Brian Johnson - TV

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 ロバート・プラントの交流関係ってのはあまりよく知らない。この人の場合は誰かのレコーディングに呼ばれる事も少ない、と言うかキャリアの割に全くないと言うに等しく、それは単に歌声が一発で分かるくらいの個性を放っているからと、誰かの何かを歌っても全部音階やメロディがロバート・プラント節になってしまい、普通にコーラス付けるとか歌い回すみたいな事が出来ない、やっても合わない事が多いからじゃないかと勝手に思ってる。なので今やってるアリソン・クラウスとのデュエットが長続きしているのも不思議だし、故に楽しいから長続きしているとも思える。本人は昔インタビューでもZeppelinの幻想に囚われててなかなか前に進めないみたいな話もあったが、そもそもあの歌い方と音の取り方や出し方では超個性的過ぎてZeppelinしか合わなかっただろ、とも思うが、それを具現化した超絶ジミー・ペイジの才能もさすが。

 ところがちょいと前にふとYouTubeでロバート・プラントとAC/DCのブライアン・ジョンソンが、ポール・ロジャーズのライブに飛び入り参加して「Money」を歌っている映像が流れてきて、そりゃそのメンツだったら何かって気になるから見てたワケ。当然曲が曲だから何も特筆する点はないのだけど、ポール・ロジャーズの歌の巧さは相変わらずの絶品で…と、この時点の彼のライブは多分「Free Spirits」ツアー、つまり70年代のフリー時代に遡ってのスタイルだったからバンドメンバーもそういう風情と音を出す連中を集めてて、それだけでも古臭かったのにこのメンツだ。それこそバンドメンバーからしたら往年のアイドル達と一緒にステージでプレイできるなんて夢にも思わなかっただろうが、羨ましい限りだ。

 そしてライブはホント、お遊びジャムでしかないけどポール・ロジャーズの歌は圧倒的に上手いの一言。続いてのブライアン・ジョンソンは当然あのスタイルだからいきなりディストーションオン状態で全く楽曲と似合わないAC/DC的サウンドが出てくるから面白いが、ルーツは一緒なんだなとつくづくロックの幅の広さを思い知らされる。そしてロバート・プラントがハーモニカでソロを吹いてからの歌になるが、やっぱり浮いてしまうのはこの個性的なセンスのメロディと歌いまわしと無音階感覚的な部分で、よく知られるサビになってもなんか違う。つくづくZeppelinしか出来ない人なんだなぁと思うが、70年代を代表するバンドのフロントマンがこんな風にセッションしちゃうってのも凄い。

 そのきっかけは多分ブライアン・ジョンソンの人柄の良さだろうか、YouTubeでBrian Johnson TV♪なんてのを作って様々な人達をゲストに迎えてトーク番組をやってるくらいだから、こういう機会もちゃんと作れるのだろう。これも幅広くて面白くてさ、この辺のメンツからメタリカのラーズとかまで出てくるワケ。その意味ではそりゃジョーディーの頃の70年代英国ハードロック黎明期の側面から、AC/DCのいわゆるHR/HMの大御所的扱いが持つ連中との絡みになるので面白い。



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フレ
Posted byフレ

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