Marilyn Manson - Eat Me, Drink Me
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マリリン・マンソンも既に15年選手になろうとしているワケで、そりゃそれなりに作品に変化があったりするだろうし、個性豊かな売り方をすればそれは余計に顕著なモノになるだろうしプレッシャーやストレスも相当掛かってくるだろうなぁという気はするが、この新作はそれまでの作風とはかなり趣が異なる作品では?別に全部聴いているワケじゃないからわかんないけど、前はもっとアグレッシヴに全てを破壊しろ、みたいなメッセージや勢いがあったからね。それが今作は何故か妙に悲愴感っつうか内に籠もる作風に仕上がってる。まぁ、内面的な方向に進むってのはアーティスティックになってきたってことなのかもしれない。
いや、ラウドパークの面子が結構強烈で面白いなぁと思って順番に見てて、そういえばマリリン・マンソンって最初の頃は面白がっていくつか聴いたり見たりしてたなと。でも、アメリカのバンドっつうか人なのでどこか飽きが来てしまって、あまり追求する事の無かった人だった。んで、久しぶりに名前見て、どんなんだっけな、と出来ればベスト盤で適当に聴ければ良かったけど、折角だし最新作ってどんなんだろ?って思って新しいのを入手してみた。それがこの「イート・ミー、ドリンク・ミー」。音的には別にヘヴィメタルでもパンクでもなく、いわゆるマリリン・マンソン風の世界観を醸し出したロック。割と聴きやすくてスムーズなロックなので一般受けするだろう。
しかし長くアーティストをやってると、そしてファンが若いと作風の変化に着いてこさせる事が大変になるんだろうなぁ。あちこちのレビューを読んでると割と否定的な意見が多くて、そうかね?と思う。作品としては結構良いものに仕上がってると思うし、多分歌詞もしっかり出来ていると思う。でもそれは過去から追いかけているファンにしてみると作風の変化が許せないんだろうな。メタリカにしてもそういう時期を辿ってきたワケだし、どんなバンドでもあったことなんだけどね。個人的には問題作っていうのは凄く重要だと思うし、レーベルと意見の相違もあって当然だし。ま、そういうのは昔ほどじゃないんだろうけど…。
そんなアルバムでも意外とうるさくもなく、マリリン・マンソン
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