Back Street Crawler - The Band Plays On

3 Comments
 60年代末から70年代初頭の英国ブルースロックを支えたバンドのひとつにフリーというバンドがあるんだが、まぁそれはともかく、泣きのギタリストとして有名だったポール・コゾフがボロボロになりながらもひたすら続けていたバンドなワケだ。…が、自身のドラッグ癖のためにバンド活動をすることすら困難になっていって、終いにはゲスト扱いされてしまってライブには不参加という状況にも陥ってしまった。しかし、多少時間かかれど、再度バンドを組んで活動することになったのがバック・ストリート・クロウラーというバンド。

ザ・バンド・プレイズ ライヴ・アット・クロイドン・フェアフィールド・ホールズ

 そもそもはコソフの最初のソロアルバムのタイトルが「バック・ストリート・クローラー」というタイトルで、そこからバンド名を持ってきてる。1975年に結成して、バンドとしては最初にリリースされたアルバム。冒頭の「Who Do Women」のイントロからしてコソフ節満開の泣きのギターが炸裂するので「これは?」と思うものの、アルバム全編となるとどうしても楽曲のレベルとかその他のメンバーの力量の理由なのかイマイチ度が高い。いや、もっとギタリストのワガママが出ている作品なら良かったが、やはりバンドとして再出発しようというものなのでメンバーの一員としての仕事になってるみたい。どの曲もコソフのソロというかオブリも含めて曲にマッチした音が鳴っていて素晴らしいのに、そこまで聞き込むほど曲のレベルが高くないのが悩ましい。メンバーの中で多少有名なのってテリー・ウィルソン・スレッサーくらいで、それでもBeckettってバンドを知ってる人なんてあまりいないと思う…。でもコソフってこういうボーカルが好きなんだな、と思う。どこかポール・ロジャース的だし。

 でも翌年もアルバム「セカンド・ストリート」をリリースしているのでやはりそれなりに頑張っていきたかったバンドだったんだろう。ライブではポール・ロジャースが飛び入り参加したりするので、やはり愛されキャラのコソフならではのバンド。ちなみにアルバムリリース後のライブが「ライヴ・アット・クロイドン・フェアフィールド・ホールズ」としてリリースされていて、こっちの方がナマナマしくギターが聴けるので好きかな。

関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 3

There are no comments yet.
リュウ  

懐かしい♪かなりBの匂いが漂っていますが、それでもコゾフ好きな人には訴えかけるモノがあるアルバムでもあるかと思います♪最期の涙的な。で、聴くき直そうと思います♪

2007/12/11 (Tue) 21:05 | EDIT | REPLY |   
千里  

ソロ・アルバムの方の「Back Street Crawler」は大好きですが、その後は追っかけてない。でもこの記事読んだら、まだまだ他を聞いてからでもいいような気がしてきちゃったのだけど。。。

2007/12/11 (Tue) 21:54 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>さんくす!

>リュウさん
うん、相当Bな香りだけど好きな人は善し悪しでもなく聞いてしまうんですよね、これは。思い入れの踏み絵みたいなもんですか(笑)。

>千里さん
最初のはすごくエモーショナルで良いからねぇ…。これも悪くはない、けどまだ他のが先で良いかと…(笑)。

2007/12/13 (Thu) 23:50 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply