Johnny Winter - Johnny Winter (1969):
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1960年代末、世界中が変化していた最中にロックの世界も激変しており、アメリカではベトナム戦争の真っ只中で妙な時代だったからこそサイケデリックやドラッグでトリップする文化が世界中に根付いた。そんな時代でもブルースは変わらずに継承者が出て必ずいつの時代でも注目されるし、60年代末期、ロックの世界ではブルースがもてはやされ、どんなバンドもブルースベースのロックを奏でていた。それは主に英国の話で、米国ではホンモノをリアルで間近に経験してブルースを奏でていたが、その代表はポール・バターフィールドとマイク・ブルームフィールドで、ちょっと遅れて出てきたのがジョニー・ウィンター。
Zeppelinの「Travelin' Riverside Blues」のアレンジがジョニー・ウィンターの「I'm Yours And I'm Hers」と一緒らしいと聞いて、確認してたらハマったが、この話自体は似ていると言えば似ているけど同じ発想もおかしくない程度で、それよりも二曲目に入っている「Be Careful With A Fool」がホワイトブルースの典型。好みの問題だけど、正にホワイトブルースでこういう曲とフレージングこそジミー・ペイジは影響されていると思うし、このアルバムが名盤と呼ばれる理由だが、この人のファーストアルバムもダイヤの原石並みに本質を物語っている。セカンドまではこの路線だからモロにホワイトブルースメンの筆頭。
そう思うとジャケットも凄くカッコ良く見えるし、アルバム全曲がシンプル且つブルージィーで、そこに楽曲の良さは感じないけど歌とギターの良さが一際光ってるから熱くて良い。ライブブートレッグシリーズでは古き良きライブがオフィシャルでリリースされつつあるのでこの人の本来の持ち味発揮のライブを楽しめる。

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