The Artwoods - Art Gallery (1966):
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昔聴きたいと思っててもなかなか見つけられなくて、そのままになってるアルバムやバンドがたくさんある。今は自宅のMacの前でアレコレと何かのインスピレーションからアルバムやバンドを探したり発掘したり、しかも試聴と言いつつ聴き漁ったり、必要であればDLしてiPhoneに入れたりと、何とも便利な音楽生活が当たり前になってしまったが、その分過去ものをどんどん捨ててる感じ。CDやレコードのライブラリを何かないとわざわざ見なくなったし。Macの中に大抵入れ込んでるし、そこに無ければネットを漁るし、自分でCDを持っててもネットで漁ってる。だからライブラリは自分の記憶の形でしかなく、音として機能しているケースが減っている。よろしくないのかだからこそ記憶の中にあるのか。そういえばコレ、持ってたっけ?みたいなのもあるけどあまり問題なく聴いてみよう、って聴けちゃう環境。
Artwoodsという1966年のバンドの唯一作「Art Gallery」は話題的にはいくつもあって、知ってる人は知ってるけど、鍵盤にジョン・ロード、ドラムにキーフ・ハートレー、ボーカルでバンドリーダーにはロン・ウッドの実兄のアーサー・ウッドが組んでいたバンドで、しかもプロデュースはマイク・ヴァーノンという布陣。この後のロック史からすると黄金の面々が揃ったアルバムだが全く売れなかったらしい。1966年だからモッズムーブメントもあってジョン・ロードのオルガンもあるし、モロにモッズなサウンドに近くて重宝したらしく、ライブもいつも満員だったようだ。確かにドロドロとしたアーシーな雰囲気が漂っているのが特徴的で、それがまたDeep Purpleに繋がるから面白いのが英国ロックの人脈。
当時も今もクールにグリグリして腰で踊れるサウンドだからカッコ良いと思う。ジャケットもこの時代から標的マークだし、The Whoの戦略とは違って本物のモッズだったバンドだし、それにしてもジョン・ロードのオルガンが目立つ。

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