Xandria - Ravenheart

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 相変わらずゴシックメタル女性ボーカルバンドばかりを聴き漁っているが、あれこれ調べてみるとなかなか面白い事が分かってくる。やっぱり英国のアニー・ハスラム嬢のクリスタルボイスを配したRenaissanceが大元の元祖になっている系譜ってのが見えてくる。それが大体25年経ってから出てくるってのが凄いんだけど、まぁ、その間にはAll About Eveというバンドを挟んで耽美的な繋ぎってことになる。そこから90年代中期になってからヘヴィメタとプログレと女性ボーカル及び男女混成ボーカルってのが定着したみたいだ。故に自分がハマる理由もなんとなく分かる。その流れがヨーロッパ的耽美趣味、ゴシック趣味に相通じてヨーロッパ全土で流行のメタルサウンドになった。自身のルーツに気付いたってことか。それで漁ってみるとやたら多いって事が分かった。ただどれもこれもってワケじゃなく、やっぱりそれはそれなりにレベルの高低があって、国を代表するようなバンドばかりだからレベル高いのも事実。う~ん、なるほどなぁ…、ってことで今回はドイツから。

Ravenheart Salome: Seventh Veil

 Xandria「Ravenheart

 2003年にドイツから登場したこのXandriaも女性ゴシックメタル系バンド。あまりゴシック的な感じではなく、もっとポップな美しいサウンドを歪んだギターとオーケストラを中心に出した感じ。リサ嬢の歌が少々弱い気がするけど、まぁ、その分バックの楽器も結構軽め…というのか聴きやすいサウンド作りになってて、今までのドイツからのバンドとはちょっと異なる印象。この「Ravenheart」はセカンドアルバムで、所々のリフとか硬さはドイツだなぁと苦笑いするけど、割と好みのサウンドかも。バラード的な歌ではピアノとストリングスをバックに歌い上げているのでモロに70年代英国プログレの小曲的な感じでよろしい…。そういうところがハマるんだよね。音も綺麗だし。他の曲もハードだけど重くないってのが多分ホンモノゴシック好きのファンからは疎まれる点かもしれないけど初心者にはかなり聴きやすいので良い。…が、多分そのうち飽きる音だろうなぁ(笑)。

 このバンド、日本語だとキサンドリアなのかな?ザンドリア?キサンドリアだよな、ドイツ語読みだと(笑)。いや、ま、いいんだけど、このアルバムのジャケットに写る女性がリサ嬢で、赤毛のドイツっ娘って感じでまだ若いんじゃない?もっとも4年も前の作品だから今はそこそこのオンナになってることだろう(笑)。そういうのを楽しみにアルバムを追いかけるってのもなかなかいいモンでしょ。しかし赤毛のドイツ人って「ラン・ローラ・ラン」を思い出すな…。

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フレ
Posted byフレ

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