Ten Years After - Live At Filmore East 1970

The Whoの勇姿を一般に印象付けたのは映画「Woodstock」でのSGぶっ壊し&客席にポイ捨て事件だろう…って勝手に自分で印象深いことを書いているんだけど、同じくとんでもなくインパクトの強かったバンドがこのテン・イヤーズ・アフター。「ワイト島フェスティバル」にも出演しているので結構ザ・フーとは被ってるのかな。
それはともかくとして、映画「Woodstock」や「ワイト島フェスティバル」で見れるTYA(テン・イヤーズ・アフター)の勇姿は本当に強烈でした。特に「Woodstock」での「I'm Going Home」が凄くて、指の速さもともかくながら、ギターのペグを半音ずつ下げていくところ。それで曲に変化をもたらしながら、今度は半音ずつ上げていって元のチューニングに戻すという暴挙。それとベーシストのレオ・ライオンズの一人でハマり込むスタイルのベースもかっこ良かった。アルヴィン・リーのワンマンバンドとして捉えられる事が多いけど結構メンバーに恵まれてる人です。ジミヘンと同じでフロントの人間が凄すぎるんだろう。
スタジオ盤ではタイトル通り名盤中の名盤として語られる事の多い「Ssssh」
そんなことで、60年代末期から70年代にかけて活躍したTYAは初期が最高にかっこいい。以降は敢えて云うならば楽曲のセンスが単調すぎてしまい、オリジナリティを確立できなくってしまった感もあるんだけど、それでも時代にマッチして滅茶苦茶光り輝いていたこの時期の作品はもっともっと評価されてほしいな。
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