Buddy Guy - Feels Like Rain

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 もう一人ロック界に近いブルースギタリストと言えばもう70歳を超えたバディ・ガイもいるな。こないだ来日した時のライブを見る限りでは全然そんな歳にも見えなくてバリバリにフィードバックしたギターを弾きまくってたのでその年齢とキャリアを聞くと驚くんだけどね。そんなバディも実は70年代80年代はかなり不毛な時代を過ごしていて、90年になってからクラプトンのおかげで息を吹き返したっていうところだが、その選択は非常に賢明で以降のバディ・ガイはセールス面でもパフォーマーとしても見事な働きぶりを示してくれている。そんな復活第一弾はクラプトンやベックなんていうゲスト陣を迎えての「Damn Right, I've Got the Blues」だったが、今回はその後にリリースされたアルバム「Feels Like Rain」にスポットを当ててみよう。

Feels Like Rain Damn Right, I've Got the Blues
 1993年リリースのシルバートーン移籍第二弾アルバム。ゲスト陣は相変わらず豪華で、ジョン・メイオールやポール・ロジャース、イアン・マクレガンなんてのが有名か。あ、あとタイトル曲はブルース界の名曲として君臨しているんだけど、スライドギターでボニー・レイットが弾いているね。ジミヘンの「Hey Joe」みたいな感じでしっとりと聴かせてくれます。そしてオリジナル曲もさることながらカバー曲が圧倒的で、だからこそジャムセッション的なアルバムになっていくのだろうけど、それがまた面白い。さすがにこのくらいになるとオリジナルの色がどうの、って言うよりもバディ・ガイの色が強く出ているので全然問題なし。ポール・ロジャースが歌う「Some Kind Of Wonderful」なんて好きそうだしねぇ。ジョン・メイオールとの「I Could Ciry」は掛け合いしていてなかなか迫力モノ。

 バディ・ガイのギターって豪快でノビノビと弾きまくっているタイプなので凄くロック的。ストラトってのもあってか聴きやすいし、弾き方も凄く力強いピッキングと指圧で攻めてくるのでこれぞブルースロックという音で、ある意味ロック野郎に対して同じアプローチでホンモノが歩み寄ってきているっていうスタイルなので受け手は大変(笑)。その分リスナーは普通に聴ける。う~ん、この辺のバディのアルバム、凄く良いぞ。

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フレ
Posted byフレ

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波野井露楠  

日本のロック・フェスに出演しちゃうっていうのも分かりますね。本当にロック的です(^^)。
迫力満点!!
またステージが観たいなあ。
ブルース・カーニバルにまた来ないかなあ…と毎年思っています(^^)。

2008/03/14 (Fri) 00:44 | EDIT | REPLY |   
リュウ  

バディは凄いっす!最近のライブ映像ホント凄いですもんね♪昔と比べ歌力が格段にあがってますから尚更です!あとは長く続く事祈ります♪

2008/03/14 (Fri) 05:43 | EDIT | REPLY |   
フレ  
ども♪

>波野井露楠さん
ブルースカーニバルに来れる人も限られてきたかなぁ…。皆トシだからさ(笑)。

>リュウさん
うん、凄くロック的でかっちょよい!歌力かぁ…、そうかもね。なんかスカッとする風になったよね。

2008/03/15 (Sat) 11:39 | EDIT | REPLY |   
zagan  
う~ん やっぱり・・・

”Damn Right I Got the Blues“を避けてこっちにしたんだけど、やっぱり書かれてた。
でも、ちょぃおつかれモードなので、三枚目のアルバムを聴く体力がなかったス。

"Paul Rogers"との絡み、イイ感じですよね。

2011/11/07 (Mon) 23:34 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>zaganさん

まぁ、こんだけ書いてれば何かと被るのもね、いいじゃないですか~♪
音楽は聴く度に感想変わるし、味が出るものだしね。
ロックの架け橋ですよ、バディは。頑張って欲しいですね。

2011/11/08 (Tue) 20:42 | EDIT | REPLY |   

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