Johnny Winter - And Live

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Live

 どうにもブルースギターヒーローシリーズから抜け出せないでいるが、伝説の100万ドルの男、ジョニー・ウィンターにハマってみました。ちょっと前に新作をリリースしているので、一応現役だけどさすがに元々アルビノだからなのか単に歳のせいなのか、以前の煌びやかなギタープレイではなく、少々寂しいものがある作品だったな。2003年のライブ映像も出ているけど、まだ見てない、…というかあまり見たくない。やはりジョニー・ウィンターは70年代の全盛期が一番カッコイイからそのままのイメージにしておきたいもん。

 てな事で、多々ある作品の中で、と言うかキャリアの中でもっともロックだった時期の1970年リリースの三枚目「Jonny Winter And...」。もちろんスタジオ盤よりもライブで本領発揮する人なのでその後の「Live Johnny Winter And」が一番聴きやすくて、スカッとしたい時のお気に入り。聴いた事のあるような曲ばかりなので、それだけと言えばそれだけだけどこのギターが凄い。テン・イヤーズ・アフターやヤードバーズもやってる「Good Morning Little Schoolgirl」、ストーンズの「Jumpin' Jack Flash」、これなんかいつの時代のライブでも定番曲としてやってるくらい激しいバージョンだ。それからロカビリーのメドレーで「Great Balls of Fire - Long Tall Sally - Whole Lotta Shakin Goin' On」もお手の物で、最後はお決まりの彼の名前入りのところから自分の紹介ソング的に毎回演奏されている「Johnny B. Goode」。どれもこれも激しく速いテンポでプレイされてて息つく間もない感じで良い。何が凄いって、トリオでのこの音圧もそうだし、やはりギターの指裁きがブルースマンのそれじゃないよ。ロックギタリストとしても相当速弾きの部類に入るので、1970年という時代性ではかなり突出していただろう。

 その昔ジョニー・ウィンターのライブを見たい、と思うと1983年のトロントのライブを収録した「Johnny Winter Live!」と言うビデオしかなく、今もまだDVDが出てない。少々時代が違うけど見たいから、って探し回って見たらぶっ飛んだ。激しいギタープレイは流石で感心しきりだけど、途中でギター一本だけでソロプレイをかましてくれて、そこで驚くのは左手の人差し指と中指はベースラインをなぞりながら薬指と小指で高音弦でギターソロ弾いてるスタイル。ラグタイムやスパニッシュならそういうのもあるだろうけど、ロック界ではあまりいないので当時凄く驚いた。先日も見たけどやはり凄いなとしきりに感心。多分70年代から80年代まで、もしかしたら90年代までこの人は全然変わらないのかもしれない。いや、多分変わってない。

 そういえばセカンドアルバムのレガシーエディションもリリースされたばかりだが、ここにも1970年4月のライブが収録されているので聴かなければ。
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フレ
Posted byフレ

Comments 12

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Cherry  
TBありがとうございます

初めまして。
トラックバックありがとうございました。
すごく細かなレビュー書かれているんですね。勉強になります。これからも時々遊びに来ますね。
よろしくお願いします!

2006/01/09 (Mon) 09:53 | EDIT | REPLY |   
Roadmaster  
ジョニーなので

今度はこちらからTBさせていただきました。去年の日記ですが、よろしくお願いします。

2006/01/10 (Tue) 21:00 | EDIT | REPLY |   
KOJY  

daisukeさんのBlogから散歩してきました。自分はJWのアルバムでは「Still Alive And Well」が好きです。今、国内盤って入手できないんですよねー?残念ですけど。。。

2006/01/10 (Tue) 22:30 | EDIT | REPLY |   
twingoxm  

トラックバックいただきましてありがとうございました・・
ライブ・・はその昔ジャケットのファイアーバードがカッコよくて購入しジョニーウインターにハマりました・・ファイアーバードは結構好きで4本程買いました・・弾き難いんですがカッコが大好きなんです・・

トロントのライブはLDで持っておりますが新品当時からノイズがひどくてちゃんと観られませんでした・・

今は全く聴いてませんが昔を思い出させてくださいましてありがとうございます。

2006/01/10 (Tue) 23:36 | EDIT | REPLY |   
フレ@ロック好きの行き着く先は…  
コメント感謝です(遅れました)

>Cherryさん
いやぁ、きくまる氏のファンサイトとは驚きました。昔のバンド仲間です。ネットでこんな偶然が起こるとは凄いなぁ…。いや、みなさまに説明すると、昔懐かし友人とは知らずにブログでトラバしてしまったのです。ま、趣味似てるからそりゃ会うこともあるんだろうけど。んなことで、テレビの「ヘビメタさん」ってので初代優勝者ジーン。シモンズ氏のサイトオーナーのCherryさんです♪

>Roadmasterさん
いやぁ、いつの日記でも好きなモノに変わりはないっすから。末永くお付き合いくださいませ。

>KOJYさん
daisukeさんの「無駄遣いな日々」は素晴らしいブログっすよね。「Still Alive And Well」って日本盤CDないんですか?レコード3面のやつでしたっけ?あんなのこのアルバム以来見たことないですけど(笑)。

>twingoxmさん
ファイヤーバードは欲しかったんですけど、持ってみたらネック側が重くてとても弾けなかったので挫折しました…。かっこいいんですけど、残念!弾けるtwingoxmさんが羨ましいっす。トロントのライブLD絶対見た方が良いっすよ~、勿体ない…。

2006/01/13 (Fri) 21:55 | EDIT | REPLY |   
BluesRockers  
BLUESROCK

訪問ありがとう!。僕もDVD持ってるけど友達に貸したら帰ってこない。ドラマーがヘビメタみたいなのでびっくりしました。一人で演奏している曲はSweetPapaJohneですね。僕達のバンドのレパートリーです。慣れるまで大変でしたよ。

2006/01/14 (Sat) 12:36 | EDIT | REPLY |   
icerocket  

こんばんは^^

コメントありがとうございました。

今さらですが先ほどJohnny Winterを聴いたので・・・。

ギターはもちろんすごいですしヴォーカルもアツイ。でも曲間に入る「イエー」とか「んがー」とかの掛け声がなんか笑っちゃいます。とにかくアツイ。

2006/01/14 (Sat) 18:40 | EDIT | REPLY |   
フレ@ロック好きの行き着く先は?  
コメントありがとうございます。

>BluesRockersさん
そうです「Sweet Papa Johne」です。あれ弾けるようになるのは時間かかるでしょう…。素晴らしい、尊敬します、はい。しかもファイヤーバード弾いてるようなので更に尊敬の眼差しです。う~ん、練習して弾けるモンなんだろうか←自分

>icerocketさん
いやぁ、たまたま覗いたら面白そうなネタたくさんあったのでお邪魔しちゃいました♪Johnny Winterとか黒人ブルースメンなんかもそうなんですけど、あのかけ声って重要ですよね。JBなんかそれだけでリズム作っちゃいますもんね。

2006/01/14 (Sat) 20:17 | EDIT | REPLY |   
yu-shio  

TB、コメントありがとございます。「Live Johnny Winter And」最高ですね。Rick Derringerも参加してるのでトリオではないと思いますが、、。あと「Captured Live」はもっと激しいですね。“Sweet Papa John”演ってます。

2006/01/27 (Fri) 00:59 | EDIT | REPLY |   
sy_rock1009  

こんばんんは!
トラックバック&コメントありがとうございました。
サムピックを使った火の出る速弾きは、ホントかっこよくて、ロックそのものですよね。
最近は体調がかなり悪いみたいで、太陽を長時間浴びると良くないみたいですけど、この人はやっぱりヴォーカルも含め、ロックン・ローラーです。

2006/04/16 (Sun) 21:05 | EDIT | REPLY |   
波野井露楠  

こんばんは!
確かに、モロブルースなアルバムより、すかっとして聴きやすいですよね!しかも、カッコいい!!!!
私も、生のジョニー・ウィンター、一度でいいので体験したいです!

2006/06/09 (Fri) 00:21 | EDIT | REPLY |   
Sango15  
ジョニー・ウィンター

「みゅじっくな日記」と「面白半分 腹立ち半分」の2つからトラバさせてもらいました。
少年時代にリアルタイムで聞き狂ったジョニーなので、自分にとっては永遠のギターヒローです。

2006/10/07 (Sat) 14:29 | EDIT | REPLY |   

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