Red Warriors - Lesson 1
先日のA.R.B.は80年末頃に「三日で歴史を見せてやる」ってことで渋谷のエッグマン、渋谷公会堂、武道館と三日間でライブを行って大成功させたのがあったなぁ。もちろん見てません…。まぁ、なんでそんな話かと言うと、その頃日本のロックもかなりメジャーシーンになってきていて実に色々なバンドが出てきてた。そんな中でグラマラスでゴージャスなロックンロールというニッチな世界を体現して人気があったバンドがレッド・ウォーリアーズなワケさ。


セカンドアルバム「CASINO DRIVE」で完全にメジャーシーンでの地位を確立して以降、それこそ夢の実現に向けて走りまくって武道館、西武球場とキャパを広げて世界へ、なんて感じだったんだけどさすがに世界は無理で、解散。もったいないなぁ~って感じだけど、まぁ、残された音がかっこよかいから良いでしょ。それでも、最初にシーンに出てくる前から話題だったレッド・ウォーリアーズ、今回は敢えてファーストアルバム「LESSON 1」を取り上げてみよう。
レッド・ウォーリアーズて別にインディーズで活躍していたワケじゃないのにメジャーデビュー前に、既に渋谷公会堂を満員にしていたという正にライブで客を集めまくっていたバンドで、確かにCDリリースされる前から話題だった。そんでデビューする頃にはあちこちで、このジャケットのポスターとかを見かけてさ、いやぁ~、なんてまた露骨なジャケなんだろうと。きっとまたゴツイ滑降したパンクなバンドなんだろうなぁ、なんて思ってたんんだけどね、やっぱり気になるから聴くワケよ、音を。そしてら凄くシンプルなロックンロールで、更に悲愴感があってかっこよい。それこそA.R.B.とかモッズとかルースターズとか日本のロックバンドが持つ悲愴感疾走感っていうのを持ってて、しかも良い曲が多いという…。いや、イメージと音が結構違ったな。周りのバンドとも全然違ってて、イロモノバンドとかビートバンドとかじゃなくってさ、しっかりと骨太なロックでグラマラス。そして聴きやすい旋律をもったロックンロールっていう感じで、好きだったね。歌詞がやっぱり響くってのは日本のバンドの良いところ、っつうか英語が堪能であればそんなことないんだろうけど、やっぱ日本語中心に生きているのでストレートに入ってくるんだよね。だからJ-Popが売れるってのわかるんだけどさ、ロックでも一緒だよ、それは、と思う。
次のセカンドアルバム「CASINO DRIVE」ではファースト「LESSON 1」の悲愴感溢れるロックンロールからゆとりとゴージャス感を存分に表して、更に磨きがかかった名盤を創り上げている。う~ん、今聴くとちょっと子供騙しの部分もあるけど、まぁ、いいか。
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