だによく押さえ切れてないバンドです。そういう意味ではUFOも同じで、あんまり押さえ切れてないバンドだなぁ。マイケル・シェンカー期ってのが中心で聴いてるからだろうけど(笑)。なのでこんなブログやってるとそういうのを整理する良い機会だったりする。スコピも今アレコレと書くために調べてると色々と分かることが多くてねぇ、いいね、やっぱりこういうのは。ヒプノシスのジャケットについては結構昔から知ってたんだけど中味についてはあまり評論も聞いたことがなかったので、あの一番いやらしさを喚起する男性としゃがんだ女性と犬のジャケットのアルバム「Animal Magnetism」があんまり名盤ではないらしい、ってことがわかってちょっと残念(笑)。いやいや、まぁ、人の評価だから聴かないとわかんないんだけどさ、ジャケットに興味をそそられると買いたくなるじゃん。でも、これはジャケ写がやたら有名だったので音を聴くまでに至らなかった、ってトコなんだな(笑)

 さてさて、それでスコピの中で一番メジャーになって音もそれなりに聴いたアルバムは「禁断の刺青」っつうヤツで、これは売れたんじゃないかなぁ。どこでもあったし普通にチャートに出てきてたような気がするし、ヒット曲は幾つも入ってるし、アメリカ市場で成功した作品だろうね。だが、今回はその前の「Blackout」を取り上げてみよう〜。いやぁ、やっぱり硬質な音が聴きたい時にはこっちでしょ。初っ端の「Blackout」のリフからして切り込むようなサウンドで単純な曲調もハマれるサウンドだしね。しかしクラウス・マイネってホントに歌が上手いよな。通る声じゃないけど滑らかに入ってくる上手い〜っていう歌。ルドルフ・シェンカーのギターリフとマティアス・ヤプスのクネクネしたギターソロの絡み合いが結構心地良いんだろうな、この時期は。単純にノレるリフが続くしさ。かと思えばこのバンド特有の…というかお手の物なんだろうなぁ、大げさなバラードっつうのはさ(笑)。今になってみるとあまりマジメに聴けるバラードではないけど大層な音色はさすがだなぁと毎回思う。しかし「Can't Live Without You」なんてのが代表的なんだけどキャッチーな曲だよ、ホント。確かにLAメタル好きにはウケただろう。ジャケットも久々に痛々しくてスコピらしい(笑)。

Accept - Restless And Wild 

レストレス・アンド・ワイルド メタル・ハート ボールズ・トゥ・ザ・ウォール
Accept - Restless And Wild Restless And Wild
Accept - Restless - The Best The Best

 1980年代初頭、まだスラッシュメタルやデスメタルなんて言葉がなかった頃にとんでもなく硬質で世界最速のヘヴィメタルを奏でていたバンドの音を聴いた時、こんなのアリかよ?と思ったくらい衝撃を受けた。当時ギターを始めたばかりだったギター小僧の自分はこんなの弾けるんかなぁ〜と思いコピーしてみるが…もちろん無駄な努力(笑)。やっぱりヘビメタは弾けないぜ…と早々に早弾きを断念したという逸話があるのだった。いや、どうでも良い話なんだが(笑)。

 で、それが何だったのかと言うと、アクセプトというバンドのアルバム「レストレス・アンド・ワイルド」の最初に収録されている「Accept - Restless - The Best - Fast As a Shark First As A Shark」という曲だ。恐ろしいよな、十何年も聴いてないのに今書こうと思ったらリフも旋律もサビも全部思い出せるんだもん(笑)。ツインギターソロもだけどさ…。いやぁ、それでちょこっと引っ張り出してきて聴き直したワケなんだが、音が籠もってて今の音に慣れているとなんだこの音って思ったんだけど、そんなことよりもその中味が相変わらずインパクトを与えてくれて…、やっぱり今でもコイツは早いし、ごり押しだし、凄いわ。当時から思ったことだったんだけど、特に北欧メタルっつうか西ドイツ産メタルってのにはあんまり興味を抱かなくて、どういうものが北欧メタルやドイツメタルなのかってよくわかってなかったんだよね。でもさ、これだけ色々なバンドを聴いているとさすがに北欧産とかドイツ産とかまぁ、こんな感じか、ってのはわかるワケで、その耳でアクセプトを十何年ぶりかに聴いたんだが、どっからどう聴いても硬質なドイツ産のメタルバンドだった(笑)。それでその「First As A Shark」なんだが、最初のノイズまみれの中から叫び声が聞こえてきて最速のツーバス…、いやぁ、参ったね。このアルバムってこの曲ばっかり聴いていたような気がする。

 ついでにもう一つこのバンドで印象に残っているのが「メタル・ハート」だな。もちろん「エリーゼのために」をモチーフとしたギターソロがインパクト強かったんだけど、アルバム的にはコッチの方が聴いたかもしれない。早いのは全然なくってどっちかっつうと重さで押してきたアルバムで、アメリカを意識してたのかな、すっきりした感じがあって聴きやすかったんだもん。まぁ、それでもかなり異質な音っていうのは思ってたんだが。多分この辺りが一番ヘビメタ聴いてた時期なので、覚えているのが多い。まぁ、これくらい硬質なバンドってのは多分いくらでもいるんだろうけど、結構お腹一杯になってきてしまった…(笑)。

Lordi - Get Heavy 

 キャッチーでポップセンスの溢れるメロディ、且つハードロックでそれを実践し、更にインパクトを与えるために悪魔のような格好とメイクを施してセールスに繋げるという手法を実践して見事に今ではアメリカナンバーワンエンターティナーとして君臨しているキッス。その影響力は全世界に及び、この日本でも聖飢魔IIという悪魔コミックバンドを生み出し、コミカルなキャラクターとは裏腹に安定した演奏力とパフォーマンスで人気を博したことは記憶に新しい。もちろんそれ以外にも世界中にはキッスに続けとばかりに…と言うか、メイクやひとつの宗教観に基づいてバンドイメージを創るというものは山のようにあるのだが、今時代はロルディでしょ♪

Get Heavy

Lordi - The Arockalypse The Arockalypse

 ローディなのかロルディなのか…、フィンランド読みだとロルディに近くなると思うので、とりあえずそれで良いかな、と(笑)。で、見かけの通り怪物メイク…と言うよりかは怪物コスチュームに身を包んだパフォーマンスバンドと言うのは一目瞭然。普通はこのルックス見たら聴かないし、興味も持たないんだけど、ある時MTVか何かで何かのイベントの時のゲストで出てきた様子を見てしまって、「何だこりゃ?」ってのが最初のきっかけ。スリップノットかと思ったけど、全然綺麗さが違って、あんなに汚くないっつうか(笑)、音も全然違ったので、まさか今時世界にそんなにたくさん怪物の格好したバンドがあるとは思えなかったので調べてみたらこのロルディってことが判明。物は試しとばかりに音を入手して聴いてみると…、大爆笑(笑)。

 いや、ファーストアルバム「Get Heavy」だったんだけど、もうねぇ、キャッチー且つポップなコーラスワーク満載のハードロックで、しかもフィンランドだから美しいメロディセンスもさすがのモンでさ、音だけ聴いていると怪物コスチュームは関係ないから、純粋に面白くてね。バンドの成り立ちはフィンランドのキッスファンクラブの会長だったボーカルのロルディ氏がどこかで行われるキッスのイベントに同船していたファンクラブの会員でもあった今のメンバーと意気投合してバンドを組んだのがきっかけらしいので、全員筋金入りのキッスファンなワケで、こんなバンドには珍しく鍵盤には女性を配置している。もちろんあのメイクしているので綺麗なのか何なのかよくわからんが。

 それで、楽曲だ。フィンランド人ってのはこういう美しいメロディをこんなにいくつも書けるものなのか?フィンランドっつうとハノイ・ロックスが一番筆頭にアタマに浮かぶんだけど、ハノイでも綺麗なメロディあるなぁと思うことがあって驚くが、こちらのロルディはそんなのが満載でとにかくメロディセンスに脱帽する。もちろんポップでキャッチーなサビに笑うものもあるのだが、知ってて狙ってやってるってのがわかるから良いのだ。このアルバムの中で美しい曲と言えば…ダントツに「Would You Love A Monsterman」だな。とにかく切ない感じのメロディラインでひたすら盛り上げてくれる…、そういう意味では次の「Icon Of Dominanace」も哀しげなマイナーなヘヴィロックで良い。これは何だろ、鍵盤の音が切なくていいのかなぁ。いやぁ、このヘンは凄い曲が並んでいて、次の「Not The Nicest Guy」なんてのもハードロックだけどちょっと胸キュンな感じの流れるようなサビのメロディラインが最高で、実にフィンランドらしいラインなのだ。う〜ん、いいわ、これ。そういう感じの曲ではもう一曲「Last Kiss Goodbye」もかな。このクサイタイトルからして想像できるだろうけど(笑)、良いよ〜。それと完全にキッスかぶれのハードロックでは何と言っても「Dynamite Tonight」に尽きる。これは初めて聞いたら絶対に大爆笑するに違いないくらいポップでキャッチーな曲で、最高。CDの最初の方は大体こんな感じのハードロックが並んでいるので、まずはハードな展開でリスナーを聴きつけておいて途中から切ないマイナーメロディでメロメロにしながら後半はまたハードロックでダメ押し、みたいな、そんな構成も見事な代物なのだ。

 ルックスのくだらなさに怯えないで是非一度耳にしてもらいたいバンドのひとつ。2006年ユーロビジョンコンテストの優勝バンドなんだよね。こんなのを国の代表として出してしまうフィンランド国も凄いが、それを認めてしまったヨーロッパ人ってのは何て素晴らしいんだ、と思う。

 今までは輸入盤による入手しかできなかったものがどうやら5月末には国内版がリリースされるみたいで、ようやく日本市場にもロルディのメジャー化が進んできたみたい。DVDも安く出して欲しいよなぁ、やっぱ映像を楽しむバンドだもん。