Rory Gallagher - Against The Grain

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熱血のギタリストとして知られていて、その実アルバム的にはどれが名盤?という感じに知られていない感じもするロリー・ギャラガーだけど、個人的にはやっぱりライブがオススメ。確かにアルバム単位でしっかりと聴いてた事が少ない…。そう思ってここのところ最初期のアルバムからず~っと聴いてて、ライブの熱さとはちょっと違うけど、スタジオでもそんなに変わらずに白熱しているのはあるんだなぁと改めて感じまして…、いやぁ、お恥ずかしい限りです。

アゲインスト・ザ・グレイン(紙ジャケット仕様) Against the Grain

 一般的な名盤は「Tattoo」やその後のライブ盤「Irish Tour」だろうなぁと。確かに凄くかっこ良いのでまた今度書くとして、その後の1975年リリースの「アゲインスト・ザ・グレイン」がかなり良い。相変わらず一発勝負の曲が多くてギターリフも思い切り単調だけど、どっからどう斬ってもロックなんだよ。当たり前だが。そのロックさがスカッとしていて気持ち良い。リフ一発で攻め立ててくる曲からちょいとジャジーに哀しげな曲、また、アイルランド的すぎないのでこれがまた良い味出してる。そしてスライドを多様した思い切りブギなヤツ…、目の前で見てたらノリまくること確実な曲だ。

 ロリー・ギャラガーって独特の人だよなぁ、とつくづく思うけど、これくらいのロックンロールとブルースを弾く人って多分他にもいくらでもいるし、みんな熱血に弾いていたり歌っていたりする。歌が上手いって程でもないし、曲が凄く良いってワケでもない。果たして何が彼をここまでカリスマにしているのか、って考えると不思議。性格的にも気さくで優しげな人って言うし、来てるのはチェックのネルシャツだし、ギターはハゲハゲで好きだなぁ~っての分かるが。多分凄く普通の人で、とにかくギターが好きでブルースが好きってだけなんだよ。そういうのって多分ロックミュージシャンに多いけど、それでもここまでカリスマになっちゃうのは、やはり白熱してるからかな。単純に成り切れるっていうのか、そういう熱さが良いんだろう。ライブだと良い、っていうのはそういうのが生々しく伝わってくるからだと思う。スタジオ盤では出せない味だ。でもこの「アゲインスト・ザ・グレイン」というアルバムはかなり生々しかった。だからいいなぁ~と。多分大音量で聴けばどのアルバムも響くのかもしれない。

 ジャケットもハゲハゲのギターのヤツの印象が強いけど今のCDは異なっている。オリジナルはそうなのかな?それとも未発表ジャケかアメリカ盤なのかな。ボーナストラックも付いて紙ジャケでも出てるし、まだまだロリーは自分的に追求できる人なのでおいおい楽しみにしている。

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フレ
Posted byフレ

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