Black Sabbath - Heaven And Hell
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ロニー・ジェイムズ・ディオという人は天性のボーカリストなのだろう。アメリカ人なのだが何故か英国ハードロック界との関わりを持ち続け、アメリカのメンバーを育てていった、みたいなトコロがある…、のは穿った見方?いやいや…。レインボウでの強烈な歌声が軽めのハードなギターにピッタリ合うんだなぁ~と、すなわちレインボウのアメリカン化の布石だったのかもしれないのだが、驚くことにこの人、レインボウの後にブラック・サバスに加入してしまうのだ。
まぁ、それ自体は当時から今も驚きの移籍ってことで有名な話なんだけど、そのブラック・サバスはオジーが抜けた後でどうしたもんかと悩んでいたトコロにロニー・ジェイムズ・ディオというなかなかの大物が浮いたので、というワケなのかどうか知らないが見事に獲得して新たなる世界に挑戦。大体ボーカリストが替わるってのはバンドが替わるみたいなくらい大きな出来事なので、果たしてブラック・サバスという伝統ある英国のヘヴィバンドがどうなるのか当時は皆興味津々だったに違いない。

そして1980年に出てきたアルバムがコレ「Heaven and Hell」だが、ホントにこれがブラック・サバスなのか?いや、この名前使っていいのか?ってなくらいに別のバンドと化していた…ように聞こえるんだけど、自分だけじゃないだろう、多分。更に驚くことにそれでいて無茶苦茶かっこよいハードロックを展開している名盤っつうところだが、何てこった、見事に時代にマッチした軽めのハードロックでメロディもしっかりしたキャッチーさもある、そしてみんなで盛り上がれる、などと言う過去のブラック・サバスではあり得ないような面が出てきた作品で、名曲「Neon Nights」なんてのは今でもHR界最高峰に位置する素晴らしい曲でして、そんなのがアルバム全編に入っている駄作無しの傑作。ディオの歌声ももちろんマッチして、というかそのためにブラック・サバスがこういう方向性を選んだのだろうとしか思えない。
ギターのトニー・アイオミはもちろん唯一のオリジナルメンバーとして未だに君臨しているが、この時のギタープレイは過去に類を見ない程のプレイで、何だこのギターソロは?と思うくらいに時代に合った、ともすればリッチーのようなソロプレイを聴かせてくれるのだが、これがまた良い。アルバムタイトル曲「Heaven and Hell」はさすがに往年のブラック・サバスらしいリフとコード進行で作られているが、それでもやはりディオのおかげか暗さがなくある程度の重さが存在するだけという…。そして見事にブラック・サバスとディオの融合が出ているのがもうひとつ、「Die Young」だろう。確かにブラック・サバスだよなぁと思うリフレインなのだが、ここでもやはりトニー・アイオミのギタープレイが驚くし、やっぱりHRの名曲に相応しいスピーディな展開で…。しかし「Walk Away」のこの明るい展開は果たして…、いや、良いのだ(笑)。
昨年このブラック・サバスのメンバーで再結成して来日しているし、それこそかなり話題になったのだが、もちろん納得の演奏だったらしく好評。このまま弾いてたのかなぁ、トニー・アイオミさんは…、とちょっと気になるトコ(笑)。しかしプロモビデオでのディオさんの黒装束、似合わな過ぎ(笑)。
まぁ、それ自体は当時から今も驚きの移籍ってことで有名な話なんだけど、そのブラック・サバスはオジーが抜けた後でどうしたもんかと悩んでいたトコロにロニー・ジェイムズ・ディオというなかなかの大物が浮いたので、というワケなのかどうか知らないが見事に獲得して新たなる世界に挑戦。大体ボーカリストが替わるってのはバンドが替わるみたいなくらい大きな出来事なので、果たしてブラック・サバスという伝統ある英国のヘヴィバンドがどうなるのか当時は皆興味津々だったに違いない。


そして1980年に出てきたアルバムがコレ「Heaven and Hell」だが、ホントにこれがブラック・サバスなのか?いや、この名前使っていいのか?ってなくらいに別のバンドと化していた…ように聞こえるんだけど、自分だけじゃないだろう、多分。更に驚くことにそれでいて無茶苦茶かっこよいハードロックを展開している名盤っつうところだが、何てこった、見事に時代にマッチした軽めのハードロックでメロディもしっかりしたキャッチーさもある、そしてみんなで盛り上がれる、などと言う過去のブラック・サバスではあり得ないような面が出てきた作品で、名曲「Neon Nights」なんてのは今でもHR界最高峰に位置する素晴らしい曲でして、そんなのがアルバム全編に入っている駄作無しの傑作。ディオの歌声ももちろんマッチして、というかそのためにブラック・サバスがこういう方向性を選んだのだろうとしか思えない。
ギターのトニー・アイオミはもちろん唯一のオリジナルメンバーとして未だに君臨しているが、この時のギタープレイは過去に類を見ない程のプレイで、何だこのギターソロは?と思うくらいに時代に合った、ともすればリッチーのようなソロプレイを聴かせてくれるのだが、これがまた良い。アルバムタイトル曲「Heaven and Hell」はさすがに往年のブラック・サバスらしいリフとコード進行で作られているが、それでもやはりディオのおかげか暗さがなくある程度の重さが存在するだけという…。そして見事にブラック・サバスとディオの融合が出ているのがもうひとつ、「Die Young」だろう。確かにブラック・サバスだよなぁと思うリフレインなのだが、ここでもやはりトニー・アイオミのギタープレイが驚くし、やっぱりHRの名曲に相応しいスピーディな展開で…。しかし「Walk Away」のこの明るい展開は果たして…、いや、良いのだ(笑)。
昨年このブラック・サバスのメンバーで再結成して来日しているし、それこそかなり話題になったのだが、もちろん納得の演奏だったらしく好評。このまま弾いてたのかなぁ、トニー・アイオミさんは…、とちょっと気になるトコ(笑)。しかしプロモビデオでのディオさんの黒装束、似合わな過ぎ(笑)。
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