Nightwish - Oceanborn (1998)

0 Comments
B000WD66BM

 Lordiがユーロビジョン・ソング・コンテストで優勝した姿を見てNightwishの面々はやや悔しい思いをしたかと勝手に想像してて、もちろん楽曲レベルの高さや構成美や音楽的な位置付けで言えば間違いなくNightwishの方が圧倒的に高いし、それが今でも人気のある秘訣だが、Nightwishはユーロビジョン・ソング・コンテストでフィンランド代表選の2位の座に甘んじたそうだ。そこだけ見ればLordiの方が世間的に大いに受け入れられた結果になってるけど、音楽性が違うから何とも言えないし、パフォーマーとしての姿はLordiの方が圧倒的に面白いからそんな比較は全く無意味だけど、ユーロビジョン・ソング・コンテスト絡みはあまり知られてないのでメモっておきました。

 フィンランドを代表するバンドと言えば今やNightwishで、今回は1998年にリリースされた90年代メタルの救世主となった代表作のセカンドアルバム「Oceanborn」だが、当時は興味なかったので聴いてなかったけど、1998年暮れに出てた。そんな頃にこんなオペラティックなパワーメタルシンフォニックメタルで圧倒的な女性ボーカルのターヤが完成度の高い複雑なメタルを歌いこなしていた「Oceanborn」は、多くの国やファンに好意的に受け入れられて人気急上昇となったが、今聴いてもこれだけの完成度の高さを誇るバンドは類を見ないし、それは単に鍵盤奏者のツォーマスの才能が秀でていたからに違いないが、Nightwishはターヤの歌唱力とツォーマスの作曲能力の高さでトップに踊り出たバンドだった。歴史はそこから先もあるが、ひとまず「Oceanborn」。

 こんな作品はこれまで聴いた事なかった。曲の構成も歌もメタルにしては凄く高尚なクラシック的ヨーロッパ的音楽で個性的で楽曲が充実していて捨て曲がないし、様々な実験を重ねている意欲的な作品で、男女ボーカルの対比をターヤ相手にやったり、キャッチーな曲調とメタルとターヤのオペラの融合。プログレにならない範囲の複雑な曲構成とヘヴィメタルの進化形で恐らく当時聴いたリスナーはぶっ飛んだろうから、ゴシックメタルではなくパワーメタルやシンフォニックと呼ばれるに相応しいサウンドだが、ターヤの歌だから嬢メタル扱いになってる場合が多い。旋律の美しさやアレンジの美しさがヨーロッパ的に高尚に出ていて好感の持てるアルバムで、これ以降ずっとそんな感じで、更にレベルアップしていくから末恐ろしいが、そんなセカンドアルバムの「Oceanborn」はジャケットがイマイチだが主張は分かる。それにも増してこの楽曲群で、今はターヤもいないのでライブで演奏される曲はほぼ皆無だが、ハイレベルな曲が羅列されているし、「Oceanborn」が名盤と呼ばれないのは更なる名盤が続いてNightwishのレベルが高くなりすぎたからとも言えて、普通から見たらとんでもないクォリティは間違いないが、「Moondance」の民謡旋律がハマるのも才能です。





嬢Metal
関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply