Lucio Battisti - Amore e Non Amore (1971):

2 Comments
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 この「Amore E Non Amore」をニュークリアスのイアン・カーのソロ作品「ベラドナ」のジャケットと混同していた。多分「Amore E Non Amore」の方はレコード屋で現物を見た事がないので写真だけの記憶だと思う。イアン・カーの方は何回か見かけたけど買わなかったから曖昧なまま記憶に残ってて、今冷静にどっちのジャケットも見ると構図は同じで納得。それと「Amore E Non Amore」で後方に裸の女性の後ろ姿がいるけど、これも英国の作品で何かあった気がする。

 1971年にリリースされたLucio Battistiの「Amore E Non Amore」、フォルムラ・トレとPFMを結成する前のメンツがバックを務めていたアルバムで、フロントのLucio Battistiはカンタトゥーレの有名人で才能溢れる歌手で名を馳せていた。それが「Amore E Non Amore」でイタロにチャレンジして新たなシーンを模索していた。プロデュース業も兼ねていたから実験的には良い作品。歌物とインストが半々で歌詞も対になっている面白い試みは多々潜んでいる。歌物とインストのバランスが良い感じで、バックの演奏陣営のクールなプレイが後のイタリアンロックの仰々しさと大きく異なる。英国的なプログレバンドの雰囲気のジャズ系統の演奏。

 しかし曲名の長さはイタロ伝統だ。歌がカンタトゥーレと言えども、しつこい感じでもなく、もっと洗練された歌で、あまりイタロ的暑苦しさを感じない。アコギの影響もあるのか、かなりクールなサウンドを出している。フォルムラ・トレもPFMもそういう面を持っていたからその根本は牧歌的な面もあって聴きやすい一枚。

ChatGPTだと…(アテにならない…)

『Amore e non Amore』(1971年)は、イタリアのシンガーソングライターであるルーチョ・バッティスティ(Lucio Battisti)による重要なアルバムの一つです。このアルバムは、その時代におけるイタリアン・ポップ・ミュージックの進化に大きく寄与し、バッティスティの独自なアプローチと才能を示しています。

まず、アルバムの特筆すべき点は、その多様性と音楽的な洗練度です。バッティスティは、イタリアン・ポップの伝統とロックの要素を融合させ、独自のサウンドを築き上げました。アルバムにはエレクトリックギターやシンセサイザーといった斬新な楽器が取り入れられ、時にはオーケストラも絡みつつ、幅広い音楽的な要素が見事に調和しています。

歌詞もバッティスティの強みの一つであり、彼の独自の詩的な表現が感情豊かに反映されています。アルバム全体が、愛、喜び、苦悩といった人間の感情に深く根ざしており、その歌詞は聴衆に深い共感を呼び起こします。

アルバムの中で特に際立つ楽曲の一つは、「Davanti a Un Distributore Automatico Di Fiori Dell Aereoport」です。この曲は、その感動的で力強いメロディと共に、バッティスティの抒情的な歌唱スタイルが相まって、多くのリスナーに愛されています。同様に、「Di Automobili Solo Lo Silenzioso Eppure Straordinariament」や「Guardando Il Fiume Nero Macchiato Dalla Schiuma Bianca」など、アルバムには数々の優れた楽曲が収められています。

アルバムの美的な側面も注目に値します。アートワークやデザインは、アルバムの雰囲気と一致し、その時代のポップカルチャーを象徴しています。これがアルバム全体の包括的な芸術的な体験を強化しています。

総合的に見て、『Amore e non Amore』は、その音楽的な革新性、詩的な深み、そして感情豊かな表現により、イタリアン・ポップミュージックの傑作と見なされています。バッティスティの才能が最も輝いている作品の一つであり、今日でも多くの音楽愛好者に愛され続けています。






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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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photofloyd(風呂井戸)  

巡り巡って Lucio Battistiに来ましたね。
イタリアン・プログレを語るに彼を語らないわけにはゆきませんね。PFM、 フォルムラ・トレ、イル・ヴォーロなどイタリア・バンドを世界に売り出した貢献者でもあるわけですから。
このアルバムは彼の3作目でしたかね、歌ものとインスト・プログレとの対も面白かった。アルバム・タイトルも「愛と愛でないもの」と対になっている。日本では「8月7日午後」でしたかね。
しかし、意外に語られない8作目のアルバム「ANINA LATINA 二大世界」が、イル・ヴォーロを想わせて傑作と思いますのでお勧めだ。
10年以上前の記事ですが、リンクさせてください (↓)
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/lucio-battisti-.html

2023/11/18 (Sat) 11:35 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>photofloyd(風呂井戸) さん

8枚目…1974年の作品ですが、これはちょっと面白そうなので聴いてみますね。

2023/11/27 (Mon) 20:38 | EDIT | REPLY |   

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