Fire - The Magic Shoemaker

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ザ・マジック・シューメイカー

 アルバムジャケットが実に秀逸な作品というものもたくさんあり、また中身もそれに合わせて素晴らしいというものは非常に好評を博すことが多く、30年以上経過した今に於いても概ね評価されるアルバムの方が多い。もっとも中身が素晴らしければ圧倒的に評価されるものだろうが…。まぁ、他人の評価の集まりが一般的な評価なので自分で判断すれば良いだけだとは思うのだが…。

 1970年リリースの渾身のコンセプトアルバム、のつもりでファイアと呼ばれるバンドが解き放った作品「The Magic Shoemaker」。ジャケット良いでしょ?どこか中世的なものを思わせるっつうか、そのままだけどさ(笑)。昔、レコード屋に行くとこれがたま~に飾ってあったりして、それがまた絶対に買えないくらいの値段が付いていて、正に高嶺の花ってアルバムでさ。ジャケット良いから中身はダメに違いない、って自分に言い聞かせて見るだけ見て帰っていった、みたいなことがあった(笑)。で、90年代になった頃にSee For MilesからCDが出てさ、速攻で買ったもん。中身聴いて、無理矢理納得してたかなぁ、その頃は。それをまた久々に引っ張り出してきたんだけど、これまた極上のポップスっていうのかな、英国らしい美しい~アコースティックな感じとカラフルな印象で、遅れてきたサージェントペパーズみたいな感じもあるかな(笑)。3曲目の「Magic Shoes」なんて「Ziggy Stardust」前夜のボウイと実にメロディが似てたりして、センスが同じだったのかボウイがパクったのか(笑)。いや、それはないだろうけど、そんな雰囲気もあって楽しめる一枚。

 メンバーはどうやら三人組で、そのうちの一人、というかリーダーがデイヴ・ランバートって人でこの後ストローブスに入って名を上げるんだけど、このアルバム「The Magic Shoemaker」は彼の渾身の作品でもあったんだよね。どうやら靴屋さんの物語を展開しているみたいで、自らそのナレーションをしているという凝りよう。そして多分物語に即した曲が展開されているので、もちろん喜怒哀楽みたいなのは表れている。間違ってたらすんませんなんだけど、物語の前説があって、魔法の靴みたいなのがあって、よくわかんないけどそれなりに話が展開されて靴やさんが幸せになる、みたいなもんじゃないかと(笑)。最後がもの凄く幸せそうな曲なんだもん。こういう夢見る展開って好きだなぁ。



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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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evergreen  

どの曲もどっかで聞いたな~って感じなんですよね。
ボウイね!それもあったね・・・

2008/02/06 (Wed) 21:11 | EDIT | REPLY |   
もりたん  

フレさん、こんばんは!
絵画みたいなジャケが素敵ですよね!
私はまだこの盤のほうは聴いてないんですけれど
いつか是非聴いてみようと思ってます。

ところで海外某所の映像に感涙・・・!
去年あたりに海外某所で検索かけてみたらぜんぜんヒットしなかったんだけれど、
どうやらこの映像は去年2007年の11/30~12/1に行われたライヴの模様みたいですね!
今の時代、ネットでこういうのが見れてなによりです♪
今のうちに映像、全部落としておこうと思います~v-218

2008/02/08 (Fri) 22:13 | EDIT | REPLY |   
フレ  
ども♪

>エヴァ姉さん
初期ボウイ、かな、と(笑)。まぁオリジナリティという面は少ないかもしれないけど作品的には良いので♪

>もりたん
こっちも良いっすよ~。
映像は探して発見して驚きました。こんなバンドの映像ですらなんのかんので見れるってのは素晴らしい時代ですよね。

2008/02/09 (Sat) 14:22 | EDIT | REPLY |   

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