Nucleus - Solar Plexus (1971):

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 ジャズロックの代表格と言えばソフト・マシーンだけどホントに不思議なバンドで、メンバーがどんどん入れ替わっていくのに何故かソフツ音が存在している。そんなソフツの中期から後期にかけて活躍したのが元ニュークリアスの面々とは有名な話で、ソフツには進まないでニュークリアスの音の方に進もう。

 1971年リリースの三枚目のアルバム「Solar Plexus」は昔は何故かマトモにCD再発されてないようで、2in1のCDしか見当たらなかったが、オイシイと思ってコレで良いと判断するしかなく、特筆すべきジャケットでもないし、音楽性に価値を置きすぎているのかもしれないが、キチンと出してもらいたいと思ってた。

 ニュークリアスのこの頃はリーダー格のイアン・カーの独裁政治になっていたのか、クレジットも「Ian Carr with Nucleus 」となって単なるバックバンド化しているが、そんな風に独裁政治が出来る人はよほど才能があったと、何せ後期ソフツのメンツがほぼ全員揃ってるし、テクニックもセンスも十分に持ってて革新的ですらある。それでもイアン・カーは自分のやりたいように「Solar Plexus」を制作しているし、ゲストがBob Downes Open Musicとダブり、クリス・スペディングやハリー・ベケットも参加している。ニュークリアスの場合はどのアルバムを聴いても淡々と冷酷なまでの英国ジャズロックが熱く聴けるので、それほど神経質にならなくても良さそう。セカンド「We'll Talk About It Later」がバンドとしては一番良い気がするけど、この「Solar Plexus」やその後の「 Belladonna」も素晴らしいが、メンバーの心情からみるとセカンド「We'll Talk About It Later」までがバンドで、その後はバックの演奏者の位置付けで、作品として聴くには全然良いけど、バンドの一体感とは少々異なるか。

 しかし、変拍子や大作、そして軽やかな旋律に仰々しいブラス隊とボンゴやパーカッション、更にギターが入ってくる正しくテクニシャンによるジャズへのアプローチに相応しい世界だから、楽器好きな人は割とイケると思うけど、普通のリスナーはちょいとキツイかもしれない。じっくりと聞き込む音なのでハマり込む人は楽しい。





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Posted byフレ

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