それにしてもジミヘンのCDリリース状況はもう収集つかないくらいになっていて、これから興味を持つファンははっきり言って何から手を付けて良いか分からない状況だろうと思うけど、どうなんだろ?簡単に言えばジミヘン活動期は4年間しかなくて、ジミが意識して作ったスタジオアルバムは「Are You Experienced?」、「Axis:Bold As Love」、「Electric Lady Land」の3枚だけです。これだけでもボーナストラック付きやら再発時に曲の入れ替えやらモノ・ステレオとかジャケ違いとか色々あるけど、まあ最近のリマスターもので手に入れておけばいいんじゃないかな。スタジオ盤、というかジミが作ったアルバムとしてはこれでOKでしょ。問題なのはそれ以降なので、その辺は適当にネットで探して研究するしかなく、ここでは詳しくやりませんが、大変詳しいサイトもあるので参考にしてみると良い。大変勉強になります。
そしてジミがもっとも輝いていたライブもたくさんリリースされているけど、個人的に好きなものをよく聴いてます。 1968年10月のウィンターランド、1969年2月のロイヤルアルバートホール、1969年5月のサンディエゴ、この辺が好きですねぇ。ウィンターランドはゲスト陣多彩なようですが、そんなことよりもライブそのものが好きです。クリームの「Sunshine of Your Love」のインストカバーバージョンはクリームを軽くぶっ飛ばしたかっこよさを持ってるし、「Spanish Castle Magic」もスタジオ盤なんぞ何処へやらと言わんばかりの大アドリブセッション大会となってて、良いですね。それと、ブルース好き野郎にはたまらない、スローバージョンで奏でられる「Red House」はもう最高に格好良い。終盤はロックオンパレードで言うことなしの熱い演奏。