Rainbow - On Stage
とまぁ、言いながらも当然ながら周りには好きなヤツもいたり聴くこともあったりするので全くの無知ではないのだが、アルバムをまとめて聴いたことはほとんどない。なのでリマスターだ何だと色々とリリースされているにもかかわらず古いレコードやらを流していても全く問題ないのだが、せっかくギタリスト関連で流れてきているので大物に挑戦してみようか、とのことでレインボウ「On Stage」です。


名盤「Rising」時のツアーを収録したもので、日本公演が母体となりつつもドイツ公演で補足したりスタジオでいじったりとあれこれと補正されているとのことだが、別にいいじゃないか、れっきとしたナイスなライブ盤なんだから、と浅はかなリスナーは思ってしまう。多分この辺の拘りは出てくる人は出てくるでしょう、絶対。んなことで多くは触れません(笑)。
オープニングのドロシーの声からして英国的な香りたっぷりで、ロマンティストなリッチーの趣味が出ているなぁと思うのだが、続いて当時未発表だった新曲でもある「Kill The King」からスタートすると言う暴挙もこの時代ならではなのか、やはり圧倒的な自信なのか、まったく考えてないか(笑)…、あんまり関係ないのかもしれない。んで、やっぱすごいな、と感心したのが「Catch The Rainbow」のギターの音とソロフレーズ。「Man Of The Silver Mountain」のメドレーでのブルースフレーズにもかなり驚いたけど、精度の高さはこの「Catch The Rainbow」がアルバム中最高の出来じゃないか?こういう絵心のあるフレーズを紡ぎ出す人ってなかなかいないもんなぁ。今まであんまり聴かなかったってのはちと勿体ないことしたかもしれない(笑)。それと最後の「Still I'm Sad」ってヤードバーズの原曲なんだけど、なるほど、ここまでこうなるかと最初に驚いた。この人達もカバーの時は完全に独自性を持たせるんだね、と。スタジオ盤とも違うしね。
しかしレインボウってジャケットがどれもこれもイマイチなのは何故?しかしアルバム丸ごと聴いたけど、軽く感じてしまうのはそういう音を狙っているからだろうか?この後はアメリカ路線を意識したと言われているからそうなんだろうけど、重さはないなぁ、このバンド。…なんて新参者のリスナーが言ったところでしょうがない(笑)。こいつがバイブルだった!って人、このブログ読んでる人には多いと思うし…。
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