Michael Schenker - Adventures of the Imagination
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ハードロックギタリストのインストアルバムって結構いくつかリリースされているみたいで、調べてみると知らなかったがブラッド・ギルスとかトニー・マカパインとか出してるみたいで、どちらかと言うともうG3とかくらいしかないのかと思ってたけど、やっぱりあるもんですな。それならばってことでやっぱり永遠の神と崇めているマイケル・シェンカーもあるじゃないかと引っ張り出してきたワケで…、しかしこの人全盛期過ぎてから好きな事してるのでインストアルバムいっぱいあんだよね。有名なのは「Thank You」っつう作品でアコースティック中心のメロディアスなインストもので、正直言って非常に素晴らしい作品なのだ。これ聴いてると凄く落ち着くしさすがにメロディメイカーと唸らされるもん。
しかし今回はもちっとエレクトリックインストものが良いかな、ってことで2000年にリリースされた「Adventures of the Imagination」という作品。やっぱりメロディの素晴らしさは健在で、バンド単位でエレクトリック、というかフライングVを弾きまくってくれているので楽しめる。歌がない分、リズムの切り替えなども曲に合わせてドラマティックとまではいかないけど、結構ガラリと変わっていったりするのでそのヘンはフュージョン的なのかもしれないけど、やっぱりマイケル・シェンカーの場合は正確無比なピッキングと美しさだね。聴き慣れたテクニックがそこかしこに発揮されていて、速弾きなんてのはもちろんあるけど、ミュートしての三連とか三本指での繰り返しフレーズのスライドとか…、いや、やっぱ美しい。曲として完成されているかと言えばそういうのは少ないのがこうしたアルバムの難しいところだろうけど、それでもしっかりギターが歌ってるもんね。
90年代以降の作品はあまり聴く回数が多くないだけにこうしたアルバムはとっつきやすいかも。マイケルのギターだけに耳を集中できるってのが良くって、ヘタに歌が耳に付くっていうのがないしさ。でも、まぁ、やっぱりホントはバンドとして機能して貰いたいところだよね。
…って言ってあれこれ調べてたら2008年4月には新しいアルバムをリリースするらしくって、メンツがなかなか面白い♪ ドラム:サイモン・フィリップス、ボーカル:ゲイリー・バーデン、ベース:グレン・ヒューズがキャンセルして代わりにニール・マーレイ、鍵盤:ドン・エイリー、とのこと。やっぱりこういうメンツと思い切りやってもらいたいよなぁ、この人には。ローカルバンド的な活動ばかりしていて面白くないので、ここらでまた派手にロック界を騒がせてもらいたいものだ。期待しちゃうね、これ。
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