Michael Schenker - In The Midst Of Beauty
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おぉ~、出た出た…、マイケル・シェンカー新作「イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー」だよ。どうしたんだろうか、ここ最近は昔のバンドやアーティストが新作を出すとわくわくしちゃうようになった。ちょっと前は今更の新作なんて別にマジメに聴くこともないけどな、なんて冷静に見ていたし、実際聴いてみて凄くよかった、ってことも少なかったんだけどね。往年のアーティストが残り少ないミュージシャン人生を賭けて結構気合いの入った新作を出してくるってのもあるし、昔を懐かしんで、というかやっぱりン十年も経過すると昔のメンツを集めてまた一緒にやってみたりするっていうことでアーティスト側も自分に折り合いが付けられるようになったっていう時間経過が一番大きいんだろうな。多くのバンドが現役時代よりも再結成してからの方が長くやっているってのもあるし。エアロとかハノイなんて正にそうだし、キッスだってそうだし、こないだ来日したチープ・トリックだってそうだしね。まぁ、ファン的には嬉しいこととして捉えておこう。

こないだリリースされたばかりの「神」の新作「イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー」。やっぱり「神」です。アルバム制作のメンツはボーカルにゲイリー・バーデン復活という嬉しいイベントを筆頭にベースにニール・マーレイ、鍵盤にドン・エイリー、ドラムスにはサイモン・フィリップスという布陣。おいおい、メタル界の英雄達が結集してないか?これでドラムが別の誰かだったらホントとんでもないよなぁと。いや、サイモン・フィリップスでもいいけどさ、メタル畑の人じゃないからちょっと重さが足りないっつうか(笑)。まぁ、でも今回のアルバムは基本的に重さを出していないアルバムなので、ちょうど良いのかもしれないな。うん、意外なコトに、というかマイケル・シェンカーらしくない、というのからしいというのか、ヤケに疾走感溢れる曲が多くてしかも割とキャッチーな展開やメロディで、やっぱりこのメンツだと売れ線狙いってのもあるのかなぁ~と思ってしまうけど、別に悪くない。「神」の「神」たるギタープレイは健在で、あちこちに美しくメロディアスなギターソロが散りばめられていることはギターファンにとっては凄く嬉しい。難を言うならば、素晴らしく印象的な始まり方をするソロに欠けるってことと、同じくもの凄く印象的なギターリフに欠けるっていうことか。これもまぁ、聴いていればそうでもないのかもしれないけど、まずはそんな印象。いや、もちろん美しいし面白いんだけど…贅沢かね(笑)。
しかしまぁ、ホントにポップでキャッチーなサビを持った曲が続いていて「I Want You」なんてのは素晴らしいくらい。でもギターソロも思い切り弾いているので心地良いんだけどね。それと「Summerdays」なんてシャイなタイトルでは冒頭から一瞬驚いたんだけど、パープルの「Child In Time」かと思ってしまった歌メロが…(笑)。そして実験的というか意欲的というか「Night To Remember」では7拍子と8拍子の合わせ技による楽曲展開、こういうのってサイモン・フィリップス巧いよなぁ、と。普通に聴かせちゃうんだもん。全編でニール・マーレイも結構弾き倒しているのでベースから聴いても面白い。そしてドン・エイリーがかなりアルバム全般に貢献しているようで、一見派手に聞こえないけど随所で鍵盤が音圧を出しているっていうトコかな。そしてゲイリー・バーデンの歌は相変わらずの声で、ちょっと渋くなったかなって感じ。まぁ、低くなったとも云うが。
で、「神」。まずだなぁ…、ギターの音がやっぱりディーンに替えたからだろうけど、やっぱりかなり違う。マイルドさが足りないっていうのかなぁ…、ちょっとエッジが立っている感じで線が細い、かな。バッキングのギターはギブソンっぽいけど、オブリのギターの音色はまた別のギターって感じで、メインのギターソロの音がちと変わったな、と。アルバム全体のミックスからしてもギターが割と抑えてあるような感じで昔のメタルっぽく前面に出してないので余計にそう感じるのかも。しかしそれでもギターの音は良い音です。さすが「神」の音。
8月末頃に来日公演があるとかないとか…、また因縁の中野サンプラザでやるとかやらないとか…。しかもツアーメンバーはクリス・グレンがベースで、ドラムにはテッド・マッケンナだとか…、でゲイリー・バーデンの歌ってことなので、即ち黄金時代のメンバーが再結集してのライブ…、う~ん「ロック・ウィル・ネヴァー・ダイ」復活だったら感動モノだな。見たい!


こないだリリースされたばかりの「神」の新作「イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー」。やっぱり「神」です。アルバム制作のメンツはボーカルにゲイリー・バーデン復活という嬉しいイベントを筆頭にベースにニール・マーレイ、鍵盤にドン・エイリー、ドラムスにはサイモン・フィリップスという布陣。おいおい、メタル界の英雄達が結集してないか?これでドラムが別の誰かだったらホントとんでもないよなぁと。いや、サイモン・フィリップスでもいいけどさ、メタル畑の人じゃないからちょっと重さが足りないっつうか(笑)。まぁ、でも今回のアルバムは基本的に重さを出していないアルバムなので、ちょうど良いのかもしれないな。うん、意外なコトに、というかマイケル・シェンカーらしくない、というのからしいというのか、ヤケに疾走感溢れる曲が多くてしかも割とキャッチーな展開やメロディで、やっぱりこのメンツだと売れ線狙いってのもあるのかなぁ~と思ってしまうけど、別に悪くない。「神」の「神」たるギタープレイは健在で、あちこちに美しくメロディアスなギターソロが散りばめられていることはギターファンにとっては凄く嬉しい。難を言うならば、素晴らしく印象的な始まり方をするソロに欠けるってことと、同じくもの凄く印象的なギターリフに欠けるっていうことか。これもまぁ、聴いていればそうでもないのかもしれないけど、まずはそんな印象。いや、もちろん美しいし面白いんだけど…贅沢かね(笑)。
しかしまぁ、ホントにポップでキャッチーなサビを持った曲が続いていて「I Want You」なんてのは素晴らしいくらい。でもギターソロも思い切り弾いているので心地良いんだけどね。それと「Summerdays」なんてシャイなタイトルでは冒頭から一瞬驚いたんだけど、パープルの「Child In Time」かと思ってしまった歌メロが…(笑)。そして実験的というか意欲的というか「Night To Remember」では7拍子と8拍子の合わせ技による楽曲展開、こういうのってサイモン・フィリップス巧いよなぁ、と。普通に聴かせちゃうんだもん。全編でニール・マーレイも結構弾き倒しているのでベースから聴いても面白い。そしてドン・エイリーがかなりアルバム全般に貢献しているようで、一見派手に聞こえないけど随所で鍵盤が音圧を出しているっていうトコかな。そしてゲイリー・バーデンの歌は相変わらずの声で、ちょっと渋くなったかなって感じ。まぁ、低くなったとも云うが。
で、「神」。まずだなぁ…、ギターの音がやっぱりディーンに替えたからだろうけど、やっぱりかなり違う。マイルドさが足りないっていうのかなぁ…、ちょっとエッジが立っている感じで線が細い、かな。バッキングのギターはギブソンっぽいけど、オブリのギターの音色はまた別のギターって感じで、メインのギターソロの音がちと変わったな、と。アルバム全体のミックスからしてもギターが割と抑えてあるような感じで昔のメタルっぽく前面に出してないので余計にそう感じるのかも。しかしそれでもギターの音は良い音です。さすが「神」の音。
8月末頃に来日公演があるとかないとか…、また因縁の中野サンプラザでやるとかやらないとか…。しかもツアーメンバーはクリス・グレンがベースで、ドラムにはテッド・マッケンナだとか…、でゲイリー・バーデンの歌ってことなので、即ち黄金時代のメンバーが再結集してのライブ…、う~ん「ロック・ウィル・ネヴァー・ダイ」復活だったら感動モノだな。見たい!
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