筋肉少女帯 - 大公式
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80年代に入ると日本のロックシーンもメジャーで活躍する人達、更にインディーズも盛り上がりを見せていて、アングラシーンで活躍するバンドなどと多岐に渡ってきた。時代の流れなんだろうなぁ…。もともと不良少年のロックっていう時代からメジャーシーンをひっくるめて健全でビートの効いた音楽、みたいなところでさ。まぁ、ダメ押ししたのは多分ボウイなんだろうけど。その頃にはまだまだ裏で訳の分からないことを展開していた、ある意味元祖オタクとも云える人が大槻ケンジ。ただのオタクとしてもかなりのモノだと思うけど、それがバンドをやってしまって、しかもアングラのみならずメジャーシーンに進んでも実は売れてしまった、いや売れ続けてしまったという日本全国オタク化進行の間違いなく旗手となった人達ではないだろうか(笑)。

しかし改めてアマゾンで見てみるとことごとく初期の作品が見つからない。自分的にはインディーズの頃が彼等のイメージなのでその辺は逆にナゴムベスト盤「筋肉少女帯 ナゴムコレクション」として聴けるからまだいいんだけど、メジャーになった頃あたりの作品がないのが残念だな。メジャー一発目の「仏陀L」を聴いていたので書こうと思ったんだけど、まぁ、いいか、適当なベスト盤でも出しておくとして(笑)、あれこれ進めていこう。「オールタイム・ベストアルバム 筋肉少女帯 復活究極ベスト“大公式”」
うん、とにかくバンド名からしてふざけているのでその時点でセンスが問われる。バリバリのロックだと思っていた若いウチ、即ちロックってのはやっぱりかっこよくなきゃダメだという信念が今でもあるけど、若い頃はそれしかなかったのでふざけたバンドってのは全く寄せ付けなかったので、その時点でもうダメだった(笑)。ところが、周りには必ずそういうのも聴いているヤツがいてなんだかんだと聴かされるハメになるんだよ。んで、その音のかっこよさに気付かされるんだな。ま、それでも自分で認めるまでは時間かかるんだけどさ。
そもそも筋肉少女帯ってのを最初に知ったのはまだアングラのライブハウスでライブをやっている姿を写真で捉えたもの、確か白い袈裟を着て、顔も白塗りになっていてグチャグチャになってる写真でさ、これはヤバい人達だ、って思ったもん。「とろろの脳髄伝説」のジャケ写のヤツだね。当時インディーズシーンのライブではスターリンや原爆オナニーズのライブ伝説が生きていて、何が起きてもおかしくないって思ってたし。だから筋肉少女帯もその一環だと思ってたし。それで最初は「高木ブー伝説」さ(笑)。ヤバいんじゃない?って思ったけどやっぱりヤバかったらしい。インディーズだからこそできるワザ。そういう楽しみは筋肉少女帯としてもあっただろうね。
そして音楽性、コレがまた素晴らしい。鍵盤のエディ(三柴さん)の美しきクラシックセンスがなければあり得なかったかもしれない筋肉少女帯の音楽の幅の広がり。大槻ケンジのオタクな歌詞も当然ながらこの人の楽曲センスが見事で、美しいピアノを聴かせてくれる。そういう背景があるのでロック的なスタイルに囚われずに、自由に変拍子やアレンジが登場するので、結果プログレ並みの画曲展開が普通に出てくるようになるんだな。そこにヘヴィーなギターが入ってくるので、日本では最初のプログレハードというバンドだったかもしれない。
…単純に、面白いバンド。インディーズの頃から聴いていると更に楽しめるんだよねぇ…。



しかし改めてアマゾンで見てみるとことごとく初期の作品が見つからない。自分的にはインディーズの頃が彼等のイメージなのでその辺は逆にナゴムベスト盤「筋肉少女帯 ナゴムコレクション」として聴けるからまだいいんだけど、メジャーになった頃あたりの作品がないのが残念だな。メジャー一発目の「仏陀L」を聴いていたので書こうと思ったんだけど、まぁ、いいか、適当なベスト盤でも出しておくとして(笑)、あれこれ進めていこう。「オールタイム・ベストアルバム 筋肉少女帯 復活究極ベスト“大公式”」
うん、とにかくバンド名からしてふざけているのでその時点でセンスが問われる。バリバリのロックだと思っていた若いウチ、即ちロックってのはやっぱりかっこよくなきゃダメだという信念が今でもあるけど、若い頃はそれしかなかったのでふざけたバンドってのは全く寄せ付けなかったので、その時点でもうダメだった(笑)。ところが、周りには必ずそういうのも聴いているヤツがいてなんだかんだと聴かされるハメになるんだよ。んで、その音のかっこよさに気付かされるんだな。ま、それでも自分で認めるまでは時間かかるんだけどさ。
そもそも筋肉少女帯ってのを最初に知ったのはまだアングラのライブハウスでライブをやっている姿を写真で捉えたもの、確か白い袈裟を着て、顔も白塗りになっていてグチャグチャになってる写真でさ、これはヤバい人達だ、って思ったもん。「とろろの脳髄伝説」のジャケ写のヤツだね。当時インディーズシーンのライブではスターリンや原爆オナニーズのライブ伝説が生きていて、何が起きてもおかしくないって思ってたし。だから筋肉少女帯もその一環だと思ってたし。それで最初は「高木ブー伝説」さ(笑)。ヤバいんじゃない?って思ったけどやっぱりヤバかったらしい。インディーズだからこそできるワザ。そういう楽しみは筋肉少女帯としてもあっただろうね。
そして音楽性、コレがまた素晴らしい。鍵盤のエディ(三柴さん)の美しきクラシックセンスがなければあり得なかったかもしれない筋肉少女帯の音楽の幅の広がり。大槻ケンジのオタクな歌詞も当然ながらこの人の楽曲センスが見事で、美しいピアノを聴かせてくれる。そういう背景があるのでロック的なスタイルに囚われずに、自由に変拍子やアレンジが登場するので、結果プログレ並みの画曲展開が普通に出てくるようになるんだな。そこにヘヴィーなギターが入ってくるので、日本では最初のプログレハードというバンドだったかもしれない。
…単純に、面白いバンド。インディーズの頃から聴いていると更に楽しめるんだよねぇ…。
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