Bud Powell - The Scene Changes (1958):
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バド・パウエルが1958年にブルーノートで録音した「ザ・シーン・チェンジズ」はジャケットとブルーノートなだけで聴くし、ジャケットでジャズのレコードも買ってたから歴史的背景も知らなくて良かったけど、今はすぐネットで背景が分かるから良いか悪いか…、バド・パウエルの「ザ・シーン・チェンジズ」は下り坂の頃の作品で名盤扱いはされていないが、もっと前のバド・パウエルを聴いている人には物足りないらしい。ただ、「ザ・シーン・チェンジズ」から聴くと全然凄いし、50年代後半の録音が一番熱かった時期と勝手に思ってて、何枚かレコードが並んでいると大体その辺を聴いてしまう。
バド・パウエルの「ザ・シーン・チェンジズ」は、一曲目は耳にした事のある人が多い「クレオパトラの夢」が入ってて、好みなメロディで、バド・パウエルはピアノ弾きだからホーンに頼らずひたすらドラムとベースのトリオで音が紡がれていく。バックを務めるポール・チェンバースとアート・テイラーのトリオの楽しさはそれぞれのプレイヤーの掛け合いが音色が異なるから音に余裕がある感じで聴けるし、音が詰め込まれていないからメロディ楽器のピアノが縦横無尽に駆け巡って奏でる忙しさはあるけど、主旋律にメロディがあって心地良く、おしゃれなバーのバックに流していたら凄く似合うしアルコールも進むこと間違いない軽快なジャズ。
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