Nightwish - Dark Passion Play
2 Comments

インターネットによるニューアルバムの先行流出っつうのはどうしようもないのかと思うくらいにアーティストの新作音源がCDリリース前にネット上に転がっている。ミュージシャン側からしたらとんでもない事、なのか早めのプロモーションとして捉えるのか…。とは云え、どう考えても関係者周辺の人間じゃなきゃアップ出来ないものだろうし、そういう管理体制の問題っていう事なのか。狙ってるのもあるだろうけど…例えばプロモ用に宣伝を入れてネットに流せばとにかく広がる速度は速いので瞬時にして宣伝ができると言うものではある。
ターヤ嬢が脱退した後にシングル「Amaranth」をリリースしてアネット姫の歌声を世間に知らせたナイトウィッシュ。9月末にリリースされるフルアルバムの中身をたまたまネットで拾って聴けたのでさっさとレビューしちゃおうって事だが、簡単に手に入らない状況じゃしょうがないよな…。まぁ、いいか。
「ダーク・パッション・プレイ」
最初から14分にも渡る大曲で、これがまたキャッチーなメロディも押さえているので全然聴きにくさは無く、音が出てくるとそれだけでナイトウィッシュの音、ってのが明確に分かる。こんなにバンドの音が分かるっつうのもなかなか無いので、その新鮮さに驚いた。そして、そしてアネット姫の歌声…。うん…、やっぱターヤ嬢はとんでもなく凄かったんだ、と実感。アネット姫の歌声はあまりにも普通過ぎてナイトウィッシュの強烈なオーケストレーションと様式美を打ち出したサウンドの洪水に完全に食われている。ターヤ嬢だったらこれも凄くかっこ良いアルバムに仕上がってただろうと思うくらい楽曲のレベルと素晴らしいもの音楽で、75分フルにその音世界を創り上げてくれてる。それだけに歌の弱さが露呈してしまって、なかなかこれでファンを納得させるのは難しいんじゃない?ま、認めるしかないんだろう。
またCDがきちんとリリースされた時にちゃんと書くかもしれないけど…、アルバムとしては悪くないのだけは云える。相変わらず激しくて美しい世界だしね、好みは好み。
- 関連記事
-
- Tarja Turunen - My Winter Storm
- Nightwish - Dark Passion Play
- Tarja Turunen - Henkays Ikuisuudesta