Hard Stuff - Bolex Dementia (1973):

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  Hard Stuffのセカンドアルバム「ボレックス・ディメンティア」、1973年リリース。ファーストアルバム「Bulletproof」は割と話題性もあったようで、何かと取り上げられたが、セカンドは何となくピンと来ませんでした。ジャケットだけの話。来歴はアチコチで書かれているので適当に書いておくとQuatermassとAtomic Roosterのメンバーが合体して出来たバンドで、それ自体がもうアングラな世界の話で、出てくる音もその名の通り実にマニアックな世界。70年代初期の何でもありなごった煮ロックの象徴で、Hard Stuffが面白いのは鍵盤奏者がいなかったためにトリオのロックバンドでしかあり得なかった、そしてジョン・グスタフソンと言う少々変わり者のベーシストがいたので、ファンキーな音の途切れるベースを中心にギターが装飾音を加えて出来上がっている感じ。最初にCDでこの「ボレックス・ディメンティア」を聴くと冒頭から無茶苦茶しょぼい音が流れてきて、不思議に思ってたら、実はアナログ時代の本来のアルバム構成はCDで言う6曲目からで、理由不明ながらどのCDもアナログのA面とB面が逆に入っているらしい。日本の誇る紙ジャケ再発盤ですらそうなのか?と詰めの甘さこそがB級バンドに対する扱いだ。

 そんな知識を得て、再度6曲目からアルバムを聴いてみると、これがまたエラくかっこ良く聞こえるから面白い。きちんとギターリフ主導でヘンなベースラインが曲を引っ張っていく少々歌の弱いバンドがキチンとアピールされている。これでこそ英国B級バンドの主張。やはりB面一発目からアルバムを聴いてはいけない。何でそんな編集だろうか。しかし線の細いギターにワウペダル、一方では実に太いベースの音で面白い。黒い感じの音を狙っているけど、それはベースラインだけでブルース臭さもポップらしさもソウルらしさもなく、単にやや際立った感のあるラインだけが今となってはHard Stuffの特徴になっているのか、正に英国のセンスで面白い。この辺をまとめて聴いている人には涎モノです。





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フレ
Posted byフレ

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