Yngwie Malmsteen - Rising Force

9 Comments
ライジング・フォース

 速弾きギタリストという言葉は70年代からアルヴィン・リーにも使われていてそれなりに時代にも評価されていたし、実際今聴いてもすげぇ速弾きだ~って思うけど、あくまでもジャズ系のフィールドに於いての速弾きであって、ロックに於いての速弾きってのを確立したのはエドワード・ヴァン・ヘイレンだろう。ライトハンド奏法を引っ提げてのシーン登場はとんでもないインパクトを与えた。しかし、それに匹敵するくらい強烈なインパクトを放っていたのがアルカトラスでメジャーシーンに躍り出たイングヴェイ・マルムスティーン。ライトハンド奏法を皆が皆真似していた頃に彼は一切ライトハンドを使わずにとんでもない速弾きをいともたやすく披露していたのだ。

 アルカトラスのファーストアルバムではそんな速弾きプレイを存分に披露している反面、メロディアスなギターも弾きこなしていて、彼の音楽面でのセンスが十分にリスナーにも届いていたんじゃないかな。リッチー・ブラックモアのコピーだろうって声もあったし、実際プレイも似ていたけど、それを超えるくらいのスター性のあるギタープレイは当時のギター中心のハードロック・ヘヴィーメタルシーンの頂点に君臨していた。リッチーと同じく性格的な問題がかなりある所も似ていたから、なかなかバンドの一ギタリストとしては満足できなかったみたいだけどね。

 そんなことでさっさと自分のバンドを結成したが、これがまた凄い。ライジング・フォースってソロアルバムのタイトルをそのままバンド名にしている。ここでも存分に弾きまくってて、数多くのインギーフリークを生み出す事となった。当時早々に来日公演も行われて、MTVでも放送したのでその衝撃を目の当たりにする事が出来たけど、いやぁ~、ここまでやりますか、ってくらいにやってくれました。ギタープレイはもちろん、アクションからギター破壊劇もしっかりと見せてくれて、全く驚いたモンです。セカンドアルバムまでは同じ路線だったのでよく聴いてた。彼のルーツはモロにクラッシック音楽なのでいわゆる70年代ロックを聴いている輩にとっては随分と新鮮なフレーズばかり。ブルースとはかけ離れたフレーズを弾いているのでプレイそのものの捉え方が全く違う。クラッシック音楽との融合はプロコル・ハルムやムーディーブルースで実験済みだったけど、それは音楽的な融合だった。しかしインギーは一人でギターでそいつを表現していたのでかなり違う。この辺りからメタルとクラシックってのは随分と近いものになってきた感じ。その分センスが凄く重要になってきたので、なかなかシーンでコレと云う作品を残せる人も多くはないのだろう。
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フレ
Posted byフレ

Comments 9

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Shinyan  
俺も・・

 ライジング・フォース良く聴きましたよ・・・懐かしいな・・・
明日、探して聞いてみよっと♪
昔から予兆はあったんですが、丸々と太られて・・・
最近は、先日のVAIのG3の企画にも出てましたよね
明日は、ジョー・サトリアーニでG3完成といきますか???

2005/12/22 (Thu) 00:17 | EDIT | REPLY |   
たか兄  
アルカトラス。

 アルカトラスって、グラハム・ボネットのバンドでしたけど、
 ここでのインギーのプレイは衝撃でした!
 あの“ヒロシマ・モナムール”のプレイなんて華麗かつ、速いのなんのって。
 芸術の域でしたね。 あぁ懐かし。

2005/12/22 (Thu) 19:58 | EDIT | REPLY |   
stromblad  
TBありがとうございました。

80年代後半~90年代前半にかけて、一番好きなミュージシャンでした。クラッシックもロックも好きな者にとっては理想的な音楽性だと思いましたよ、、当時は。インギーは今でもプレイし続けてますが、初期の頃のインパクトがまた欲しいですね・・・

2005/12/22 (Thu) 23:39 | EDIT | REPLY |   
フレ@ロック好きの行き着く先は?  
コメントサンクスです!

>shinyan
残念ながらG3完成には進みませんでした(笑)。太ってしまってもスピードが健在ってのは凄いコトですよね。指にだって脂肪が付くワケで、それでも速さが変わらないってのはやっぱもっと早く弾けるってことと勝手に解釈してます。

>たか兄さん
「ヒロシマ・モナムール」のイントロは良いっすよねぇ~。自分にとってアルカトラスはインギーのバンドでした、はい。

>strombladさん
初期のインギーはインパクト抜群でしたから、リアルで聴いていたファンからするとやっぱ残りますね。「Eclipce」が名盤ってのは割と云われているんでしけど、そういう前にインパクトで初期なんですよね。

2005/12/26 (Mon) 21:39 | EDIT | REPLY |   
スーパーpsy野神  
はじめまして

イングヴェイを初めて聴いた時は、HELLOWEENを初めて聴いた時と同じような”衝撃”を感じましたね。(大体これらからメタルにはまった訳ですけど) 

当初”メタル”というと多くの日本人はそうかもしれませんが”邪道”というイメージがありました。しかし、HELLOWEENやイングヴェイのような”クラシカル”なメタルを聴いた時に”メタル”に対する考え方がガラッと変わりましたね。

イングヴェイは”ギタープレイ”に関してはこれは文句のつけようがないくらい素晴らしいものですが、”作曲センス”が結構問われる部分があるようですね。確かにリッチー・ブラックモアの”フレーズ”をほぼパクってる、とか、アルバムを出すごとに曲の”マンネリ化”を起こしているとか。

でも、それでも”名曲”と呼ばれる曲はたくさんあると思うし、やはり彼が作った曲は彼にしか出せない曲である事は間違いないと思います。とにかく、素晴らしい”ギタリスト”であることは間違いないのですから。

2006/03/11 (Sat) 23:05 | EDIT | REPLY |   
波野井露楠  

やっぱりこの人は別格でしたね(^^)。
友達は、みんなコピーを試みて、ほとんどが挫折していました(^^;)。
TB、挑戦してみます。
よろしくお願いします(^^;)。

2009/01/24 (Sat) 15:13 | EDIT | REPLY |   
フレ  
さんくす!

>スーパーpsy野神さん
メタル=邪道だと困る~(笑)。メタル=王道って感じなのですよね。ま、それ自体が邪道かもしれないが、いいじゃないですか。ロックなんてそんなもんだもん♪

>波野井露楠さん
別格です。コピーするなんていうこと自体が無理(笑)。TBなんでだろうね…。あれこれと解除してるんですけど…。

2009/01/25 (Sun) 22:53 | EDIT | REPLY |   
diχy  
・The awesome album of Yngwie・

最近の彼のアルバムはクオリティが悪いので先のことや次のアルバムは全く期待していない。
ギターソロを聞くと音質の悪さが目立つし・・・。愛車の自慢ばっかりだしw まあイングヴェイも衰退気味なのは確かだが・・・。

「ライジング・フォース」はイングヴェイの中で生涯最高なマスターピース(名盤)だと確信している。
音質もよく、構造もよく練られていて、ギターソロもグッド^^
ヴォーカルが入った曲、インストゥルメンタルの配置もいい。

84年当時の日本盤レコードの解説はすごいと思った。
こんなに素晴らしい解説を誰が書くんだ!て叫びそうになったww

洋楽のアルバムで「ライジング・フォース」は学生や洋楽を知らない人たちに是非ともおすすめしたい!

2014/03/06 (Thu) 15:42 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>diχyさん

気合入ってますもんねぇ、これ。
今じゃ普通に聞こえるのかもしれないフレーズの数々でもやっぱオリジネイターの迫力はある気がします。

2014/03/08 (Sat) 10:48 | EDIT | REPLY |   

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  • ●イングヴェイ・J・マルムスティーン(Yngwie Johann Malmsten)●1963年6月30日生まれ スウェーデン出身1963年6月30日、スウェーデンの首都ストックホルムで生まれた”インギー”ことイングヴェイ・マルムスティーンは子供の頃に見たジミ・ヘンドリックス
  • 2005.12.22 (Thu) 23:25 | ROCK ANTHOLOGY BLOG
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  • 2005.12.22 (Thu) 23:39 | パパメタラーの物置
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