Taste - Live At Isle of Wight

5 Comments

 ワイト島フェスティバルそのものの評判は音楽以外のトコロで芳しくないものというイメージがつきまとっているようですが、ここで登場したアーティストは以降のロック史に残るべきバンドも多く、なかなか侮れない。そんな中のひとつにこのフェスティバルへの出演をきっかけにステップアップしていったアイルランドの英雄ギタリスト、ロリー・ギャラガーがいる。この時にはまだテイストというクリームを彷彿させるような、と言うかクリームと時を同じくして同じようなことをアイルランドでやっていただけなので、別に真似していたワケではなく、感性が同じだっただけと見るのが正しい解釈、かな。もっともメンバーの力量に差がありすぎたので、時代を担うバンドにはならなかったんだけどね。それでもロリーのギター中心にバンドが演奏しまくるライブならではの様子をまざまざと記録した「Live At Isle of Wight」というライブアルバムには全6曲の収録ながらもそのブルースを基調としたアドリブブルースプレイの模様は痛いほど伝わってくる。

 基本的にオールドブルースの焼き直し、ロック的解釈による手法でギタリストが歌うバンドなので、やっぱりギターと歌がシンクロ、もしくは絡み合いが凄くあって、その分ワンマン的に聞こえてしまうのかもしれない…、この辺はジミヘンがバランス良いよね。クリームはクラプトンがメインボーカルじゃないからこういうシンクロはないし。まぁ、ジョニー・ウィンターとかやっぱワンマンなトコロではこういう感じになってしまうのかな。もっともまだ若い頃のロリーだから、ってのはある。後にいくつも名盤をリリースしているけど、それらはやっぱりライブ盤、なんだよね。エクストラトラックがいっぱい入ったCDもリリースされた「Live In Europe」とか「Stage Struck」とか紙ジャケが出たばっかの「Irish Tour '74」とかさ。まあ、どれも熱くてさ、何となくアルヴィン・リーと通じるものはあるよね。そうそう、「Irish Tour '74」ってDVDもリリースされてるの知ってました?見たいっすね、これ。

 この人のスタイルと言えば赤いタータンチェックのシャツにボロボロのストラトって感じでね、「Live At Isle of Wight」のジャケットでも見れるけど、死ぬまでこのスタイルで通したんじゃないかな。アイリッシュらしい頑固さっつうか…、ギターについては、結構器用なフレージングをキメてくれるし、どこを切り取ってもブルースの香りがするんだけど、コレっていうロリーフレーズってのがはっきりしなくって、ちょっともったいない。でもラジオとかで流れてもロリーのギターだよなぁ~ってのは分かるくらいのトーンは持っているんで、やっぱフレーズの問題はもったいない。まぁ、一般的にギターを弾く人じゃないとこの人の作品って入り込みにくいのかもしれないけど、ホントに熱いオトコで熱いギターを弾く凄いプレイヤーなんです。
関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 5

There are no comments yet.
ocean  

なんとも奇遇っ 今 ロリーのファースト聴いてます!

>「Irish Tour '74」
ロリーの熱いステージ・パフォーマンスはもちろんのこと、それを見ながら弟のドネルとソロ時代のベーシスト:ジェリー・マッカヴォイが在りし日のロリーを語り合うという興味深いオーディオ・コメンタリーを聞くことができるというお得な内容。ぜひっ♪

2006/01/07 (Sat) 11:42 | EDIT | REPLY |   
Roadmaster  
TBありがとうござます。

こちらからもTBさせていただきました。
よろしくお願いします。
あのDVDはいいですよ。自分は安いから輸入盤を買ってしまいましたが、字幕のある(?)国内盤が入手できれば、そのほうがいいかもしれません。

2006/01/07 (Sat) 12:55 | EDIT | REPLY |   
ユニバーサル・デザイン  
すごい!

はじめまして、ユニバーサル・デザインといいます。あなた様のブログ拝見しまして、すごく感銘を受けた次第です。なんと、知識のある方かと・・・時々はいけんさせていただいてもよろしいでしょうか?よろしくお願いします。
また、TBをさせていただきました♪

2006/01/07 (Sat) 13:29 | EDIT | REPLY |   
evergreen  
ロリー・ギャラガーか~###

学生の時、友人がロリー大好きで、私もその影響でテイストからアコースティックものまで実は聞いています。

BUT

嫌な思い出があり・・・

実は、その人は私のことを彼女だと思っていたらしく私はこういう性格なので、恋愛よりROCK!を貫き結果的に私が逃げました!!ギタリストで、ものすごくかっこいい人だった、惜しい事したよな~うまくいかないのが人生ですよね。馬鹿でした。

2006/01/08 (Sun) 11:35 | EDIT | REPLY |   
フレ@ロック好きの行き着く先は?  
コメントありがとうございます

>oceanさん
お~、ロリーのファースト聴いてるとは正にジャストタイミング!
で、DVDやっぱ良さ気ですね…。ドキュメンタリーっぽいのかな。先日熱い熱い70年のライブを見る機会があったのですが、やっぱ凄かったっす。

>Roadmasterさん
トラバありがとうございます。
DVDって2001年に出てたんですね。国内盤字幕付きで楽しもうと思ってます。またお越し下さい~。

>UDさん
トラバありがとうございます。お役に立てば幸いですのでちょこちょことお立ち寄り下さい。確かマキOZでもトラバしてますのでアレコレと趣味に近いモノがあるのかなぁと思ってます♪

>エバグリねーさん
いーじゃん、それくらい(笑)。今が幸せならさ~。でもロリーのギターと嫌な思い出と一緒になるってのはもったいないかなぁ。ギタリストって偏執狂なので普通の人の方が幸せになるはずです(笑)。いや、わからんけど…。

2006/01/09 (Mon) 23:10 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply

Trackbacks 3

Click to send a trackback(FC2 User)
この記事へのトラックバック
  •  フェンダーの、一番いい音が聴けるよ。
  •  前にブルースは好きじゃないと書いたことがある。日本のブルースがね、ダメなの。ブルースにもいろいろあるからね。昨日、憂歌団のライヴ盤注文しちゃったけどさ。 ロリー・ギャラガーは好きなんです。他のブルース・ロック系の人たちと、ちょっと違うからね。たぶん彼..
  • 2006.01.07 (Sat) 12:48 | ARock&RollFable~R&Rの寓話
この記事へのトラックバック
  •  オーリアンズ
  • イーグルスとかドゥービー・ブラザーズとかと同じ、ロックグループなのがこの「オーリアンズ」。聴いていて飽きないし、特にA面の1番目の曲【果てしのない夢】なんか気にいってます
  • 2006.01.07 (Sat) 13:20 | ユニバーサルデザイン
この記事へのトラックバック
  •  アイルランドの熱血ギターマン
  • ●ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)●1949年3月2日生まれ~1995年6月14日死去 アイルランド出身ブルーズをこよなく愛し、数々の伝説的なステージを残したアイルランドが生んだ生粋のギターマン、ロリー・ギャラガーは1949年3月2日、ドネガル州バリ
  • 2006.01.21 (Sat) 22:41 | ROCK ANTHOLOGY BLOG