A.R.M.S. Concert (Jimmy Page, Jeff Beck, Eric Clapton etc)
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ロック好きなヤツならば三大ギタリストと云えばピンと来る。それが一堂に介して行われたライブが過去に一度だけあった…。有名な「アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~」ってヤツ。ベック、ペイジ、クラプトンの三人で最後に「レイラ」をセッションしまくるというものだが…、そもそもはロニー・レインの筋ジストロフィーという病気の治療方法にカネがかかるってことで、その研究支援機関の資金集めを目的としたものらしく、英国で二日間、アメリカでも何日かツアーが行われていたらしい。

英国のロイヤルアルバートホールでの演奏がDVDでリリースされているんだけど、その話題ほど演奏の出来映えは大したコトないのが現実。もちろん集まってプレイするという記念事業としての見方なので中味にはそれほど注意する必要もないんだけどさ、見ていてこのメンツの割には全然面白くないな、ってなモンだ。クラプトンのバックにはチャーリー・ワッツやビル・ワイマン、全編出ずっぱりのサイモン・フィリップスがドラムに居座ってるけど、全然曲覚えてないし。お馴染みのパーカッションプレイヤー、レイ・クーパーがもの凄く良い味を出しているのが救いだね。それとアンディ・フェアウェザー・ロウがコーディネイター的に参加していながら自身でも一曲披露してる。それとスティーヴ・ウィンウッドも参加してるか。演奏的にはそれなりながらもリラックスしたセッションっつう感じ。ウィンウッドの歌声の素晴らしさが光るけど、なんつうかな、いまいち。ウィンウッドのソロもちょっとなぁ…。スペンサー・デイヴィス・グループの「Gimmie Some Lovin」は驚いたけど。
んで、やっぱりジェフ・ベック。サイモン・フィリップスはもともとここから連れてきてるだろうから当然一番バンドとしてまとまってるワケで、ベックの革新的ギターの片鱗がしっかりと見れるのは美味しいね。やっぱりひと味もふた味も違うプレイを余裕でぶちかましてくれる。ある意味この人のライブっていつも面白いから外れない。まさかの「Hi Ho Silver Lightning」で自身の歌と客との掛け合いなんて全く考えられない行動が…、珍しいっす。
そして本命ジミー・ペイジ。やっぱりこの人はロックだ。クスリ決めまくって出てますってのがバレバレで。かっちょいいんだよ、存在だけで。完全に浮いてるもん。そしてツェッペリンと云うバンドの凄さはこういうにわか仕込みのセッションでは絶対出来ないことが証明されてしまって…、ソロの曲はともかく、インスト版「天国への階段」だってバックは全然ボロボロで、こんなんじゃギター弾くのもノレないよなと思うくらいにバラバラで曲を知らないでプレイしすぎ。やっぱツェッペリンって特殊なバンドなんだなとつくづく…、それは後のライブエイドでも十二分に証明されているけど、ここで初めて露呈した事実。でもジミー・ペイジのギターの音は完全に新しくなってて、The Firmサウンドに近い。それとテクニックってのは置いといて、テレキャスを腰上辺りで弾いているので長い腕が余ってるのもユニーク。歌があるのはウィンウッドが歌っているのでそれなりながら、それもいい加減で…、全然適当でやる気ないんだもん。この中でジミー・ペイジが満足できたミュージシャンって誰かいたんだろうか?と思うくらいボロボロ。
ちなみにこの後のアメリカ公演ではウィンウッドが離脱して、ポール・ロジャースが参加。そこでジミー・ペイジとの共演が深くなっていってThe Firmの曲を既に実験的に演奏している。それからウィンウッドの枠はジョー・コッカーが参加して埋めていた。最後のアンコール後のセッションも「With A Little Help My Friend」が取り上げられていた。圧倒的にアメリカ公演の方が出来映えも良いんだけど、まぁ、資金集めだからしょうがない、さっさとリリースした方が良いもんな。
そうして最後のセッションは…、いや、語れることはないっす(笑)。ベック。クラプトンはもう安定した適当なセッションなんて余裕で出来るワケだしね。ジミー・ペイジさんだけはね、こういう時いつも問題児。昔は優秀なセッションプレイヤーだったのにツェッペリンであまりにも個性的な音を出し続け過ぎたからか、セッションでギターを弾くには個性的すぎるんだよね。だからこういう時難しい…。そのまま。でも「天国への階段」を演奏後のスタンディングオベーションは他のどのシーンでも見られないので、やっぱり偉大な人なのです。

英国のロイヤルアルバートホールでの演奏がDVDでリリースされているんだけど、その話題ほど演奏の出来映えは大したコトないのが現実。もちろん集まってプレイするという記念事業としての見方なので中味にはそれほど注意する必要もないんだけどさ、見ていてこのメンツの割には全然面白くないな、ってなモンだ。クラプトンのバックにはチャーリー・ワッツやビル・ワイマン、全編出ずっぱりのサイモン・フィリップスがドラムに居座ってるけど、全然曲覚えてないし。お馴染みのパーカッションプレイヤー、レイ・クーパーがもの凄く良い味を出しているのが救いだね。それとアンディ・フェアウェザー・ロウがコーディネイター的に参加していながら自身でも一曲披露してる。それとスティーヴ・ウィンウッドも参加してるか。演奏的にはそれなりながらもリラックスしたセッションっつう感じ。ウィンウッドの歌声の素晴らしさが光るけど、なんつうかな、いまいち。ウィンウッドのソロもちょっとなぁ…。スペンサー・デイヴィス・グループの「Gimmie Some Lovin」は驚いたけど。
んで、やっぱりジェフ・ベック。サイモン・フィリップスはもともとここから連れてきてるだろうから当然一番バンドとしてまとまってるワケで、ベックの革新的ギターの片鱗がしっかりと見れるのは美味しいね。やっぱりひと味もふた味も違うプレイを余裕でぶちかましてくれる。ある意味この人のライブっていつも面白いから外れない。まさかの「Hi Ho Silver Lightning」で自身の歌と客との掛け合いなんて全く考えられない行動が…、珍しいっす。
そして本命ジミー・ペイジ。やっぱりこの人はロックだ。クスリ決めまくって出てますってのがバレバレで。かっちょいいんだよ、存在だけで。完全に浮いてるもん。そしてツェッペリンと云うバンドの凄さはこういうにわか仕込みのセッションでは絶対出来ないことが証明されてしまって…、ソロの曲はともかく、インスト版「天国への階段」だってバックは全然ボロボロで、こんなんじゃギター弾くのもノレないよなと思うくらいにバラバラで曲を知らないでプレイしすぎ。やっぱツェッペリンって特殊なバンドなんだなとつくづく…、それは後のライブエイドでも十二分に証明されているけど、ここで初めて露呈した事実。でもジミー・ペイジのギターの音は完全に新しくなってて、The Firmサウンドに近い。それとテクニックってのは置いといて、テレキャスを腰上辺りで弾いているので長い腕が余ってるのもユニーク。歌があるのはウィンウッドが歌っているのでそれなりながら、それもいい加減で…、全然適当でやる気ないんだもん。この中でジミー・ペイジが満足できたミュージシャンって誰かいたんだろうか?と思うくらいボロボロ。
ちなみにこの後のアメリカ公演ではウィンウッドが離脱して、ポール・ロジャースが参加。そこでジミー・ペイジとの共演が深くなっていってThe Firmの曲を既に実験的に演奏している。それからウィンウッドの枠はジョー・コッカーが参加して埋めていた。最後のアンコール後のセッションも「With A Little Help My Friend」が取り上げられていた。圧倒的にアメリカ公演の方が出来映えも良いんだけど、まぁ、資金集めだからしょうがない、さっさとリリースした方が良いもんな。
そうして最後のセッションは…、いや、語れることはないっす(笑)。ベック。クラプトンはもう安定した適当なセッションなんて余裕で出来るワケだしね。ジミー・ペイジさんだけはね、こういう時いつも問題児。昔は優秀なセッションプレイヤーだったのにツェッペリンであまりにも個性的な音を出し続け過ぎたからか、セッションでギターを弾くには個性的すぎるんだよね。だからこういう時難しい…。そのまま。でも「天国への階段」を演奏後のスタンディングオベーションは他のどのシーンでも見られないので、やっぱり偉大な人なのです。
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