The Clash - The Clash


シングルデビューは1977年3月。その一ヶ月後にアルバムデビュー。以降ひたすら自分たちでシングル盤をリリースしたりファンのために出来ることを何でも自分達の力でやってのける姿勢は彼等が表立ったところでは最初のバンドで、おかげでコレクター的には集めなければならないものがそこら中に散乱しているという状態を招くことになり、大変な面もあるのだが(笑)。そこへきて英国盤とアメリカ盤の違いもあり、またミックス違いやバージョン違いなど実は結構色々とコレクター的に楽しめるアイテムが揃っているバンドのひとつ。最近シングルボックスが出たから結構一気に揃えられて便利になったけどね。
そのザ・クラッシュのファーストアルバム「白い暴動」こそが彼等のサウンドの原点でもある。そして敢えて書くと適当に入手するアメリカ盤でなく英国盤を最初に聴くべきだよ、これは。ちなみにアメリカ盤は英国盤をベースに結構曲をいじっていて新しいのも入れてるんだよ。それってドラマーがトッパー・ヒードンでさ、ザ・クラッシュのファーストアルバムのドラマーってテリー・チャイムズだからちょっと違うんだよね。まぁ、そんなに全然違わないけど何となくズレた感じするし、そもそも時間軸がおかしいじゃん。なので英国盤聴いて細かいのはシングルボックスで揃えるってのが時間軸に合わせた楽しみ方(笑)。
しかし、最初っからシンプルにかっこよいロック。これで歌詞が素直にわかればもっと楽しいのかもしれないけど、サウンドだけでもストレートに刺さってくる魅力があるロックで音はチープだけど、それでもしっかりとハートが伝わってくる。そんなのが何曲も詰め込まれているし、彼等が最も勢いがあった最初期をそのままパッケージしているってのが良い。ライブだとこの倍の早さで演奏してたみたいだけど、それでも良い。しっかりとコーラスあったりメロディも出来ていたり、何処かビートルズ的な面もあるので聴かせやすい音を作る才能はあったと思う。
クリスマスだから、っていうよりさ、ジョー・ストラマーが逝去してから5年経ったんだよね。それを思い出したのでザ・クラッシュの最初の作品を取り上げてみようかな、と。彼等にクリスマスソングなんてないけどさ。もしかしたらジョー・ストラマーがポーグスのライブに参加している時にポーグスの名曲「Fairytale Of New York」を歌った可能性はあるけど…、いや、ないか(笑)。
ハッピークリスマス!
ついでに名曲「Fairytale Of New York」↓
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