ザ・ドアーズ
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ついでだからちょっと脱線して映画の「ドアーズ」について走ってみよう。1991年に上映されたこの映画、もちろん云わずと知れたオリバー・ストーン監督の60年代懐古シリーズ三作目…ちなみに「プラトーン」「JFK」に続いての作品で、どれもこれも印象的な作品だったので十分に期待して見に行った、しかもジム・モリソン率いるドアーズの伝記映画っつうことでそりゃ、ロックファンは駆けつけるワケだな。
まずはバル・ギルマーのクリソツの演技というか風貌というか熱演というか、もう本人に成り切っているしルックスもそんなに似てたっけ?って思うくらいそっくりで、もう素晴らしいの一言。恋人役のメグ・ライアンもどこか初々しくってヒッピー的でなかなかだったし、黒魔術的な女も雰囲気あって良かった。映画作品として見れば、もちろんへぇ~って感じで観ていて、ライブシーンも本当のドアーズのライブで行われた模様を再現しているし、概ね伝説的な面は劇化しているみたいで当時は結構ハマった。サントラもドアーズの楽曲の別バージョンが収録されてて、割と珍しいテイクだったみたい。コアなファンには不評だったり映画ファンでロックを知らない人はこの映画何が言いたいの?って感じらしいが、そんな事はどうでも良くて、ジム・モリソンはこういう人物だったんだよ、っていうオマージュだったと思う。もちろん映画的に脚色している点もあるのはよく分かるが。いや、でもやはり面白い。インディアンの霊が憑依してくるシーンは多分創作だと思うが、雰囲気あってて良いしね。
これだけの有名な人がロック映画作るのもそうそう無いからそういう意味では革新的だった。オリヴァー・ストーンって昔は問題作を幾つも作ってたけど最近聞かないな。知らないだけかもしれないけど。「プラトーン」あたりも強烈だったし。話も映像も、そしてアクションも。結構焼き付いてる。
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