Electric Light Orchestra - No Answer (1972)

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 60年代のカラフルなサイケデリックポップ感覚に育てられたとしか思えないジェフ・リンとロイ・ウッドによるウルトラカラフルなポップバンド、ELO。正式名称エレクトリック・ライト・オーケストラ。オーケストラだ。こんなにカラフルなオーケストラもそうそうないが、実はあまり通っていない英国メジャーバンドのひとつ。そろそろ本格的に手を出しても良いかと思ってはいるけどポップすぎてあまりマジメに聴けないのかも。

 さすがにファーストアルバムはちょこちょこと聴いてて、完全にビートルズ的、もっと言うならば全部「エリナー・リグビー」で占められている印象。しっかりと効果音やストリングスのカラフルな楽器が散りばめられて、えらく聴きやすい。それでも中後期になると更にポップさを増してチャートの一位獲得していたから凄い。これ以上ポップはあるのか?と思うレベル。

 ジェフ・リンの才能はアチコチで聴けて、トラベリング・ウィルベリーズでのポップ具合も好きだけど、その甲斐あってビートルズのアンソロジーシリーズのプロデュースと名誉に肖るような仕事まで行うから好きこそモノの上手なれ。はっきり云って天才。そんなジェフ・リンの前身バンドはザ・ムーブ。このファーストアルバムもジャケットは凄く良い。インパクトある。中身がホントに聴きやすいポップス。でもヒネてるから脳天気ではない。もう一人の主要人物ロイ・ウッドも後にウィザードで出てくるけど、また変人で、奇才変人がこのバンドを物語っている話はよく聞く。音的にそういうのも確かに感じるトコあるけど英国的と云えば英国的で面白い。

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(ChatGPT版)

 Electric Light Orchestra(以下ELO)は、1970年代から1980年代にかけて活躍したイギリスのロックバンドであり、その独創的な音楽性と斬新なサウンドで知られています。彼らのデビューアルバム『No Answer』は、その後の彼らの作品に大きな影響を与えた重要なアルバムの一つであると言えます。

アルバムは、オーケストラとロックバンドのサウンドを巧みに融合させた、斬新な音楽性が特徴です。オーケストラのストリングスをフィーチャーした曲や、ビートルズの影響を感じさせるメロディーを持つ曲など、多彩な楽曲が収録されているが、曲のアレンジが時に過剰で、オーケストラの音が曲を邪魔しているように感じる場合もあり、アルバム全体を通して、リズムやテンポが一定しておらず、聴衆を引き込む力に欠ける面があります。

さらに、アルバムのプロダクションについても指摘すべきで、音楽的なアイデアは素晴らしいものの、録音の際に発生した問題によって、曲中の音が録音時に歪んでしまったため、ノイズが入り込んでしまっている箇所がいくつかあり音質が良くない。

でも、「10538 Overture」や「Mr. Radio」、「Queen of the Hours」は、エレクトリック・ライト・オーケストラの代表曲として知られているし、「The Battle of Marston Moor」や「First Movement (Jumping Biz)」など、オーケストラのサウンドを前面に出した曲も存在し、音楽的な幅広さを見せつけています。

総合的に見て、ELOのデビューアルバム『No Answer』は、その後の彼らの音楽活動に大きな影響を与えた重要なアルバムであり、彼らの独創的な音楽性を反映した作品であると言えます。欠点もありますが、優れた楽曲や斬新なサウンドが収録されたことで、多くのファンを魅了しました。そのため、このアルバムを聴くことは、ELOの音楽的な発展を知る上で重要な一歩と言えます。

また、このアルバムは、バンドのリーダーであるジェフ・リンの音楽性を象徴するもので、オーケストラのサウンドとロックのサウンドを融合させた音楽性で知られており、それがこのアルバムにも反映されています。さらに、彼の優れたプロデューススキルによって、独創的なサウンドが生み出されました。

総じて、『No Answer』は、ELOの初期の傑作の一つであり、彼らの音楽的な発展に欠かせないアルバムと言えます。優れた楽曲と斬新なサウンドが特徴であり、ELOの音楽性を理解する上で重要な作品です。その欠点や制作上の問題点を克服しながら、彼らはその後の作品において、より大胆で複雑な音楽性を追求していくことになります。



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フレ
Posted byフレ

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