筋肉少女帯 - 新人

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 「筋肉少女帯」の名前を知ったのは多分まだ彼等がインディーズでライブハウスをやってる時代の頃、まぁ、言うならばアマチュアに毛が生えた頃に何かの雑誌で知ったのだと思う。インディーズというかアマチュアバンドっつうか何でもありのパンク的自発的バンドっつうのがもてはやされていた頃だったので皆が皆ヘンなバンドを見つけては紹介し、それが全国規模に広がってきたバンドのひとつだったんじゃないかな。有頂天なんかもそうなんだと思うけど。で、名前が筋肉少女帯だ。う~む、これを受け入れる日本の市場って凄いなぁと思うが。

 そんなことで既に20年以上前から存在していてその後高名な「高木ブー伝説」や「日本印度化計画」なんていう冗談みたいな曲がヒットして、あれよあれよとお茶の間の評論家にまでなってしまった大槻ケンジ、単なるオタクなハズなのだが、日本全国がオタク化していたという証でもあるのか、すんなりと受け入れられていったこの世界。摩訶不思議な世の中。そうこうしているウチに筋肉少女帯もケンカ別れだったのかバンド解散というか消滅していたようで、これもまた時代の流れか。自分でもそんなに聴いていたことはないのだけど、いわゆるヘヴィメタサウンドに冗談みたいなオタクの歌詞が乗っかってわかりやすいメロディを奏でていたというバンドで、音だけ聴けばそれはそれはやっぱりジャパニーズヘヴィメタルサウンドなワケだ。もちろん90年代以降そういう音は世間的に受け入れられなくなってきたのでその個性だけで生き残っていた筋肉少女帯もさすがに消滅していったのだろうか。このヘンの事情はよく知らないのだが…。

 さてさて、それはともかくながら、その筋肉少女帯が復活した。ライブをやるというのは話題で聴いていたがまさか新作までリリースするとは…。自分が聴いていたのは彼等の最初のアルバム「仏陀L」くらいだったので、この新作を聴いて驚いた。その頃のヘヴィネスさがしっかりと戻っているじゃないか、と。途中もそうだったのかもしれないけど、バンドとしての勢いというかテクニックというか、凄いものがある。まぁ、面子見て納得したけどさ。全員昔のジャパメタで鳴らした人じゃないか(笑)。いや、まぁ、橘高氏の年齢を全く感じさせないルックスにも驚いたが、大槻ケンジもやたら歌が上手くなってるし。アルバムの冒頭は昔々筋少に在籍していた鍵盤の三柴氏復活の美しいピアノの音色から始まる。そして全編に渡って必要な鍵盤はほとんど弾いているというもので、彼等的にも最初期をイメージして作ったんだろうなと言う感じ。なかなか面白いなぁ、こういうのは。

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フレ
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