Alvin Lee - Pure Blues
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自宅発掘音源シリーズ、まだまだ山のように出てきた。いや、全部それでもいいか、と思ってるけど、ほとんどのCDとレコードはきっちりとアルファベット順とジャンル別にしてそれなりに整理してあるので探しやすくなってる。そこかしこで入手してきたモノの、特にCDは棚の中にひたすら並べてあるだけで未整理になっているものも結構あったりして、なかなか整理整頓を始めると面白い。そんな中から多分要らないと思ってまとめてあるCDの山もあったりする。で、そこを漁ってて出てきたのが今日の作品。
1995年リリースのソロ名義でのライブか新録音かと思って入手したんだと思うが…、「Pure Blues」というタイトルの作品。アルヴィン・リーは自分的に好きなギタリストで、フレージングやテクニックもともかく、音色が自然なギターの音しているのが好き。セミアコ使ってるからマイルドなトーンだし、更に驚異的な速弾きのセンスだ。単純にかっこいい、って思わせてくれるもん。もちろんブルースもあるけどジャズの影響も大きいし、思い切りロックンロールって側面もあるので、テン・イヤーズ・アフターの初期は面白かった。
バンド解散後もソロ活動していたので、その延長線上の作品かな、と思って裏ジャケを見ると何となく知った曲目が並んでいた。まぁ、ベスト盤かライブ盤かってなトコロで後者だろうと踏んだが敢えなく敗退。単純にアルヴィン・リーの作品からアルバムタイトル通りブルースに根ざした曲ばかりを全年代の作品からチョイスして作られたブルース基準のアルバム。最初のアルバムから名盤「Ssssh」、再結成作品の「About Time」からの曲も含めたTYA時代のもの、それからソロ作時代の曲が入っていて、最後の一曲だけデモテイク収録っていう珍しいベスト盤。それでもブルースに根付いた作品が多いので楽しむことはできる。まぁ、ここから入ることはお薦めしないけど、悪い編集ではないかな、と。
しかしこうして全年代を通して聴くとやっぱりTYA時代って密度が濃かったんだなぁと思う。どこか神懸かっていたっつうか、そういう空気感の違いをよく感じる。そんな印象だったのでお蔵入りCD群の中に紛れていたらしい。実際TYAの大半を所有していれば不要なタイトルではあるが…。
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