Robert Cray - Cookin' in Mobile (2010):

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 80年代を騒がせたブルースメンはスティーヴィー・レイ・ヴォーンと若きヒーロー、ロバート・クレイ。時代が違っても、ポップシーンに斬り込んで来るブルースメンもいないから知ってる人も多いだろう。90年代に入る前に失速してブルース全体が沈んだ。80年代に活躍したミュージシャンがここ最近良い感じに復活しているのでそんな一人としても数えて良い。久々にシーンで名前を聞いたし。それも2010年にリリースされたライブアルバム「Cookin' in Mobile」が好評なのでアプローチしてみた。

 2010年発売「Cookin' in Mobile」は今や恒例のライブアルバム。しかもテキサス州のライブだから気合入ってる。テキサスはテキサスブルースのイメージが強く、激しくてアグレッシブな印象。だから中途半端なライブ出来ない土地柄のイメージで、そのライブを記録としてリリースするのはよっぽど受け入れられた自信だろう。ロバート・クレイも最近の作品はほとんどライブ盤なので、そのひとつでしかないけど、ライブの出来映えは良いハズ。そんな期待を持って、30年ぶりくらいにロバート・クレイの新作を聴きました。ライブでも新作です。どんな風に進むかも気にしてなかったので再会に等しいです。

 聴いて安心した。こういう方向に進んでたかの実感が第一。安定的でモダンにキャッチーに、決して音に溺れず、タイトにソウルに歌もギターも奏でる最初期に感じたスタイル。ある意味変わっていない独自の路線。ライブは白熱しているし、ギターも歌も熱唱です。スタイルはクールだけど、ブルースメンの表現です。こんなスタイルでテキサスを納得させられる人はそういない。BBキングくらいか。まだ若造のブルースメンだったロバート・クレイも良い年、音ひとつで誰の音か分かるギタリストになってる。ちなみにストラトのサウンドも相変わらず個性的。万人が納得する感動のライブアルバムではないけど、ツボを抑えた見事なライブ。





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フレ
Posted byフレ

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