Kate Bush - The Red Shoes
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キング・クリムゾンの「Red」に赤い色という印象は皆無に等しいので、何故に「Red」というタイトルになったのか調べるのを忘れていた…。何でだろ?そのうち解明しよう(笑)。そして今度は見事に「赤い靴」をイメージしたそのままズバリのタイトル「レッド・シューズ」というアルバムをリリースしているケイト・ブッシュの1993年の作品。これもまた前作「センシュアル・ワールド」から4年ぶりくらいの作品で話題となったものだが、この後2005年にリリースされた「エアリアル」までの12年という歳月を思えばまだ短いインターバルだった方なのだなぁ…。

グリム童話の「赤い靴」をモチーフに自身がバレエを演じるということもありダブらせて創作された作品、らしい。英国のロックや音楽を漁っていると必ず「指輪物語」や「グリム童話」と云ったものに遭遇することになり、何となく調べたり何となく深堀したりするのだが、グリム童話ってのはどうにも苦手で…というかまともに取り組んだことがないのだなぁ。ジェネシスの「Nursery Cryme」とかもグリム童話からモジったものだし、他にも探せばいくらでも見つかるものだ。話はどんどん逸れるんだけど、原作に忠実なグリム童話はあまり知らないが「本当は恐ろしいグリム童話 」とか倉橋由美子の「大人のための残酷童話」はシニカルで面白いものだったね。実態はこんな感じなのだろうか?。
…ってな話は置いといて(笑)、ケイト・ブッシュの「レッド・シューズ」。ケイトらしくない、というかケイトらしかった先進世界のアンビエントミュージック的要素がかなり薄くなり、通常人間の世界に近づいているところが物足りないというか…、声も使われている楽器も音の要素も透明感もケイトらしい部分が大きいんだけど曲がちょっとはっきりしすぎている感じでどこか中途半端な印象。それを補うためか、はたまた大物ミュージシャンからのオファーが多いのか、ゲスト陣の豪華さも作品を一般化させてしまっている要因かも。とは云え、2曲目の「And So Is Love」でのクラプトンのギターは完全に曲に合っていてケイトの歌声に呼応するかのようにギターが呟いているような感じで素晴らしいのだ。誰が聴いてもわかるくらいクラプトンならではの味が出ているし、ケイトらしさも出ている。それをサポートしているのがプロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーのハモンドオルガン。ゲストだけの話で行くと11曲目「Why Should I Love You?」は楽曲から演奏まで含めてプリンスの作品で、ケイトが歌だけ歌っている感じ。モロにプリンスの世界だよなぁ~とわかる。なのでアルバム的に散漫な印象も与えてしまうためか最後から二曲目に配置されてるのかな。そして最後の曲「You're The One」ではゲイリー・ブルッカーのハモンドもさることながらジェフ・ベックがゲストでギター弾いてる。ただ、どちらもそれほど目立つプレイじゃないからここは曲の荘厳さの勝利かな。ケイトのアルバムへのゲスト参加ならこれくらいで良いと思うけどね。
他は、というかメインの楽曲群についてはコンテンポラリーな作風と時代が時代だからなのかどこかファンキーというかかっちりとしたリズムってのに乗せられたものが多くて、歌詞的にはかなり難解らしいけど、その辺はまぁあまり気にして無くって(笑)、コレでケイトもちょっと普通に戻ってきたかなぁと思ったくらい。悪くはないアルバムだけあまりにも現代的な音使いと作風であまり手が延びない作品かな。
それと見たことないんだけどこのアルバムから何曲かを用いてケイト自身が監督した映画「THE LINE,THE CROSS AND THE CURVE」ってのもある。DVDになってないのでなかなか見れないんだけど、面白いのかな?リンゼイ・ケンプも出演しているとか…、う~ん、この辺の繋がりって色々あるなぁ…。


グリム童話の「赤い靴」をモチーフに自身がバレエを演じるということもありダブらせて創作された作品、らしい。英国のロックや音楽を漁っていると必ず「指輪物語」や「グリム童話」と云ったものに遭遇することになり、何となく調べたり何となく深堀したりするのだが、グリム童話ってのはどうにも苦手で…というかまともに取り組んだことがないのだなぁ。ジェネシスの「Nursery Cryme」とかもグリム童話からモジったものだし、他にも探せばいくらでも見つかるものだ。話はどんどん逸れるんだけど、原作に忠実なグリム童話はあまり知らないが「本当は恐ろしいグリム童話 」とか倉橋由美子の「大人のための残酷童話」はシニカルで面白いものだったね。実態はこんな感じなのだろうか?。
…ってな話は置いといて(笑)、ケイト・ブッシュの「レッド・シューズ」。ケイトらしくない、というかケイトらしかった先進世界のアンビエントミュージック的要素がかなり薄くなり、通常人間の世界に近づいているところが物足りないというか…、声も使われている楽器も音の要素も透明感もケイトらしい部分が大きいんだけど曲がちょっとはっきりしすぎている感じでどこか中途半端な印象。それを補うためか、はたまた大物ミュージシャンからのオファーが多いのか、ゲスト陣の豪華さも作品を一般化させてしまっている要因かも。とは云え、2曲目の「And So Is Love」でのクラプトンのギターは完全に曲に合っていてケイトの歌声に呼応するかのようにギターが呟いているような感じで素晴らしいのだ。誰が聴いてもわかるくらいクラプトンならではの味が出ているし、ケイトらしさも出ている。それをサポートしているのがプロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーのハモンドオルガン。ゲストだけの話で行くと11曲目「Why Should I Love You?」は楽曲から演奏まで含めてプリンスの作品で、ケイトが歌だけ歌っている感じ。モロにプリンスの世界だよなぁ~とわかる。なのでアルバム的に散漫な印象も与えてしまうためか最後から二曲目に配置されてるのかな。そして最後の曲「You're The One」ではゲイリー・ブルッカーのハモンドもさることながらジェフ・ベックがゲストでギター弾いてる。ただ、どちらもそれほど目立つプレイじゃないからここは曲の荘厳さの勝利かな。ケイトのアルバムへのゲスト参加ならこれくらいで良いと思うけどね。
他は、というかメインの楽曲群についてはコンテンポラリーな作風と時代が時代だからなのかどこかファンキーというかかっちりとしたリズムってのに乗せられたものが多くて、歌詞的にはかなり難解らしいけど、その辺はまぁあまり気にして無くって(笑)、コレでケイトもちょっと普通に戻ってきたかなぁと思ったくらい。悪くはないアルバムだけあまりにも現代的な音使いと作風であまり手が延びない作品かな。
それと見たことないんだけどこのアルバムから何曲かを用いてケイト自身が監督した映画「THE LINE,THE CROSS AND THE CURVE」ってのもある。DVDになってないのでなかなか見れないんだけど、面白いのかな?リンゼイ・ケンプも出演しているとか…、う~ん、この辺の繋がりって色々あるなぁ…。
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