Gary Moore - Dirty Fingers

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 個人的にすごく懐かしいのを久々に聴いた。マジメに。レコード持ってたけど売ったような気がするなぁ…、と。んで、まとめてこの人の初期の作品が聴きたくなったので一気にネットでゲットして聴きまくり。昔は知らなかった事実が色々判明して楽しんでます。

ダーティー・フィンガーズ(K2HD/紙ジャケット仕様) Live at the Marquee Club

 1984年にリリースされた「ダーティー・フィンガーズ」のレコーディングは1981年頃、当時コージーとのバンド結成を目論んでいたトコロにレーベルからの契約によりアルバム制作が指示されて急遽ジミー・ペイン、トミー・アルドリッジ、ドン・エイリー達と作った怒りのハードロック作品。自分的にはゲイリー・ムーアと言ったらこのアルバムというイメージが強い。

 今改めて見ると反戦ソングが多いんだな…。初っ端から「Hiroshima」「Nuclear Attack」「Rest in Peace」とタイトルだけで三つもそれらしいのがあるくらいだから歌詞の中味見たらもっとあるんだろうか?昔はあまり気にしないで聴いていたから意識しなかった。それにしても怒濤のハードロック作品で、最初の「Hiroshima」からもう思い切りハードロックなギターリフで、「Bad News」や「Nuclear Attack」「Really Gonna Rock Tonight」も同様に非常にマイケル・シェンカーのリフと近いものがある。湿っぽさも雰囲気もリフそのものもどこか相通じるものがあるから余計に親しみやすかった。そんで「Dirty Fingers」っつう短い曲ではギターソロだけを弾きまくると云うもので、それも美しいのではなく正に力業と呼ぶべきフルピッキングでの速弾きを詰め込んだ凄い音。かっちょいいっつうか、やっぱゲイリーだなぁ~って云うか。ギターソロと言えばどの曲もかなり印象的なソロで、やっぱ燃える。そういえばアニマルズの「悲しき願い」が入っていて、家でレコード聴いてたら母親が聴いて口ずさんでいたのを見て、ゲイリー・ムーアってすげぇ~、ウチの母親でも知ってるくらい有名なんだ!と大きく勘違いしてた事があった。いや、尾藤イサオが歌ってヒットしてたらしくて、元はアニマルズ、サンタ・エスメラルダって人がフラメンコチックにしたのをまたヒットさせたモノらしい。まぁ、あれだ「だ~れのせいでもありゃしな~い、みんなおいらが悪いのさ~」ってヤツよ。

 リリース当時は日本限定発売で、海外には流れていなくて貴重だったらしい。この後すぐにもう一枚「Live!」と題されたアルバムも日本限定でリリースされて、そっちは「パリの散歩道」のインストバージョンのギタータブ譜が付いてて、おかげでコピーしまくった。それも好きなアルバムだね。今はジャケットも変わってしまって「Live at the Marquee Club」のタイトルでCDが出てる。思い入れ的にはアナログの赤と黄色のヤツがイメージ強いね。同時期に「Rockin' Every Night (Live in Japan)」と云う日本公演のライブ盤もリリースされていた。この頃やたらとゲイリー・ムーアのアルバムがリリースされてて、やっぱ人気だったんだろうな。来日公演もあったから余計にかもしれないけど。この人ライブアルバム多いよねぇ…、やっぱロリー・ギャラガーにならないように、だろうか。

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フレ
Posted byフレ

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