Mick Farren - Vampires Stole My Lunch Money

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 歴代の奇人ミック・ファーレンという人物、どんな人なんだろうと気になっているところになんとも見事に自分の顔のどアップをアルバムジャケットにした作品を1978年にリリースして、そのひょうきんな表情を遙か東の彼方の国のロック少年たちに見せてくれたのだ。もちろんアナログ時代には多分見たことなかったかなぁ、自分は。当時リアルでもなかなか見なかったとは思うけど、へぇ~、ってな感じでして、よく見れば見るほどにヘンなの~って思うんだけどね。

泥棒ヴァンパイアに御用心(VAMPIRES STOLE MY LUNCH MONEY) モナ(人喰いサーカス団)(MONA)(THE CARNIVOROUS CIRCUS)

 「泥棒ヴァンパイアに御用心」というソロではセカンドアルバムとなっていて、意外と作品出していないかなという感じだけど、面子が面白い。昔のデヴィアンツからの仲間がサポートしているんだけど、さすがにノッティングヒルゲイトの主と呼ばれるだけあって、ウィルコ・ジョンソンがギターで参加していて、バックコーラスにはなんとソーニャ・クリスティーナとクリッシー・ハインドという豪華な女性陣。この二人が並んでコーラスやってるってのが信じられんのだけど…。この二人のコーラスワークはアルバム冒頭の「Trouble Coming Every Day」から炸裂していて、なんか強烈なバックコーラスだなぁ~と思って見るとこんな面子。どんな繋がりなんだろ?クリッシー・ハインドはまだわかる。クラッシュの面々とノッティングヒルゲイト周辺でたむろっていたらしいからさ。しかしソーニャだよなぁ。彼女のそういう生い立ちというか育ち的なトコロって全然記憶にないから、ピンと来ない。ステチュワート・コープランドの奥さん時代なのかな…、でも彼はノッティングヒルゲゲイト周辺にいたのだろうか?う~む、なかなか奥が深い。

 さて、このセカンドアルバム「泥棒ヴァンパイアに御用心」ではウィルコ・ジョンソンが参加している関係からか全体的にパブロック的なシャープでソリッドなサウンドが多く、そこにミック・ファーレンのキャッチーなメロディを持ったセンスが入り込んでいるのでアルバム的に決して質は高くないけれど、聴きやすく創られている感じ。60年代から生きてきたオトコが久々に放つ音にしてはかなり面白いんだkど、時代はパンクとディスコだから、もちろん無視されただろうことは想像に難くない(笑)。

 ま、一般的いはどうしてもファーストアルバム「モナ(人喰いサーカス団)」への関心が高い様子で、もちろんデヴィアンツの延長を期待してというものなんだろうけど、こちらのセカンドアルバム「泥棒ヴァンパイアに御用心」は全然違った意味で新鮮なミック・ファーレンを聴けるね。

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フレ
Posted byフレ

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