Greenslade - Bedside Manners Are Extra

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 デイヴ・ローソンが完全な主役というワケじゃないけど、歌というパートを担っていた以上役柄的には主役を担っていたバンド、そして彼の名をメジャーにしたバンド、そして英国プログレ界での実力派バンドとしても名高く、更にデイヴ・ローソンのポップセンスも花開いたか、最強のギターレスバンド且つツインキーボードという形態を上手く使い倒しているグリーンスレイド。こちらも久しぶりに聴いたけどやっぱり好きだなぁ、このバンド♪

ベッドサイド・マナーズ・アー・エクストラ(紙ジャケット仕様) グリーンスレイド(紙ジャケット仕様)

 1974年リリースのセカンドアルバム「ベッドサイド・マナーズ・アー・エクストラ」。彼等のスタジオ作品は4枚しかリリースされていないがその中でも最高傑作と呼ばれることの多い作品。個人的にはファースト「グリーンスレイド」と甲乙付けがたい出来映えの作品なので聴く時はどうしてもこの辺のどちらかになっちゃう(笑)。それにしてもカラフルでスリリングでドライブしてるバンドだなぁ。アンディ・マッカロックのドラムもかなり特徴的でクリムゾンのドラムってのが一番合わなかったんじゃないかって思うくらいにこのバンドでのドラミングはバッチリとバンドに合っているし、それはデイヴ・ローソンにしてもグリーンスレイドにしてもトニー・リーヴスにしてもそうだろう。アルバムはそのトニー・リーヴスの奏でる何ともグルーヴ感のあるベースラインから始まるが、これがまたグイグイと来てねぇ、聴く者を惹き付けるんだよ。そこにプログレッシブな展開が十分に予想される歌とかメロトロンとかムーグとか…、ツインキーボードが上手く絡み合って二つの楽器が見事なアンサンブルってのも素晴らしいのだが、そこに歌メロがこれまたポップに被さってくるんだよ。アルバム的には半分くらいしか歌の入った曲ってのがないんだけど、その半分の歌が面白い。3曲目の「Time To Dream」なんて歌謡曲かと思うくらいのメロディセンスで凄いグルーブ感だしね。この辺は二人のパートナーシップがしっかりと出ていた頃の作品で傑作と呼ばれるに相応しい。

 ジャケットにしてももちろんロジャー・ディーンの傑作シリーズのひとつでもあるパターンで見事にバンドのイメージを表しているもので、このバンドの特徴でもある突き刺さるような音=ギターがないっていうのがね、こんなに刺激的なジャケットのくせにしっかりと表現されている気がする。だってこのジャケットの怪物くん、怖いけど悪いことしなそうに見えるでしょ(笑)?まぁそれは冗談だけど、音とジャケと引っ括めて芸術的で好きだね♪

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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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jerry  
アナログ、15年くらい探しています・・・

コレを探す過程で、タイフォンのアナログをゲットし、ロジャー・ディーン関係のレコードを何十枚も寄り道しました。
音なんか、どうでもいいんです。どうせ、ストライクだから。

個人的には、タコさんとこれが、ロジャー・ディーンの最高傑作と思っています。いまだにコレらを探しに出かけ、余計な買い物をしてしまいます(涙)

で、お願いです。 紙ジャケやCDで買いなおした先輩方、
アナログ、どうせ聴かないですよね? 手放してください(願)

2007/09/13 (Thu) 03:31 | EDIT | REPLY |   
jerry  
昨日、ファーストをゲット!

ようやく、ファーストのアナログを買えました。
探し始めて15年、ようやく出会えました、先輩ありがとう!

ついでに、以前にご紹介された、プテラノドンのアナログもありましたけど、ちと高すぎ&状態が悪くて諦めました。

2007/10/18 (Thu) 11:46 | EDIT | REPLY |   

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