Son House - Raw Delta Blues:

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 近年のゴージャスな音楽はその音圧や音数の多さとアレンジの見事さやアンサンブルの素晴らしさなど多々やり過ぎなくらい見事と感じる事も多くて、音楽の発展でもあろうと。ところがクラシックの世界は既にその複雑怪奇さからアレンジやゴージャス感、展開の幅の広さやオペラティック、ピアノソロまで何でもありな世界を既に数百年前からやってて、世界はそんなに変わらない。その流れで行くと更に古くから存在していた楽器一本で歌を歌い紡ぐ吟遊詩人もいて。そんなゴージャズなのを聴いてたらすごくシンプルなのを聴きたくて引っ張ってきたサン・ハウス。先日映画「ゲット・ラウド」を見たのもあるけど、ゴツイしシンプルだしある意味ガツンと来る。

 アルバムは何でも良いです。今はもう全集がとんでもない値段で出てるから十分です。「Raw Delta Blues」も驚異的なプライスでこんな凄いのが聴けるから今の時代はかなりおかしい。もっとも既にクラシックの領域に入ってて、著作権は切れてたるからこうなるだろうけど、いつまでも残っててほしい。ネット時代になって色々と細かい情報も見れるようになって、研究しなくても情報量があるから探すと出てくるのは嬉しい。結局サン・ハウスの録音は大きくは4種類しか存在していない事を知るともっと楽になる。

 1930年5月に録音された楽曲群、1941年8月、42年7月に録音された音源までが戦前録音で纏められる。戦前ブルースの祖と言われるけどその3回の録音吹き込み分だけ。それであれだけの楽曲群をあのレベルで残せているからとんでもない集中力とレベルの高さと勢いで、その辺だけでもバケモンだ。その後は1964年に再発見されて65年4月にかなりの楽曲を録音したのが戦後録音ブツだが、これも録音は3日間だけであのレベル。この時既に40歳くらいだったが、凄い集中力は相変わらず。言い方変えればこれだけしか録音してないのに90年楽しませてくれている。凄い。





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フレ
Posted byフレ

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