Johnny Winter - Pieces & Bits
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![ロックン・ロール・フーチークー~ベスト・ライヴ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/51J6JQGG0YL._SL500_.jpg)
割と知られていないが、100万ドルのブルースギタリストと呼ばれたジョニー・ウィンターがあの伝説のロックフェスティバル「Woodstock」に出演していたという事実がある。映画に収録されなかったというだけでその事実は簡単に忘れ去られてしまうのだから如何に映画というメディアの効果が大きいかと実感するだろう。ジミヘンがウッドストックで確立した地位の凄さを思うとジョニー・ウィンターがここでデビューしたてとは言えメジャーに一気に躍り出なかったのは実に残念。残された映像をYouTubeで見てもジミヘン並みの凄さを既に持っている事が聴いていて分かるだけに勿体ない。そこまで言わなくても同じウッドストックで脚光を浴びたテン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リー並みには取り上げられても良かっただろう。
人間的なモノを聴きたくなって、やはりブルースという実に人間クサイものに手を付け始めた時にジョニー・ウィンターの映像があって、それを見ていたら凄くかっこ良いサウンドじゃないかと気付いて、アレやコレやと聴いたり見たりしてた。この人の場合音はそこそこあるのでライブ盤も楽しめるけど、映像となると全然少なくて、昔レーザーディスクでリリースされていた「Live!」は既に入手困難でDVDにはなってないし、今入手できるのは「ロックン・ロール・フーチークー~ベスト・ライヴ」というDVDだけのようだ。これはまだ見てないので分からないけど、どうやら様々な時代のライブ映像が入ってるらしく、多分アチコチのテレビ放送映像を纏めたのかなと思う編集盤。ネットでもテレビ放送映像は散らばっているので適当に入手して見ているけど、それだけでも十分にこの人の凄さが楽しめる。YouTubeにある映像だけでもとんでもない事は一目瞭然なので、久々にYouTubeを片っ端から見てしまった。
ロックンロールとブルースの中間を走る70年代の頃がやはり面白いけど、ライブの中では必ずギター一本でブルースをやるシーンがあって、それがまたとんでもなかったりするのでホンモノ感をどっぷりと味わえる。フィンガーピッキングでもスライドでも速弾きでもお手のモンで、見た事ないのはアコギでのプレイくらいか…、でもこの人ドブロ弾くから一緒か。それとバックバンドはロックミュージシャンが多いのも面白い。その辺はジミヘンと一緒かもしれない。暑い夏にこれだけ熱いブルースロックを聴けるのはホントに熱くなる。良いねぇ~。
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