Lost Highway - OST

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 デヴィッド・リンチ監督の映画「ロスト・ハイウェイ」のために制作されたサウンドトラックにはここのところ書き連ねてきた先鋭アーティストが集められ、ひとつの猟奇的サウンド集大成アルバムとして存在している。昔で云う映画に使われた曲で構成されたサウンドトラックという意味合いから最近のものは変化していて、その映画を象徴する音楽であればサウンドトラックというアルバムに入れられているという光景。本作品のサウンドトラックは概ね映画でも使用されたものばかりなのでこの定義には当てはまらないけど、そういうのも増えているんだよね。

ロスト・ハイウェイ(サントラ)ロスト・ハイウェイ

 さてさて、そもそもデヴィッド・リンチ監督の映画なのでいつもの如く滅茶苦茶と言うか象徴的な出来事だけで映像が連なっていると言うか、決して結論があるわけではない曖昧な映画で、しかも当然ながらショッキングな部分や冷酷なシーンなどなど色々とあるワケだ。そこかしこに相応しい音楽を配しているのは監督の仕事ではないだろうがイメージを保つためにはかなり良い仕事が成されていると言えるかな。

 サントラCDの方はナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーにプロデュースされているので、そりゃそのスジの音作らせたら大したもんのハズだ。そんなことで、最初と最後はボウイの「I'm Deranged」によって始まりと終わりを繋げていて、その間にはアンジェロ・バダラメンティという静かな曲を奏でる映画音楽ではよく顔を出す人も楽曲提供していて、なんとまぁ、アントニオ・カルロス・ジョビンもありだ。まぁ、その辺はともかく、そしてルー・リードなんてのも参加してるんだなぁ…。そんな中、マリリン・マンソンだったりもちろんナイン・インチ・ネイルズやトレント・レズナー自身名義のものだったりラムシュタインだったりと、まぁ、クセのある人達ばかり。これだけ聴いていれば結構面白いんじゃないか?

 こういうアルバムの良いところは知らないバンドなんかでも普通に聴けて、新たに知ることが出来るっつうことだね。事実このアルバムからラムシュタインはアメリカ侵攻を図った部分もあるし。しかしまぁ、ボウイのカメレオンぶりはこういうトコロでも健在で、全く新しいアーティスト群の中にいても全く古さを感じさせないで溶け込んでいるという凄さ。さすがだねぇ。映画のヘンさとサントラの不気味さのどちらもマニア向けではあるけど、ハマる人は楽しめる、かな。

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フレ
Posted byフレ

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