Frank Zappa - One Size Fits All (1975):

2 Comments
B008I34Y6W

 こういう音楽人も出て来ないと思うザッパ。はギタリストとしても興味深いし、コンポーザーとしてもアイディアが独創的で、プログレルーツから語られる時もあるけど、ドゥーワップ色が強いし叙情感は皆無なので、人による認識の違いは色々あるがプログレと呼ばれるカテゴリにザッパは似合わない。

 1975年リリースの「One Size Fits All」は一般的には名盤扱いの作品、最初の「インカローズ」からこの頃出始めていたフュージョンに近い超絶変態楽曲で全てがおかしいけどギターソロもぶっ飛びなので、歌も何もこの頃のザッパに出来ない事は何もないくらい全てを実現しているし、基本的にザッパらしい歌メロや展開はいくつもあるから安心する。あまり不慣れなリスナーからもこの「One Size Fits All」は聴きやすい部類で、基本的にロックの範疇内のサウンドが詰め込まれているから知的に聴く意思さえあれば楽しめるし、そこには聞き慣れない音楽の要素がある事にも気づく。

 ザッパは聴きやすいがサラリと流れるのでフュージョン的な感覚もあるが、じっくり聴けば楽しめて聞き所もある上手さで、今回の「Sofa」もその類で凄く、そのまま流れていく感じでお笑いな「ポジャマーピープル」は独特なトーンのギターソロから始まるユニークな曲。この辺りのジョージ・デュークも素晴らしく、他の曲でも光ってるけど、冴え渡るギターソロと共に楽しいし、この後も続くけど、ザッパは歌詞カードがあっての楽しみも大きいし、その辺がデジタルデータになると魅力半減なので国内盤CDが一番良かったな…ネット上に訳詞もないし。

 アマゾンでザッパ見るといつの間にかもの凄い数のアイテムがリリースされてて驚いたが、本人亡き後のリリースで、本人の意思か家族がリリースしてるか分からないけど、ライブは当然として、音源素材も録音してたから数多いのは周知の事実か。もう相当整理されているとは思うけどたまに聴くとやはり驚き楽しめるザッパワールド。

ChatGPT ver.
「One Size Fits All」は、1975年にフランク・ザッパによって制作されたアルバムであり、その時代の音楽における傑作の一つと見なされています。このアルバムは、ザッパの実験的で多様な音楽スタイルを集約した作品であり、彼のキャリアの中でも特に印象的なものの一つです。

まず、アルバムの開始を飾るのは「Inca Roads」。この曲は複雑でテクニカルな楽曲でありながら、同時にエキゾチックで魅力的な要素も含んでいます。ザッパのギター・ソロは圧巻であり、バンド全体の演奏力も際立っています。アルバム全体を通して、彼の音楽はジャズ、ロック、フュージョンなどの要素を融合させた独自のものであり、その幅広い音楽的アプローチが聴衆を引き込みます。

「Can't Afford No Shoes」や「Sofa No. 1」など、アルバムの中にはザッパの独特なユーモアと風刺が表れた曲も多く含まれています。彼の歌詞はしばしば社会や政治に対する風刺的なコメントを含んでおり、その独創性と批評的なアプローチは、彼がただの音楽家でなく、思想家でもあったことを示しています。

「Florentine Pogen」は、その複雑なリズムと変拍子、奇抜な歌詞によって、ザッパの音楽の奥深さを象徴する一曲と言えるでしょう。彼のバンドであるモザートやベートーヴェンにインスパイアされた要素もこの曲で感じられ、ザッパの音楽の多様性を示しています。

一方で、「San Ber'dino」や「Andy」などの曲では、よりポップでキャッチーな要素が強調されています。これはザッパが実験的であるだけでなく、広い層の聴衆にアプローチする柔軟性も持っていたことを示しています。

アルバム全体を通して、ザッパのバンドは非常にタイトでありながらも、即興演奏や実験的な要素を巧みに取り入れています。その結果、聴衆は飽きることなく、毎回新しい要素を見つけることができるでしょう。

「One Size Fits All」は、フランク・ザッパの才能、幅広い音楽的アプローチ、そしてユニークな視点を堪能できるアルバムとなっています。彼の音楽が持つ深い知識と遊び心が結集したこの作品は、今もなお多くの音楽愛好者にとって魅力的な存在であり続けています。





60sUKRock
関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 2

There are no comments yet.
photofloyd(風呂井戸)  

やはりFrank Zappaは、難物ですね。私の些細な歴史の中でも最も難しいロッカーでしたね。(今でも整理はついていません)
ですから、今でも話題にする価値は十分あると思いますが・・・かってやっていたことはホントの意味のプログレだったのかもしれませんが・・・私のようなPink Floydを中心とした所謂当時のロックのプログレ・ファンはのめり込むことはありませんでした。昔いつかはものにしてやろうと思ったこともありましたが・・・そのまま難物で終わってしまって・・・。
 Pink FloydとZappaの競演していた時の映像もありますが、フロイド・メンバーは敬意を表して対応しているようにも見れます。やはり彼の先進性は所謂ロック歴史用語としてのプログレでなく、アヴァンギャルドに近かったのかなぁ・・・とも思いますが??。

2023/11/27 (Mon) 15:43 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>photofloyd(風呂井戸) さん

あ、最後の一文に大賛成です。プログレと言われると凄く違和感あって…。
テクニカル面はプログレなんですけど、叙情性やドラマ性がね、やはり違うので、と妙な感覚あります。
あとアメリカ人だからかな、英国モノほどはハマれなかったのも大きいです。
それでも面白いですから楽しめましたが。

2023/11/27 (Mon) 20:47 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply