Discharge - Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing

0 Comments
Hear Nothing See Nothing Say Nothing

 突然、ハードコアパンクの存在を思い出す。聴きたいとか懐かしいとかいう感情はなくってジューダス・プリースト聴いて、美しい叙情性に感動していたところの反動だろうか。ひたすら攻撃的で破壊的なサウンドをほんの少しだけ思い出して聴いてみようかと。しかし、それでも限度はあるってもんで、そもそも自分のコレクションにあるものとなればヘンなのもそうそうないだろうと…。ん?あ、あったなぁ~、これ…。全く記憶にないけど凄く辛かったような…、まぁいいや、どれどれ…。

 ディスチャージという英国のハードコアパンクバンドが1982年にリリースした彼等のセカンドアルバム「Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing」。何とアルバム全曲で28分を切るという代物だ。うん14曲入りだからほとんど二分弱の曲ばっかりが詰め込まれている。80年代ハードコアパンクバンドとして一世を風靡したバンドで今でも伝説的に語られることの多いバンド。見事に20年以上ぶりに聴いてみたが…、いやぁ~、全然古くないぞ、これ。アルバム的によく出来ているっていうのか、演奏がヘタじゃないし、創られた音もサウンドも全然耳障りにならないので、単にもの凄いコアな音楽として聴いていられる。

 想像するような滅茶苦茶なサウンドじゃなくってこういうハードコアパンクってのが英国では普通なのだろうかと思えるんだが、なんつうのか…、ジェット音のようなディストーションギターがひたすら2コードくらいで鳴っていて、リズムはもちろんそこそこに早いが、スラッシュとかほどじゃなくって、普通に早い程度。歌はもちろんがなり立てているんだけどヘタじゃないし、アティテュードもしっかり感じられる歌、というか叫びに近いかなぁ…。でもこのアルバム凄くよく出来てる。

 しかし…、やっぱりうるさいし飽きるな(笑)。ちなみにファーストアルバム「WHY」はもう少し派手でぎごちないけどスタンスはしっかり出ている名盤、らしい。覚えていない…(笑)。いやぁ、すっきりするなぁ、結構楽しかった。

関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply