Rainbow Ffolly - Sallies Fforth (1968)

0 Comments
B00093UQI4

 60年代末のサイケデリックムーブメント、ピンク・フロイド然り、ザ・フー然り、もちろんビートルズ然り、ストーンズ然り、とロックの大御所と呼ばれるようになったバンドはこの頃に洗礼を受けて、且つ独自のサイケデリックの解釈をアルバム単位で表現している。プリティ・シングスもそのひとつ。そんなところからプログレも出てきているけど、一方では超ポップも特徴的に出てきている。

 さて、ビートルズの名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」並に楽しいRainbow Ffollyというバンドの唯一作品「Sallies Fforth」も聴いてみてほしい。アルバムリリースは1968年なので、ちょっと遅れてのサイケデリックポップの登場になるかもしれないけど、その分洗練されており、アルバム全体感がザ・フーの「セル・アウト」並にコンセプト的に面白おかしく作られていて更にポップさが増しているから聴いていると非常に楽しい気分になることは間違いのないところだが、その分きちんとセンスあるメロディを聴かせてくれるしアレンジもそんな調子なのでよろしい。

 バンドとして才能あるかはよく分からないけど、少なくとも音作りという面で革新的なものから発展させて独自のフィーリングを持ち得たのはあり、何かが足りないから何度も何度も聴くアルバムにはならないけど、多分それは各楽器のインパクトかもしれないし、かなり歌とコーラスワークで雰囲気を作っているところがあるから。

 ジャケットも正に時代を反映したサイケデリックにカラフルに仕上がっていて昔から気になっててSee For MilesからCD出た時に聞いたが、アナログ盤は見かけなかった。それでも十分に楽しめるので、カラフルサイケポップ好きな人にはかなり好反応のRainbow Ffolly、時代の象徴です。





60sUKRock
関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply