Boxer - Below The Belt

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 英国生まれのハードロックバンド、それこそ数限りなく存在しているものだが、A級メジャーバンドを渡り歩いたような人がいればそこそこ話題にもなろうというもの。それでもなかなかそういうワケでもないのが実情

Below the Belt Blood Letting

 この二人、もちろん1960年代末期頃のタイムボックスっつうバンドで友人になり、バンドをPattoに変えても一緒にプレイし、数年の間だけ袂を分かって仕事をしている。まぁ、知ってる人は知ってるんだろうけど、この間オリー・ハルソールはテンペストで仕事してますね。そこからまたしてもオリー・ハルソールとマイク・パトゥーは合流することとなり、ボクサーを結成。1975年にはまだまだプログレレーベルだったヴァージンからインパクト満点のジャケット「Below the Belt」でデビュー。しかもドラムにはメイ・ブリッツやベックと一緒にやっていたトニー・ニューマンを配し、ベースにはVDGGにも関わっていたキース・エリスを持ってきたという、正に英国B級というか王道というかハードロック路線の職人が集まったバンドなので、楽しみと期待が一杯詰まったアルバムなワケです。

 しかしまぁ、実際にジャケットを手に取ってみるとなんと衝撃的な…というのが最初の感想です。若かった…。それはともかく、中身の方が楽しみだったんだけど、これがまた一辺倒ではいかないハードロックで構成されたアルバムというか、単なるハードロックと言うべきか…、実に英国B級的センスに満ち溢れた作品。きっと今のバンドがどこかで取り上げてカバーでもしたら凄くかっこよい曲となって生まれ変わってもっとボクサーが有名になるのかもしれない、そんな曲が多く詰め込まれている。シンプルに4人のプレイが中心で所々鍵盤もあるけど、やっぱり中心はオリー・ハルソール。線は細いけど荒々しく歪んだSG独特のギターの音色にパトゥーの何処かこもり気味だけどシャウトされている熱い歌声が被ってきて…と悪くないのだ。ただ、どうしても曲調に激しい切り替えがなくってイマイチ売れないバンドという位置付けに甘んじている。好きな人は好きだろう、こういうの。自分も嫌いじゃないけど、もうちょっとかっこよい曲が欲しいところ。いや、そんなこと言ってては英国B級は聴けないのでガタガタ抜かしてはいかん。

 結局この後二枚出して自然消滅したらしいが…、それにしてもこの二人のコンビの作品っつうのはどれもこれも結構取っ付きやすいってのが面白い。パトゥにしても変なリフが多いけど基本的にシンプルなハードロックではあるからさ。よくわかんないって?うん、書くの難しい人達なんだよ、この辺。

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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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evergreen  
オリー愛です。

オリーのソロまで買ってるわたしです。
ボクサーはちょっと中途半端・・・
パトゥ好きの人間にはちょっとね~
しかし結局は、オリーとマイクが合わないんだよね・・・
お互い譲り合ってしまって・・・お互い譲れないと言うか
譲り合ってしまっている・・・そんな感じ。

2007/08/28 (Tue) 22:44 | EDIT | REPLY |   
いたち野郎  

パトゥ、ハルソール関連の作品はこのアルバムが初体験だったので、思いいれもあって好きです。うまくいえないですけど、なんか曲がヒネくれた印象を受けて、そこがツボです。
ギタリストからすると、オリー・ハルソールってどんな印象なんでしょう?なんとも形容のし難い音で…それも英国B級バンドの味なんでしょうか。

2007/08/29 (Wed) 03:57 | EDIT | REPLY |   
フレ  
コメント感謝~

>エヴァ姉さん
オリーとマイク…、そんな関係分かる気がするけど、多分そこまで考えてなかったんじゃなかろうか(笑)?そのお互いの空気感が良かったのかもね。でももうちょっと売れること考えると二人とも幸せだったのになぁ(笑)。

>いたち野郎さん
ボクサーのこのジャケは見たら買うでしょ(笑)。曲もヒネてるしね。ギタリスト的にオリーさんですか…、SGをあれだけ歪ませてっていうのはトニー・アイオミさんとか一時期のピート・タウンジェンドくらいですが…、確かにSGの音です。ただ、オリーの場合はもっと軽い歪みっすかねぇ…。リフ的にはかな~りヘンです(笑)。ソロフレーズも相当ヘンです。ま、ピートもヘンですが…。多分、だからオリーってB級なんでしょうねぇ(笑)。

2007/08/29 (Wed) 22:09 | EDIT | REPLY |   

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  •  今日も聴いてしまったBoxer「Below the Belt」
  • マイク・パトゥと、後にケヴィン・エアーズのギタリストとなるオリー・ハルソーンらにより結成されたボクサーの唯一のアルバム。ヴァージンより、1975年発表。↓Below the Beltジャケはキワモノですが(アナログの初回プレスではジャケ裏にも写っているジャケの女性のヘ
  • 2007.08.29 (Wed) 03:54 | 4番、サード、いたち野郎。